就職相談員蛇足軒の生活と意見

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041018354

感想・レビュー・書評

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  • 就職の決まらない大学院生が就職相談員で
    嘘道家元蛇足軒の秘書になり、
    特殊求職者の就職を見守ります。
    現代日本ではなく、近未来の日本が舞台になっているのでいろいろおかしなことが起こります。
    表紙がカワイイ。

  • 2020.11.21市立図書館
    (松崎有理✕ヒグチユウコなんて長女の好き✕好きすぎて、私が借りてきたのをみて数時間であっというまに読了してた)
    博士号(理学)取得したものの就職先がなく職安通いの春を迎えたシーナがみつけたアルバイト先は「嘘道家元」兼(?)「特殊求職者対応特命相談員」蛇足軒の秘書。風変わりな雇用主の生活とおとずれる人びとをめぐるエピソードの連作短編。舞台「北の街」はこの世界よりちょっと科学技術が進んでいる近未来パラレルワールドのよう。庭の池にいるふしぎな金魚いちゃぽんは代書屋ミクリのサボテンのような気になる存在。
    他人事とは思えぬ博士浪人のシーノの最後の選択は賛否ありそうだけど、まだまだ続きを期待できそうな幕切れに(まだ未回収のこともけっこうあるし…)。続き、あるのかな?

  • かなかなかなかな。
    るるるるるるるる。
    ぽにぽにぽにぽに。
    そしていちゃぽん。
    イイなあ、嘘道弟子入りしたい(笑)
    久しぶりの松崎ワールド、楽しませて頂きました。

  • 2019.11.6 読了


    大学院で珍しい生物の研究をしている
    シーノ。
    就活でも そんな研究職が見つかるはずもなく。。。

    とりあえずのバイトで 嘘道家元の秘書?の
    仕事を見つけ、働き始める。

    てか、嘘道家元て?とか
    ほとんど喋らないシーノとか
    なんかいろいろ設定懲りすぎて
    なんか 入り込めなかった。。。


  • 話のオチがいまいち

  • 文学

  • 大きく話が動く展開があるわけではないけれど、特殊体質な人(?)が就職をしようとするストーリーは、個々人が抱える事情を反映している様子が如実に表れていて面白かったです。

    細かい部分では突っ込みたくなる展開も多いですが、全体として緩い感じで読むには良かったと思います。

  • 先に読んだ理系ホラーと呼ばれる短編集2冊と同じテイストを期待して読んだらちょっと違いました。キャラと設定が狙いすぎ?クールではなくウォーム。ほっこり系が好きな方はどうぞ。

  • この小説を読んで、路地裏の少し不思議な世界に迷い込んでしまったと思った。
    就職できない無口なシーノさんは、頭の中ではとても愉快な妄想を繰り広げている。
    しかし蛇足軒やその周辺でもとても愉快な現実も起きている。
    不可思議なファンタジックワールド。
    とても面白かった。
    そしてキャラクターが可愛い。あまりにも可愛い。
    蛇足軒でお菓子食べたい。

  • 日本と似たような国を舞台にした小説。
    モンスターが適職をえて、イキイキと働いていくのが微笑ましいです。

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著者プロフィール

1972年茨城県生まれ。東北大学理学部卒。2010年に「あがり」で第1回創元SF短編賞を受賞。著作に同作を収録したSF連作集『あがり』のほか、『架空論文投稿計画』『5まで数える』『イヴの末裔たちの明日』などがある。

「2022年 『シュレーディンガーの少女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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