土方歳三 (上)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041019825

作品紹介・あらすじ

多摩に生まれ、乱暴者として周囲の手を焼かせながらも、歳三の胸には熱い思いが煮えたぎっていた。「強くなりたい」。近藤や沖田と出会い、運命は大きく動き出していく。「鬼の副長」になるまでの成長を描いた上巻。

感想・レビュー・書評

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  • 前半はあっさりと進んでいて、あんまり感情移入できず。燃えよ剣が読みたくなった。

  • 富樫さんの「土方歳三」という事で、“すっごくカッコイイイ土方さんが読めるのでは!”と、かなり期待して読みました。
    話として読みやすく、もちろん土方さんもカッコイイのですが、何となくアッサリした展開で、自分がハードルを上げすぎたのかな・・・と思いました。
    とはいいつつ、楽しんで読めますので、下巻にも期待します。

  • この小説はあくまで土方歳三という人物を描いたものであって、新選組を描いたものではない。
    もし、乙女ゲーム等で彼に興味を持ってこの本を読もうと思う方がいたら、それほど新選組のメンバーが出てこないことをご注意させていただく。

    少年期、青年期、そして浪士組として京へ行くこととなり、池田屋事件で名前が世間に知られることになるまでがこの上巻。

    今でいうところのニートの土方がどう道を切り開いていくのかは、どちらかというと男性読者の方が共感できるかもしれない。(これは仕方ないですねぇ)
    伊庭八郎が好きな人には彼の出番が多いのでうれしいかも知れないですよ。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 上巻。土方歳三が11歳で奉公に上がったときから、池田屋の事件まで。
    土方歳三の若い頃から描かれており、読み応えあり、面白い。

  • 「函館売ります」に続き、富樫倫太郎の小説は2作目。最近はちょっと読んでは積ん読にし、果ては読み始めなかったことにした小説が山ほど合ったが、本書は面白くてついつい引き込まれてしまった。

    理由は私の知っているジャンルであったり、興味のある世界であることが挙げられるだろうが、少し読むだけで展開が起き、ついついのめり込むような、山場がたくさん連続するような書き方ゆえなのだろうと思った。

    私的基準で言えば感動にかけるので、上巻は星四つ。でも面白い。下巻に期待。

  • 新選組、そして激動の幕末を描く。
    土方歳三や新選組について読みたかったので、子どもの頃から最期まで、上下巻で描かれた本書はぴったり。
    土方歳三や近藤勇は、ちらほら身勝手さが見えてちょっと共感しづらかったが、沖田総司が魅力的だった。

  • 図書館で借りた本。
    軽く読めて所々クスッと笑えるところがある。原田や斎藤がもう少し出てきてもいいのではないかと思った。

    この作品の沖田総司も結構好き。どの作品でも沖田は飄々としていて、穏やかに笑みを浮かべていると思えば躊躇いなく人を斬る、その二面性が好きだ。

  • 土方さんファンなので、以下かなりのひいき目な感想です。すみません( ^ω^;)

    土方さんの幼少の頃から池田屋までの話。徐々に悪ガキが成長していく様に、憎めない部分や人間味が感じられてわくわくしました(*´ω`*)へそ曲がりだけれど仲間思いで、女性には一途。組織のために鬼となり(拷問シーンは本当怖かったけれど)、冷静に周囲を見て仲間をなだめる事もできる。そんなカッコよさの中にも、照れるとふてくされたり、俳句が…うん、イマイチだったりと愛嬌のある部分もある。やはり土方さんいいですね!(*´∀`*)物語としては、京都に入った辺りからは事件も多くなり始め、新撰組全体のお話になったので、土方さんの視点(心情)を深く読みたかったかな?と欲がでたりしましたw伊庭さんとの話が結構あったりして、楽しめました★2016.2.18読了。

  • 多摩に生まれ、乱暴者として周囲の手を焼かせながらも、歳三の胸には熱い思いが煮えたぎっていた。「強くなりたい」。近藤や沖田と出会い、運命は大きく動き出していく。「鬼の副長」になるまでの成長を描いた上巻。

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著者プロフィール

1961年北海道生まれ。98年に『修羅の跫』で第4回歴史群像大賞を受賞しデビュー。以降、時代小説や警察小説を中心に活躍。本書はドラマ化もされた「生活安全課0係」シリーズの主人公・小早川冬彦が、警視庁本庁から日本各地へ活躍の場を広げていくシリーズ第2弾。著書に「SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室」「スカーフェイス」「警視庁SM班」などのシリーズ他多数。

「2023年 『スカイフライヤーズ 警視庁ゼロ係 小早川冬彦Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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