七色の毒 刑事犬養隼人 (角川文庫)

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著者 : 中山七里
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年1月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041020463

七色の毒 刑事犬養隼人 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • タイトル通り7つのドロドロしたミステリーが収録された本。どの作品もこの人が犯人かぁと思ったあとで本当の黒幕が現れる。特に印象に残ったのは「黒いハト」まさかの犯人。その理由も罪悪感の全くない怖いもの。ラストで、ホロリとくるものと、ゾクッとするものと両方あって面白かった。

  • 題目通り,七つの色にまつわる,人から染み出す毒を,刑事犬養を軸に描く.いずれの物語もどんでん返しミステリィとして堪能できる.短編集と侮る無かれ.

  • 中央自動車道を岐阜から新宿に向かっていた高速バスが防護柵に激突。1名が死亡、重軽傷者8名の大惨事となった。運転していた小平がハンドル操作を誤ったとして逮捕されるも、警視庁捜査一課の犬養は事故に不審を抱く。死亡した多々良は、毎週末に新宿便を利用する際、いつも同じ席に座っていた。やがて小平と多々良の過去の関係が明らかになり…。(「赤い水」)人間の悪意をえぐり出した、どんでん返し満載のミステリ集!

    シリーズ第二作は短編集。むしろこちらの方が切れ味が良いと思う。一部リアルさに欠ける部分もあるが、そこは目をつぶるとして。

  • 2017年35冊目。
    再読なのに、むしろ2回目の方が面白く読むことが出来た。
    短編集でも魅せるな、犬養。
    まぁあたしの中ではもうすでに=沢村一樹なのだけどww
    改めて、最初の「赤い水」、そしていくつもの毒を味わって最後の「紫の供花」で締める。
    うーん。やっぱ好きだなー中山七里。
    個人的にはやっぱり認知症患者の殺意の立証は結構気になるなー・・。

  • 「赤い水」と「黒いハト」は現実の事故やイジメのニュースを想起させる。
    特に「黒いハト」の結末は実際にありそうで吐き気がする...犬養さんが春樹に容赦なくてよかった、スッとした。
    一番は「黄色いリボン」
    冷食を温めるだけの夕食に感じた微かな違和感。やっぱり、まともな両親じゃなかったかー。
    しかし、たった一万程度のお金のために子供を罪に巻き込むなんて…そんなものなのかなー。

    どの作品にもたくさんの犯人がいる。
    法に触れるかどうかではなくて、未必の故意とか、そこにすら行きつかない悪意や罪が、この世界にはたくさん溢れているということなんだろう。
    そういう悪意を見逃さない犬養さんは優秀で、正しくて、カッコいい。
    唇の端だけで笑う犬養…想像するだけでニヤけてしまうな。

  • 7つの色にちなんだ毒、つまり人の悪意を描いた短編集。人の心の黒いところをむき出しにするので、ある意味イヤミスとも言えます。
    どの話をイヤだと思うかは人それぞれだと思いますが、個人的には「青い魚」が最もイヤでした。

  • 犬養隼人第2弾。短編集なので少し物足りないのは否めない。
    7つの色にたとえた殺人事件の話。1つ1つはとても面白かった。ドラマ化された「白い原稿」が読みたくて第1弾から読んだのだけど、、おおお、もう覚えてない。そんなに印象に残らなかったなあ。短編なので犬養さんの出番もちょっと。

  • 単純な事故に見せかけて実は仕組まれた殺人だった。というところまでは素人にも予想はつくが、いずれの話ももう一捻りあるので、してやられた!と感じてしまう。

    全体的に若い犯罪者や表向きは真面目で穏やかな犯罪者が目立った。本当に怖い人は案外優しい顔をしている。

  • 短編集なので、ちょっと物足りないけど読みやすい。
    全てに人の二面性がテーマになっている。

  • 善人は、たちまち悪人になりえる-。「切り裂きジャックの告白」の犬養隼人刑事が、「色」にまつわる7つの怪事件に挑む、ミステリ連作短編集。

    始めの数編を読んで、短篇なのに必ず最後にどんでん返しがあることに驚く。以降はオチを予測しながら読んだけど、それで楽しさが薄れることはなかった。中山七里の器用さに脱帽。
    (B)

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