鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐

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著者 : 上橋菜穂子
  • KADOKAWA/角川書店 (2014年9月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041018897

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鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐の感想・レビュー・書評

  • 国語の教科書に出てくるような物語が好きという方や、すこしファンタジックでミステリーな物語が好きな方には、おすすめです。

    映画化できないような想像力あふれる一冊。今まで読んだ本の中で一番大好きです。

    読書すること自体、小学生・中学生の頃から全くなかったのですが、学生の頃の朝読書の読書習慣のおかげもあって、またこの本に出会って読みたい気持ちが目覚めました。最近の流行り本とは違い、本当の読書の楽しさを与えてくれる読む幸せを感じられる一冊です。

  • ファンタジー小説は苦手は分野だが、本書は一気読みだった。500ページ強の上下巻ながら、飽きさせず迷わせず、ラストまで持っていく展開は、すばらしい。本屋大賞 第一位は、伊達ではないです。
    とはいえ、読む際には、先入観、予備知識なしがおすすめ。情報を入れずに、何気なく、どうぞ。

  • 小さな森を抱えて、生きる。

  • 2017/6/6
    ふむふむ。

  • クライマックスにいくまでに幾つもの説明があちこちに飛んで理解するのに疲れた。そもそもすべて理解できたんやろか⁈笑 ロジック的には整合性取れてたんだろうけど疲れたっす。ま、そのロジック布石があったからこそ面白くなったんやろけど。

  • ファンタジーの形をとってはいるものの、医療サスペンスのような、緊迫したドキュメンタリーのような…引き込まれるように読める物語。

    ある岩塩鉱でアウトブレイクした伝染病らしきものが発端。そこで生き残った者、正体をつきとめようとする者、主人公はこの二人。
    病とは何か、生き残る者と斃れてしまう者の間にはどんな違いがあるのか。
    人間と動物、植物、菌――浮かび上がる生き物同士の連鎖。
    国や民族といった人間たちの間の問題も絡み合って、壮大な物語が展開していきます。

    二人の主人公がしっかりとした軸になり、もたつくことなく進んでいくのできちんとついてゆける。
    設定も現実世界と程遠いものではないし、何よりも時間が行きつ戻りつしないところがいい。また、伏線をにおわせるような思わせぶりな言い方もしない。
    無駄をそぎおとしているのに豊かに広がる空想の世界。
    本屋大賞も納得です。

    ファンタジーに対して、少し二の足を踏んでいる人でも抵抗なく読めそうです。

  • いやぁ、すごかった…というのが読後の素直な感想。自分の体内にも一つの世界があり生きている細胞や生物がいて闘って勝ったり負けたり消えたり生まれたり、しながら未来や地球(宇宙)と繋っている。そう思うと自分の身体が光って輝いて見える。読み終わって振り返ると物語冒頭の鎖に繋がれた囚人の頃が懐かしく思う程かなり時間が経った感じ。ユナちゃの存在が物語全体を明るく照らす。

  • タイトルの意味を考える。
    文中で鹿の王について、主人公の父親の言葉と、主人公の思いが出てきたけれど
    再読したら、また違う印象をうけそうな。。

    バルサのように、外伝があると嬉しい終わり方。
    でも希望がありそうで良かった。
    独りになるかとハラハラしてたので。

    黒幕の若者の思惑が意外というか、思いつかなかったというか。
    それまで登場した人たちは王族だったり、頭だったりとトップの考え方をする人達が多かったので。。。

    それぞれの登場人物が主人公になり得るお話だったので、色々想像する。

    後書きで、上橋氏が本当に苦労して、辞めようと思った、とあったので、 ヨカッタ読めて!!!有難うございます完成させてくれて!!! と感謝。

  • 4.0 民族間の対立、宗教と医療、テロなどなど。いろんなものが描かれている話し。『鹿の王』の意味は深かった。

  • (上巻に同じ)
    ファンタジー、医療小説、政治社会小説
    賢くあるべき立場にある人が、ちゃんと深い思慮と賢い行動をとっており快い。

  • 上橋菜穂子さんが構想に3年かけ、出来上がった作品。
    ファンタジーで、時代も国も架空でありながら、テーマは、今の世界にも通じる普遍性が。

    絶大な力で統治したもの、されたもの。広い国土はそれぞれに生きる生き物も、人々の生活様式も、目には見えない微生物までも違う。累々と続いてきた文化の中には、本人たちが知らないでしてきた身を守る知恵の集積。

    あるものには敵が、別のものには味方。
    どれが悪人でどれが善人、そんなことは見方が変われば常に変わる。

    言語も文化も、価値観が違う人々が、平和に生きてゆくには。生と死、善と悪、表裏一体のその間には何が存在し、存在しないのか。

    物語が進むと、今の世の中にもある不条理、息苦しさの意味が同じだと感じる。そしてその解決策は何か?

    あなたは答えを読み解けるだろうか?

  • 図書館で。上下巻一気読み。
    助けられる人が助ければ良い、という台詞はすごいな。確かに自分の事で手一杯な人間が中途半端に溺れる者に手を出したら被害は増えるんだもんなぁ。そうやって考えると英雄なんて持ち上げる考え方を唾棄する主人公のお父さんはすごい。

    命というものは同じように見えても全てが特別で唯一の存在である、というのは知っていると今後の人生で不思議と何かの折に役に立ちそうな知識だなぁ。
    種族を越えても知識が伝わることにより仲間意識が芽生えるっていうのは素敵なことだなあとしみじみしながら読み終えました。

  • おもしろかった。
    上巻の最初らへんは話があっちいったりこっちいったりしたので、入り込むのに少し時間がかかったが、
    そのうち一気に読み進めることができた。
    比較的、登場人物の年齢が高い上に、
    それぞれの抱えている哀しみが大きいし、病というテーマが
    国の情勢やらもかかわってきて語られるために、
    全体として話が重い。
    あいかわらず、食べ物がおいしそうで、
    大御馳走じゃなくても、たべてみた~いっと思わせる。

    私の身体の中でも、
    いろんな国のいろんな兵士が闘ってる、
    変化したり、勝ったり、負けたりしてるのかもなあ、と思う。

  • 本屋大賞も取った有名なファンタジー小説。感想は上下あわせてのものです。
    面白かったんですけどね、、、でも思ってたほどでもなかったかな。舞台設定は確かにファンタジックではあるけども、内容は近代医学とバイオテロ的な話に他ならないわけで、別にファンタジー世界じゃなくても、と。むしろファンタジーな世界観でひたすら医学的な話や領土問題とかでてきてその違和感が通常よりもむしろ大きく感じてしまった。世界観取り払ったら別に凡作っぽいし、じゃあ世界観とマッチして・・ということもないし。。。うーん。

  • とてもよかった!
    哀しく切なくなる現実を突きつけつつ、
    どこか温かさが流れている、そんな印象。

    為政者、医術者、司祭医、
    原住民、移民、動物、病素。
    様々な視点の正義と意思があり、唯一の正解はない。
    むしろ、ある視点の正義は、別の視点では罪になる。
    神様次第、という諦観の中で、
    それでも自分の正義を信じてもがくことが、
    生きるということなのかもしれない。
    そして、死ぬことで生きる命もある。。。

    「多様性と共生」が一貫したテーマに感じた。
    体内の細胞と病素もそう。
    自然界の食物連鎖や環境変化に伴う変異もそう。
    群れや氏族の「王」の役割もそう。
    様々な氏族を束ねる国もそう。

    ちなみに、
    図書館では「児童書」扱いで驚いた!
    「大人も読めるファンタジー」というレベルではない。
    私は人に本を薦めることはあまりしないけど、
    この本なら自信を持って薦めることができます!

  • 生きることには、多分、意味なんぞないんだろうに。在るように在り、消えるように消えるだけなのだろうに。

  • 「鹿の王 下」

    すごいお話でした!
    ファンタジーなんだけどすごく現実的!
    最後は悲しくて切ないけど、なぜかこれでよかった!
    あれこれ絶対大丈夫!と思わせてくれるエンディングでした!

  • 面白かったです。

  • 疾走感のあるストーリー。
    自然と共に生きる人々を描くことで、自然の理不尽さ、生命の力強さが伝わってきた。
    もがき、苦しまなければ、「生きる意味」を見つけることができない

  • いろいろな人の思惑が、複雑に絡み合っている物語。
    下巻に入ってからは目線がちょくちょく変わるので読みにくいところもあったけれど、ヴァンとホッサルが出会ったところからは一気に読めた。
    巻頭に地図が欲しい。

  • ファンタジー
    書者の3つの理由が必要が良かった

  • 攫われた子を追いかけた2人。
    その先で出会ったのは懐かしい人と、医師と
    驚きの真実だった。

    どんどんと人が繋がっていき、目的が見えてくる。
    と思ったのに、それがまた二転三転。
    どこまでも安息はなく、どこまでも疑っていく。
    気がつかれないよう、目的を果たせるよう
    用意周到に計画を立てる相手もすごい。

    医学もものすごく深くなっていきますし
    そこに対しての驚きの真実。
    思わぬ所からの野望が、うっかり手助けをした、と
    いう風にも見えます。
    ある意味、運が良かった?

    そして去って行った彼を追いかけて行った4人。
    彼らが彼と巡り合えたのか…想像力を
    描き立ててくれます。

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鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐の作品紹介

何者かに攫われたユナを追うヴァン。同じ頃、医術師ホッサルは移住民に広がる謎の病の治療法を探していた。ヴァンとホッサル。ふたりの男たちが愛する人々、この地に生きる人々を守るため、選んだ道は――!?

鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐のKindle版

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