- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041021330
作品紹介・あらすじ
女子高吹奏楽部の生徒たちが、放課後の練習中に一斉に姿を消した! 生徒たちが気がつくと、そこは現実社会とは似て非なる、ある法則に乗っ取られた謎の孤島だった――!?
感想・レビュー・書評
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部活中にいきなり不思議な島に飛ばされた、女子校吹奏楽部員たち
不思議な島での生活は、猜疑心からの分裂と、謎の先住民達との同盟と裏切り
虚数、実数、複素平面、i属性
中盤からの数学的な不思議さは、自分にはなかなか理解てきなかったが、それでもストーリーとしての面白かった
その世界の水や食料を食べると属性が変わるというのはよもつへぐいの考え方も含まれているのだろうか
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表紙がホルンとクラとトランペットを持つ女子高生だったので手に取った。吹奏楽部員が校舎ごと異世界に飛ばされるSFサバイバルもので、脱出方法とかは飛ばし読みだったものの、ブラバンのパートごとの特性を活かした内容だったのが面白かった。
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読みやすい!
と思ったら、終盤、マンガで解説数学教室みたいになってきて、評価の星が伸びてないわけはこのへんか。。。と。
久しぶりに、辛かった高校時代の数学の時間を思い出した。
それはともかく、ちょっと無理がある気がする展開かなと思う。
しかしこの題材を1冊に落とし込むのはさすが。 -
出典を詳らかに出来ないため曖昧な記述になるけれど、この作品について著者は語っていた。畢竟ヒトとヒトは分かり合えるのか、それについて、今まで書いてきた小説とは違って物語を極力シャープにした、と。
確かに今までのまほろ作品に見られた衒学趣味は全くと言って良い程出て来ないし(解決篇で必要となる説明は別にして)、ルビもなければ文体のクセもかなり抑えられている。
しかし物語を切り詰めるあまり、序盤の説明がかなりカットされてしまっているのが自分には辛かった。普段のまほろ作品では冗長な程に事件が起きるまでの過程を書いていて、それが後々の物語に説得力を与えていた。それを何故、今回に限って削ってしまったのか。
女子高生たちが校舎ごと全く見知らぬ島に飛ばされる。
全く似た設定で漂流教室があるけれど、あれは漫画。そんな荒唐無稽な設定だからこそ、(視覚に訴えて説得力を持たせる漫画と違い)、そこに至るまでの過程をじっくりと描いて欲しかった。
結果自分は最初から物語に入っていくことができず、その後の展開も余りに目まぐるしくて、ずっと後ろをおいかけるばかりになってしまった。
ついでに、それにインタビューでこの本は二時間くらいで読めますと答えていたけれど、自分は100P/時が限界値なのでこの本を読むのには4時間は要した。自分が特に早い方でも遅い方でもないと思っているので、やっぱりまほろ氏は読むのがかなり早いからあれだけ色々な知識を吸収できているのだろうなと思った。 -
最近のまほろはいずれもそうだが、テイストを維持したままストーリーテラーとしての描きっぷりが大変良い。
今回はミステリ要素は薄く、どちらかというと軽くSF。 しかし、まほろは主要登場人物のバランスどりが巧みで、ゴレンジャーのようなオーソドックスなお約束を体現してる。
あとはまぁ、戦争ゲーム的な要素は少年心をくすぐる。
4- -
読んで良かった。恣意的でやりたい放題。そんな印象。楽しかったのだけど。
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難しいです。
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う〜ん。
ちょっと違いました。 -
2014/11