百年法 (上) (角川文庫)

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著者 : 山田宗樹
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年3月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (467ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041027097

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百年法 (上) (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  •  「人間が無限の時間を生きるには、複雑すぎる生き物だ・・・」(P284)なるほど、キムタク主演の『無限の住人』も気になる。詳細レビューは下巻にて

  • 上下巻、数日で一気読みしました。エンタメSF的な設定が好きな人には間違いなくおすすめ。
    人類が永遠に生きられる技術が開発された、近未来の日本が舞台。
    社会が停滞するため、法律で制限を付けようという官僚たち、自分の生命を法律で決められたくない国民たち、議員たち…百年を超えても生き続ける拒否者たち…

    個と、行政と、国民という集団の選択、百年法派反百年法派という対立する立場のそれぞれの思惑、ミクロな視点とマクロな視点から「百年法」という制度が考えられていて、面白かった。

  • 不老不死という圧倒的なノンフィクションであるにも関わらずフィクションと感じさせるような物語でした。登場人物の人間らしい魅力と国の政策の動き、世論の動きはまるで田中角栄など歴史小説を読んでいるような感覚でした。映画化を見て見たい。

  • HAVIにて不老不死を手に入れる代わりに、HAVIを受けてから100年しか生きることが出来ない百年法が作られた未来の日本の話です。それを法律として可決するかどうかを国民投票で決める所から物語は始まります。私だったら賛成に入れたと思います。100年後のことが想像できないので、そう思うのかもしれませんが、期限のない命を持って何を目標にして生きたらいいのか?終わりがない永遠のこの生活に嫌気がささないのか?といろいろ考えました。話はSFですが、改めて生と死について考えました。とても面白くて気づいたら下巻へ!

  • 不老化処置を受けた日本が舞台。
    近未来SFの様な。

    こんな法律は嫌だなー。まず、自分の死ぬ日が明確になっているのが嫌。
    命は無限であってはいけないなと再確認。
    有限であるからこそ、明日を頑張れるんだよなぁ。

    皆がみんな若い姿なのも不気味。
    おじ様、熟女好きにはたまったもんじゃないでしょうね。

  • 医療の発達により不老不死を手に入れたが、秩序を保つために「百年で死ななければならない法」、「百年法」が制定。今後、本当にありえそうな話。長生きしたり、「死」がなくなることにより病んでしまうことは想像に難くない。個人的には既に百年も生きたくない。70才くらい生きれれば十分、と今は思ってるけど、死が近づくと考え方も変わるのかな。そういった心境の変化も描かれていて、ボリュームがあっても飽きることはなかった。下巻が気になる。

  • とても面白かった。
    内容は思っていたところとかなり違うが
    ここまでの世界観はとてもいいです。
    下巻も期待大ですね。

  • ■以前にかちょーが勧めてたのでやっとこ借りれたのでw続き、気になるね。。。。でも一貫して私はちゃんと生きてるいつか死にたいな。。

  • 不老不死というよくあるテーマ。
    しかしその100年後には安楽死の施設に自分の足で赴き、自らの命を終わらせなければならないという期限を設ける事で、一気に人間の「夢の不老不死」から不穏な精神世界と混乱へ転換するテーマがグッと惹きつける。

    自分だったら...想像するだけで身震いする〜

  • 百年法に関わる様々な人々の感性の違いが上手く描かれていて、とても面白い。しかも時代とともに感情も変化していく描き方が素晴らしいと思います。

  • 面白くて1日で一気に読みました。

  • これも、園ママにお勧めされ一気読み。
    パラレルワールド的設定のこういうサスペンス、面白い( ^∀^)

  • 二次大戦頃に不老不死の手術が発明され、それと共に術後100年で死ななければならないという法が施行されたという設定のディストピア。
    物語はその百年法が初めて適用される直前から始まる。

    このワンアイデア、しかも特に突飛ではない設定でこれだけ展開させるパワーは凄い。文庫で上下巻合計1000ページ近い。
    まぁ正直グダっていなかったといえば嘘になるし、何よりオチがアレだが、時代を飛ばしたり目線を飛ばしたりとそれなりに退屈させない作りである。
    連続ドラマとかに良さそう。

    目線が飛ぶといったが、分量も多いしそれなりに登場人物が多い。
    当然政治家、官僚、警察組織、といったものは出てきてそれぞれの思惑で動いている。
    それも面白いが、何よりごく一般的な市民である蘭子と、彼女に直接関わる人達のドラマが秀逸であろう。
    第三部からの布石としてここの人間関係がとても重要である。

    総評。
    大体良いが、オチが酷い。

  •  あるシステムの導入で不老不死となることができる世界が舞台。不老不死を選択する時に100年後は自ら死を選択するとを約束する。
     複数の伏線が今後どう絡み合っていくのかが楽しみ。

  • 2016.9.1
    パラレルワールドのSFです。
    太平洋戦争後のもう1つの日本。HAVIという処置により、人々はその処置をうけた時の年齢のまま不老不死になっていた。だが、HAVIを受けた後100年したら、人々は皆その生命を放棄しなければならない。それを百年法という。

    その百年法をめぐっていろいろな人たちのストーリーが交錯します。第一部では志の高い官僚だったのに、数十年後の第二部では別人かというほど情けない人物になっていたり。
    永遠に若ければ永久に生き続けても幸せか?否、返って無限地獄か?そして、肉体は若いままでも心はその経験の長さから年齢を重ねていく…。
    いろいろと考えさせられる作品です。
    ちなみに、第一部を読むのはおっそろしく時間がかかりました。ケン以降第二部からは止まらなかったけれど。下巻楽しみ。

  • 『人はみな、各々の思い込みの中で生きている。意識の光の当て方で、いかようにも変化する世界。心の中にだけ存在するファンタジーの世界だ。

    だが、いかに意識を変えても、変化しない世界もある。永遠不変。それが真実の世界だ。しかし人々は、ふだんは真実の世界のことなど考えもしない。まるでそんなものなど存在しないかのように振舞っている。だがそれは、人々の意思に拘らず、厳然と存在する。誰も否定はできなない。

    嫌でもそのことを思い知らされるのが、死の瞬間だ。死という圧倒的真実の前には、いかなるファンタジーも無意味と化す。だが同時に、死があるからこそ、ファンタジーは命を保てる。』

    めちゃくちゃ面白い。
    (上)の最後の部分、ぞわっとくる。

  • ケンが出てきてからは、読むスピードが上がった。上下巻は長い。白暮を並行して読んでいたので、登場人物がゆうきまさみの絵で再生された。
    永遠に生きるってツラい。しかし、ターミナルセンターに行くのも勇気がいる行為だ。
    ケンと由基美の関係は、私には、嫌悪感を感じてしまって、無理でした。
    なかなか面白かった。

  • 2016年4月17日
    不老処置を受けた国民が百年しか生きることができない法律。その法律に関して政治、経済、個々人まで世界が翻弄される。
    法律を破る者、利用するもの、受け入れる者、それぞれの思い、葛藤が鮮やかに描かれている作品。

  • 登場人物の言葉の切り替えし、複雑に見える構成展開が面白かった。

  • もう一つの戦後という感じでしょうか。
    とても興味深く面白いです。

  • 読了。感想は下巻にて。

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百年法 (上) (角川文庫)の作品紹介

不老不死が実現した日本。しかし、法律により百年後に死ななければならない――西暦2048年。百年の生と引き替えに、不老処置を受けた人々の100年目の死の強制が目前に迫っていた。その時人々の選択は――!?

百年法 (上) (角川文庫)のKindle版

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