Alibaba アリババの野望 世界最大級の「ITの巨人」ジャック・マーの見る未来

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041027462

感想・レビュー・書評

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  • ジャックマーの人となりを起業を経験した人だから血肉となった言葉をアリババの歴史とともに解説した本。起業当初の段階から巨大な企業を率いるに値する使命感と価値観を持っていたことが自分にとっては大きな発見だった。

    未来予測の適切な方法は未来を自分で作ってしまうことだ。つまり、口にしたことを必ずやり遂げ、約束を守ればいいんだ。

    ジャックマーの経営管理の知恵は欧米の経営管理の構造などの制度や方法、毛沢東が中国共産党を統率した歴史、儒教の三つ全てを用いている。いずれにしても、そうした知恵をしっかり理解し、把握してから、アリババにおける有効性を見出し使っている。

    多くの起業家は投資家を探すとき、資金力だけでなく、自分の業界について投資家がどれだけ理解し、優れた知識を持っているかにも注目すべきなのである。

    自分の理想と夢のために、自分の命を、自分のすべてを犠牲にすることができるか。だから、独自性のある夢は非常に大事なのだ。

  • 未来を正しく予測することができれば、資金調達も怖くないし、低料金設定による市場シェア獲得戦略も怖くない。サービスと市場の成長を待ってから、改修していけばよい。と知った。

  • アリババ創始者ジャック・マーの考え方、アリババの歴史がわかる。野心家のイメージと少し違っていた。未来を予知する力、使命感・価値観、差し出すこと。特に3つめ、将来の事業のために中国においてインターネットの素地を広げる活動をした点は感嘆した。

  • 事業の経緯を読んでるだけで、どうでも良く成って読破できず挫折

  • 【教師からのキャリアスタート、ジャック・マーに迫る!】
    ジャック・マーの若いころの経歴は決して自慢できるものではない。大学受験の失敗や大学教師といった、ある意味普通の生活を送っていたわけである。

    それが今やNY証券取引所に上場させるくらいの大きな企業を作り上げた起業家として名を馳せている。

    本書は人生の前半であるアリババを始めるまでのことはさくっと書かれており、『アリババ創業からどのように大きくなっていったか』に文量が費やされている。また、本人が書いているわけではないためか、かなり客観的に、歴史が淡々と綴られている印象だ。

    個人的には、アリババを始めるまでにどういう環境や心情の変化があったのか知りたかったので、そこが残念。。。

    アリババってどんな会社で、どういうことを成し遂げてきたんだっけっていう人にはオススメの一冊であることは間違いない。

  • 2015年5月7日時点でアリババの時価総額は約20兆円。

    アリババのポテンシャルを早期に見抜きメンターとして活躍した
    孫氏が率いるソフトバンクの時価総額は約8兆円。

    経営者としてジャック・マーと孫正義がどちらが優秀かの議論は無意味だが、
    事業の多角さや投資家としての手腕から鑑み孫氏の方が上のような気がする。


    これはグローバルマーケットにおける中国と日本のポテンシャルの違いを
    如実に表しており中国を主戦場としているジャック・マーに
    時価総額の点で軍配が上がったと読み解くほかないだろう。

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