みだれ髪: 附みだれ髮拾遺 (角川文庫クラシックス よ 1-4)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041020104

感想・レビュー・書評

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  • 内に秘めた情熱を感じる、清新な歌集だ。
    まだ「生活」を知る前の、若き空想の中で存分に生きる、晶子の姿が思われる。

  •  改めて読むと結構ドロドロしていて、どきりとさせられる歌が少なくない。

  • 図書館から借りました


     短歌。
     有名どころ。

     情熱的な恋の歌。
     どうにも、内輪ネタが多いのだが。(白荻と呼ばれていた晶子、白梅、芙蓉、そしてライバルの白百合・・・。注を見ないとわからん。

     この中で気に入りは。
    「むねの清水あふれて つひに濁りけり 君も罪の子 我も罪の子」(ごろが良い
    「あえかなる 白きうすものまなじりの 火かげの栄(はえ)の 咀(のろ)はしき君」(恨み言っぽい
    ●「いさめますか 道ときますか さとしますか 宿世のよそに 血を召しませな」(いくら言われようが聞かないよ、って感じ。
    「八千草の 色よき花に よそはれて 柩(ひつぎ)にねむる 友うらやまし」(綺麗な歌だなー
    「恋人のやさしき胸に恁りそひて 笑みつつ逝(ゆ)きし 君は幸あり」(羨ましいの?

     とくに●。
     身内や友人達に不倫はダメだよ、とか言われたりとかして、晶子がむかーっとして言い返した感じがする。

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著者プロフィール

1878(明治11)年大阪府堺市生まれ。堺女学校に進み、「源氏物語」などの古典や、尾崎紅葉・幸田露伴・樋口一葉の小説を読む。1900年、後の夫・与謝野鉄幹が主宰する新詩社「明星」に短歌を発表し、翌年処女歌集『みだれ髪』を刊行、大きな反響を呼ぶ。1942(昭和17)年死去。

「2008年 『全訳 源氏物語 五 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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