ランウェイ (下) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041024829

感想・レビュー・書評

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  • ファッション業界で世界を股にかけるバイヤーでキャリアウーマンといった感じの主人公真昼のサクセスストーリー。華やかでありながら努力と苦労の連続なのだが、次々と幸運な出会いが続く展開に、少し都合よく進んでる感は否めないのかも。業界の裏側事情が面白い。

  • 面白かった。バイヤーを終えて、自分のやりたいブランドを起ちあげる。
    この本の良いところはちゃんとラブもあって仕事も私生活も描かれていることですな。もううまく行きすぎてるんじゃないかと思う話運びだったけれど、こんな風に私も何もかもを脇において、とにかくゴールに向かって一直線にやり遂げるという経験を積めたらきっと人生変わる気がします。

    ただ主人公が得た分、捨てていかないといけないものもあったんだけれど。

  • 女子が好きそう!後味いいし、上から引き続き真昼の海外での活躍を追っていけるので、とても楽しく読めました。

    津田さん、私はどんなに彼女が気持ちを入れ替えたとしても怖くてなりません。一度罪を犯しているわけなんだから…と幸田真音さんの優しさをちょっと否定的に見てしまいました。

    と言いつつ、私は結構好きでした。働く女性やアパレル業界が好きな方に特におすすめです‼︎

  • ショウが始まるシーンや母とのシーン、ぞくぞく鳥肌が立って泣きそうになった。

    展開は驚くほどシンデレラストーリーだけど、そこはどうでもいい。
    真昼の生き方がかっこいい。

    最後のプロポーズは展開が急すぎて、どうせならもっとちゃんと描いて欲しかったな。。

    でもすごくおもしろかった。

  • 面白いか面白くないかと言えば、間違いなく面白かった。ファッション業界の舞台裏ものぞけたし、仕事に対する主人公の姿勢には憧れるし、そのプロ意識はみならいたい。読んでて元気になれる本かもしれない。

    ・・けど、転校初日にぶつかって喧嘩になった相手が同じクラスで席も隣で、実は学校一のモテ男だった、みたいな流れが随所にあって、若冠、食傷気味。

    最後のプロポーズは、付き合ってもいないし、お互いの気持ちも確かめてないのにプロポーズってどうよ、、というのは一旦置いておくにしても、真昼にプロポーズする前にセレーネとブライダルメイトになる話をしてたり、真昼の母親の同意をとってたりって、私はちょっとひいちゃうわ。。
    まあ、プロポーズ自体は私があんな風にされたら、素直にうれしいと思うだろうけどね。

  • スカッとするバリキャリウーマンの世界
    まさか起業するとわ。

    志とか意志の大事さを知った

    ただ、あーやはり結婚に落ち着くのか、
    最後に女の幸せは結婚なの?
    とも思った。
    真昼が幸せならいいけどね!

  • ファッション界の話って面白い。
    ただものすごく泥くさい。
    泥くさい中で闘う力強さは、わたしが見習わなくてはいけないところ。

  • 舞台はNYへ。迷って悩んで苦しんで、それでも前を向く姿は、やはり清々しい。でも長期戦には休憩も必要です。

  • 初の幸田真音。
    固めのビジネス小説金融系のイメージが強かったけど
    主人公が同年代、ファッション業界、世界で奮闘!!サクセスストーリー!
    な雰囲気だったので、読みやすいかな?と。

    読みやすかったです。
    おもしろかったです。
    ワクワクしました、刺激になりました。

    久し振りにのめり込める本に出会えた感。
    しあわせ。

    人情あるものも好きだけど
    ずっとうまくいっている話より
    挫折や不安も乗り越えて…の作品が結構好きなのかもしれないと、はじめて思いました。

    この作品も最後は人情。
    お人好し、正攻法だけでは、生きていけない。
    だけど、やっぱり人とのご縁とか繋がりとか素敵だな、好きだな、大切にしたいな、と思いました。

    本でも現実でも、挫折や不安や怖さ…色んなものを乗り越えて糧にしている人は強い。
    そして(たぶん)魅力的。
    そんな人になりたい♪


    印象的だった言葉。

    【強ばっていた心では、ものが正しく見えない】
    誰かに頼る気持ちが自分をダメに気がして怖いかもしれない。
    だけど、自分の周囲をよく見なさい。
    本当に大事な人って、案外すぐそばにいたりする。
    失って初めて気がつくのでは遅い。

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著者プロフィール

1951年生まれ。米国系投資銀行等で債券ディーラー、外国債券セールスを経て、1995年『小説ヘッジファンド』で作家に。2000年に発表した『日本国債』は日本の財政問題に警鐘を鳴らす作品としてベストセラーになり、多くの海外メディアからも注目される。2014年『天佑なり 高橋是清・百年前の日本国債』で第33回新田次郎文学賞を受賞。主な著書は『日銀券』『あきんど 絹屋半兵衛』『バイアウト 企業買収』『ランウェイ』『スケープゴート』『この日のために 池田勇人・東京五輪への軌跡』『大暴落 ガラ』『ナナフシ』『天稟(てんぴん)』のほか、『マネー・ハッキング』『Hello, CEO.』『あなたの余命教えます ビッグデータの罠』など、時代に先駆けてITの世界をテーマにした作品も多い。

「2022年 『人工知能』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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