- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041019450
作品紹介・あらすじ
刑事を辞め、心霊専門の探偵を始めた後藤に持ち込まれたある相談。そのころ、樹海では大学生のカップルが腐敗した遺体を発見し――!? 八雲に迫る最大の危機、物語はシリーズ最高潮のクライマックスへ!
感想・レビュー・書評
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シリーズ9作目。
警察を辞めた後藤も、結局のところはこれまで同様石井や宮川、真琴などと一緒に捜査していた感。
八雲の心持ちが変化している様がよく分かる。
そして美雪がやはりかんでいて、危険な香り。八雲の眼は大丈夫だろうか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
八雲の高校の同級生とその妹、
樹海で見つかった他殺体、
2年前に宗教団体へと変貌した組織…。
3つの事件が1つにつながるとき、
見えるのは光か闇か…?
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心霊探偵八雲シリーズの本編9作目です。
3つの事件がどうつながるのか、読みながら推理をしてみたものの、最後には自分の手札以外の情報が次から次へと明かされてつながっていってしまい、うなるばかりのわたしでした。
今回、印象的だったのは八雲が自分の考えや気持ちを晴香に語る場面が比較的(“比較的”ですよ(苦笑))、多かったことです。
八雲も晴香も、後藤(元)刑事も石井刑事も、内面や関係性がすこしずつ、変わっていっていることがよくわかるお話でした。
しかしラストでは八雲に思いも寄らないピンチが…!
そしてその出来事が、10巻の展開にどうつながっていくのでしょうか…?
ドキドキの次巻です。 -
再読。
後藤さん警察辞めてからの方がいい感じ。
石井さんもいい感じだし。
再読してからというもの、以前は気にならなかった後藤さんの警察官らしからぬ言動の数々が本当に気になって、全然話に感情移入出来なかったんで…。
そのまま10巻に行きたいところだけど、発行順から行くと次はアナザーかな。 -
8巻を読んでから10年以上経ての9巻目。読んだ端から忘れる私にしては、これまでのあらすじを割と覚えていたのに驚き。やっぱり、このシリーズは良い。今回のストーリーも悲しくもあるが愛が詰まっている。一瞬ではあるけど、気持ちを素直に言葉に出し始めた八雲、そしてそれぞれの想いを持って八雲と共にするメンバーに目頭が熱くなる。中でもやっぱり後藤さん、好きだなぁ。
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登場人物みんなが最初より少しずつ変わっていって、お互いの信頼がどんどん深まっているのを感じた。
愛ゆえに人は過ちをおかしてしまう。普通の日常の一歩外側には、思いもしないことが溢れているのだろう。
ぼくにとって、その声が、光になった・・・・・・呼んでくれて、ありがとう -
高校時代の八雲に
「自分も霊が見える」と公言していた
クラスメイトの蒼井秀明。
そんな彼の妹・優花がある日
暴漢によって意識不明の重体を負う。
病室の枕元に立つ犯人の霊を見た
という秀明の申告は当然ながら
警察に信じてもらえない。
一方、優花は八雲のもとに幽体で現れ
「救って欲しい」と言葉を残す。
このまま長く本体に戻れなければ
優花は本当に死んでしまう。
八雲は晴香らと一緒に調査を始める。
そして犯人と思われていた男が
自殺していることを突き止めるのだが…。
「本筋」の続きは2年ぶりじゃない〜♥
今回も、安定して面白かった。
ちゃんと話が前へ進んでいるので
八雲君が変わっていってるのを
見るのは楽しいけれど
作者さんの中では着地点も決まっているのかな。
上司が後藤さんじゃなくなって
寂しいながらも自力で頑張る石井刑事。
この人も少しずつ力をつけています。
精神的にね(体力は…) -
05月-12。3.0点。
樹海で死体を見つけたカップル。八雲の高校時代の同級生の妹が、暴漢に襲われる。関係ないと思われた二つの事件が交わるとき。。
樹海の死体遺棄事件には、両目が赤いあの男の影が。
一気読み。事件の糸の、ほどき方が旨い。次作も期待。 -
だんだん、推理ものっぽくなってきた!