- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041022467
感想・レビュー・書評
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ファンアイクの描いた凸面鏡に映っている人物は何者か、フェルメールの作品が「天秤を持つ婦人」と呼ばれるまでに至る経緯、モナリザの服が柳(ヴィンチ)模様であるなど、一見それになんの意味が?と思われるものであっても、時代背景や画家の状況などを物語っているなど、読んでみないとわからないものばかり。(読んでもわからないものも)
絵画は難しいな。
95冊目読了。
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児童書ですが、大人も充分楽しめます。
歴史の教科書に載っていない歴史感を感じられて良い本でした。
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暗号というほどでもない。ただエピソード自体はそれなりに興味深い。
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最後の章のゴッホとゴーギャンの話が印象的
ゴッホが考えていたこと、ゴーギャンが考えていたこと・・
もし二人が同じ考えを持っていたのならどんな作品が完成していたのか気になります -
ゴッホの絵はあまり好みじゃなかったけど、興味わいてきた。
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天才画家たちが名画に残した秘密のメッセージはなにか。繊細な取材と果てしない想像力で、人間としての画家達のドラマが表現されている。
ゴッホの晩年、自傷し最後は自殺する狂ったような時期。ゴーギャンは、2ヶ月間をともにする。黄視症を煩ったゴッホは、更に強い黄色を用いてひまわりを描いた。
モナリザは、レオナルド・ダ・ヴィンチが愛人サライに贈ったもの。同性愛だった。
フェルメールの絵画には、背景に絵が飾られている。天秤は平行になっていて、宗教的な意味や性的な意味合いをもたせている。こうした絵画に潜むメッセージは、まだまだ見つかっていないものも多いはず。改めて、美術鑑賞の楽しみ方を教えてくれているようだ。 -
「名画を読む」系もすっかりジャンルとして定着した感があるが、雑学タネ本的なものも多いのに対して、本書は題材を7つに絞り、じっくり腰を据えて書かれている。最新の研究成果も踏まえ、読者に媚びないその筆致は、噛みごたえ充分だが読みにくくはない。類書を多く読んできた方にも、きっと満足できる内容だと思う。
2015/6/2〜6/4読了