フィンランドのおじさんになる方法。

  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041018316

作品紹介・あらすじ

それぞれの「大事なもの」を手に入れて、命をかけて、それを守りながら暮らしている愛すべきフィンランドのおじさんたち。不器用かもしれないけど、楽しく一所懸命生きる姿が、あなたのお手本になるかもしれません。

感想・レビュー・書評

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  • ほぼ日のサイトで連載されていたころ読んでいました。
    日本とは風土やお国柄が違ってて、みなさんとても素敵に年齢を重ねられているおじさん(おじさまでなく、あくまでおじさんと言いたい)ばかり。
    …まぁ、そういうおじさんを見つけて取材してきているだろうから、全部が全部、こういった素敵な方ばかりじゃないのだろうけれど。

    書店で見かけたら、買ってしまいそう。
    あ、決して、おじさんになりたいわけではないです!

    ネットで読めるといえど、やはりページを繰る感触は、わたしにとっては必須。
    雪が降りそうなほど寒い冬の夜に、
    ミルクたっぷりのあたたかいコーヒーを淹れて、
    この本を読んだら。
    わたしもこの本に登場するおじさんたちのように、人生を楽しんで、穏やかにやさしく笑えるかな。

  • 色んなおじさんたちへのインタビューがあり、それぞれの個性の違いを感じられてよい。
    写真はとても美しい。
    ただ日記のような、口語調の文体が自分には合わなくて読みにくかった。
    情報源という意味では、サウナについてやロシア・スウェーデンとの関係性など基本的なことが多く既知だったためそこまで新しく得たものはなし。

    自分ももっといろんな人と会ってみたいものだ。

  • おばさんも少し出てきます(笑)

  • なかなか好きだった。いくつかの印象に残った側面。

    1)社会制度的なこと。
    フィンランドの木こりは皆、森林管理局の公務員だということ。
    また、あるいは会社員のパートタイム定年について・・・給与と仕事量が下がることでそれに応じ、年金がもらえる制度

    2)生き方について。
    スルッキさんのように、自分は何がしたいか自問し、地位ではなくDIYを選び取り、あるいはレオさんのように真摯でしなやかな生き方を選び取る人がいる。

    3)サウナの喜び。
    肉体が喜ぶような、解き放たれるようなスモークサウナが水曜はあるから、火曜が好きだという人がいる。
    (日本でのお風呂が、フィンランドのサウナ?)

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著者プロフィール

1969年生まれ。日本大学藝術学部卒業、のちにヘルシンキ大学にて舞台芸術とフィンランドの戦後芸術を学ぶ。1994年秋に渡フィンし、現在はヘルシンキ在住。翻訳や通訳のほか、現地視察や取材のコーディネート、連載などでフィンランドのレポートをする傍ら、今もムーミンとトーベ・ヤンソンの研究を続けている。

「2021年 『トーベ・ヤンソン 人生、芸術、言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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