礼讃

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
2.54
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本棚登録 : 102
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041024331

作品紹介・あらすじ

早すぎる初潮、母との確執、最愛の人との出会いと初めて犯した罪…婚活連続殺人事件(首都圏連続不審死事件)の被告人が拘置所で書いた衝撃の自伝的小説!

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で予約中

    「少年」が発売されて犯罪者が書くものに
    興味を持ったのだがあちらは読む気にもなれず
    こちらを予約した

    他の方のレビューを読むと
    なんだか読む気も失せてくるレビューばかりだが(笑)
    とりあえず開いてみようと思っている

    ※※※※※

    本が届いて・・・その分厚さと文字の小ささ、そして
    文字の多さに萎えましたが(笑)
    せっかく予約までしたので読んでみることに・・・

    今やっと第一話まで読み終えたところですが
    皆さまのレビュー通りな印象
    なんだか、あんまり仲良くない友達の自慢話を延々と
    聞かされて、さらに恥ずかしげもなく自慢のように
    エロ話まで始めちゃったよ((+_+)) な、感覚。

    さて第二話・・・ 読むのかー・・・ 返却日近いし
    次に予約は絶対しないし、買うわけないし
    でも、ここまで頑張って読んで中途半端も悔しいので頑張ります。

    ※※※※※

    読み終えましたʕ•̀ω•́ʔ✧

    2章もエロ満載だが、喘ぎ声的な描写がないだけまだマシ。
    結局は何が言いたいの?

    自分はお金持ちの家に生まれ
    頭も良く知識も豊富で身体も良い

    だから、多少ブサイクでも男にモテて当たり前

    頭を使わずモテない女は理解できない=頭悪い

    殺人3件に謝罪や反省は微塵もなく

    全ては母親の育て方
    自分を騙した最初の男のせい、とでも言いたいのだろうか?

    女性死刑囚に刑が執行されたのは
    過去に2回のみ、の記述も

    ほんっとにワケワカンナイ╮(•́ω•̀)╭╮(•́ω•̀)╭

    唯一の救いは印税は寄付する。と最後のページに印刷されてたこと


    ある意味
    幸せな人だね



    評価する価値なし

  • 想像していた内容と違ってビックリしました
    複雑な気持ちになりました

  • 途中で読むの中断

    うーん、作り話ぽい感じがあった…

  • 木嶋香苗、1974年北海道別海町生まれ、2009.9、3件の殺人、6件の詐欺、1件の窃盗容疑で逮捕、2012.4さいたま地裁、裁判員裁判で初の女性死刑判決。本書「礼讃」(2015.2)発行時は、最高裁に上告中。(2017.4、最高裁が上告を棄却、死刑が確定)「礼讃」は上下2段、469頁です。2007~2009年、婚活を利用した犯罪、おそらく嘘が上手なんだと思いますが、自伝的な様相で書かれています。さっと半分ぐらい目を通しましたが、これといった思いには至りませんでした。

  • 最近犯罪心理学がお気に入りです。
    またこの本は心理学に長けた天才結婚詐欺師が書いたものなので、興味が湧きました。

    ・どこがフィクションでノンフィクションかは不明ですが、母親との確執はなんだかかわいそうでした。ダイエットさせられたり、交換日記、体罰、言葉の暴力、嫌がらせ。

    ・関谷さんという恋人からのモラルハラスメントの部分は、こんなに心理術に長け計算高い彼女に、そんなことがあるのだろうか。なぜ別の恋人を探さなかったのか。不思議でした。すごく好みだったみたいですが。

    ・幼少期から高等遊民に憧れていたり、きわめて物質主義的だったり。”野ばら”という小説を読んだ時に感じたものと近かったです。まあこれはこの時代の雰囲気だと思います。
    でも、それだけではない。
    趣味が多様なところや、ギャンブル師だったり、計算高かったり、本人の言うように勤勉で凝り性、自己肯定感も強そう。まったく一筋縄ではいかない。

    それに、ものすごくマメ。こんなにたくさんの男性と誠実にお付き合いするのは、すごく忙しいし普通は面倒と思う。しかも、しっかりステディにセックスして、長年にわたり付き合う。ずっと偽名で。自分を含め大体の女性にはこれは面倒くさすぎる作業で、好きな人としかセックスしたくないし興味もわかない、と思う。まずそこで関係が終わる。

    ・肝心の?インターネット婚活や詐欺の話は、「それはまた別の物語...」と唐突に終わる。

    ブログ”上野さんの相談室”より
    「それでは礼讃という本は一体なんなのでしょうか?
    これは彼女の回顧録などという生ぬるいものでは御座いません。
    平成最悪の悪女が男性読者を口説いているラブレター。
    それこそが礼讃の本質であると私は思います。」



    138
    穏やかな笑みを湛える祖母にある目尻と口角の皺が、母にはなかった。皺というものは、加齢より表情によって作られるものではないかと感じていた。
    326
    94年は打ち手として勝負すると決めた。今年は勝負師としての試金石だと思い、様々な博打を試した。やっていける、と思った。
    ピアノ講師の肩書は必要だったので、続けていた。幸いと言うべきか、教室を開いて以来、やめた生徒は1人もいなかった。
    448
    家族がいて、恋人がいて、愛犬もいる。時間とお金の余裕もある。それなのに寂しかった。何故かわからない。どうしようもない重苦しさに心が暗くなった。いつも不安を感じるようになっていた。

  • 息をするように嘘をついてきた女性のことだ、この本に書かれている大半は嘘、というか美化しすぎた過去なのだろうと思う。しかし、家族との関係や、「容姿を褒められることに価値を感じない」というあたり、ハッとさせられ、やはりこの人は底知れないと思う。どこが本音なのかは本人にしかわからないが。

  • 欲により、本当は何を充したかったのだろうか。。。興味深い。

  • キワモノ

  • 連続詐欺&殺人犯と目されて(本人は否定)、現在も獄中生活をしている木嶋佳苗による自伝。
    どこまでノンフィクションで、どこからがフィクションかは不明。

    基本的に文章はうまい。
    また、パソ通、競馬、映画、その他諸々、男性が喜ぶ知識に精通してることが伺える。
    料理上手に床上手、そして小学校時代から始まる数々のもて自慢はどこまで本当かわからないけど、実際それなりにもてたのでしょう。要は親父キラー。
    「私は文楽の人形」と言い切る姿勢は、すがすがしささえ覚える。

    あと、なぜかやたら性描写が豊富。
    正直、彼女のルックスを想像するとグロいけど、それだけ経験豊富なことはよくわかった。。

    そして、高校時代から詐欺に加担するエリート犯罪者であることも告白。
    記述を見る限り、罪の意識は微塵もない感じ。

    きっと、母親との確執が歪んだ殺人モンスターを生み出したのだろう。
    でも、親子関係を乗り越えて全うに生きてる人は数多くいるわけで、連続詐欺&殺人の言い訳にはならないが。
    なので、評価不能。

  • 図書館で借りました。

    ふーん、って感じ(苦笑)
    一応、私小説…とのことなので、評価なしに。
    被害者の関係者の心情を思うと…。

    文章としては上手に書けてると思うし、表現力もなかなか。
    しかし、中身はレディコミ(笑)

    いかに今まで男性が途切れなかったか、愛されたか=貢がれたか、を淡々と語ってくれます。

    複雑な家庭環境も影響はそれなりにあるのだとは思うけど、『高等遊民』になれるほど、時代は著者を甘やかさなかった。

    昔は普通にいたと思うし、アリだったとも思うけど今はそれをするにはなかなかのバックアップが必要になるだろうしね。

    しかし、面白いのが私たちは著者の顔や見た目を知ってるからこの読後感だろうが、これが知らなかったらまた変わってくるのだろう。

    作中で、こんな文章がある。
    『私の事件に多くの女性が反応したのを知って、男性に対して欲求不満や苛立ちを感じている不幸な女性が多いのだなと思った。』
    『自分の人生に不満を抱いている女性たちが、私の容姿や人格的な誹謗中傷をすることで、自らの不安や憤りを回収させている気がした。』

    ここには報道を見ていた時の違和感が少し理解出来た。
    あそこまでやる!⁉︎
    卒アルの写真が一面トップを飾った時は少し引いた…。
    記者も事件の内容と著者とのギャップを図っての事だと思うが、事件にしやすい事件なんだろう。

    再審中だが、判決はどうなるか。
    しかしまた、教養とはなんだろう。

  • 読み始めてしばらくしてから、殺人罪で拘置所に居る人が書いた本だと知った。
    何かの書評で面白そうと思って図書館で借りたけど、詳しい書評は覚えてなかったので全く先入観無しで読み始めた。

    少女時代はこれでもかってぐらい色んなエピソード満載なのに、終わりに近付くにつれ、ドタバタ駆け足で流れてしまって、全体のバランスがイマイチ。

    ほとんどポルノ小説みたいな所がいっぱいだけど、根底は毒親物なのかな。
    父親はすごく愛情豊かなのに、それでもやっぱり子供を歪ませるのかな。

    まぁ罪を犯すに至った原因はわからないけど。

    ただ普通の女の人とはまるで違う、本当に別の生き物ぐらい違う筆者なんで、うまく物事が運んでれば、すごい成功を収めたかもしれない。

    若い時は超お金持ちな愛人が何人もいるのに、30代ではモラハラでお金にも細かい恋人に振り回されたり、幼馴染や最愛の父親などが次々亡くなり、鬱病になったり。
    所詮若さ?と思ってしまう。

    殺人に至る辺りはまた続編が刊行されるのかも?

    幼い頃から相当な読書家だったので、文章は割と上手。

    だけど結局何が言いたかったの?という本だった。

  • もうあかん

  • 殺人事件の被告人の自伝的小説ということもあり、正直なところ、感想が書きにくいが、時代性のある事件でウォッチしていた時もあったので、備忘録的に書いておくことにする。

    おすすめの一冊か?と聞かれれば、469頁2段組みのボリュームで、主人公自身がたいへん美化された、自分大好き目線で書かれたオハナシなので、それでもよければどうぞ、という感じ。
    入試といい、男性とのお付き合いといい、都合のよい経過を細かく描写し、残念な結果をさらっと書き流して、読み手(相手)が勘違いしてしまうような箇所が散見され、こうして人は騙されていくのだろうと思う。

    ちなみに、今現在の事件については、どうやら続編に書かれるようだ。
    本書の書きぶりのままなら、本事件のご遺族や関係者のことを思うと、続編の出版はなくてもいいように思うがどうなるのだろう、と気にしてみたり。

  • 何が言いたいんだろう。
    核心には触れられず…

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