過ぎ去りし王国の城

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041028360

感想・レビュー・書評

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  • 偶然手にした絵の中に入り込めることに気付いた真。隣のクラスの珠美の協力で絵の中に入り込み、穏やかで綺麗な森と遠くに見えるお城があり、その中に女の子を発見。子どもの頃読んだ、ファンタジーのようでワクワクして夢中になりました。が、途中から一転、物語の中にダークな要素が入り込み、別のベクトルで惹きつけられ改めて夢中に。読後感は清々しい淋しさ。

  • こんなにもファンタジーで溢れていて、人物の様子も繊細に描かれている本は初めてだった。

    今でも思い出せるくらい、この本の世界観が好き。
    読んでいる間、自分も彼らと王国を旅している感覚だった(*´`)

  • 宮部さんの青春ものは小暮写真館以来。現実と別世界がどう交錯して結末となるのか、展開に引き込まれました。 ホント醜い現実がありながらも、3人がそれぞれ少しずつ成長し、何となく明るい前向きの将来を予感させる読後感でした。 シンちゃんとタマちゃんの二人には、そんな先ではなく、もっと早く、数年後には再会してほしい。

  • 積読本。読み出したら止まらない一気読みでした。子どもの頃感じていた痛みを思い出しながら登場人物のお互いを思いやる気持ちが痛いほど伝わって来て温かな気持ちになりました。世界が良い方向へ変わってくれて、良かった。

  • 久しぶりのイッキ読み!

  • 中学卒業前の濃密な数ヶ月を一緒に過ごした気分
    世界はちゃんと変わってたし、本人たちにもちゃんと変化は起きていた
    閉鎖された世界の外側にぽっと出来た居場所って素敵だよな、と思いました

  • これはヤバげに面白かった!
    ファンタジー的要素も社会問題的要素も
    切ないやら苦しいやら悲しいやらワクワクやら

  • さすが

  • ただの青春ファンタジーかと思ったら、けっこう深い内容だった。
    主人公の男の子にちょっとイラっとしたけど。

    いい話だったな。
    装丁の絵もとっても素敵。

  • 幼児期のトラウマ、虐待は後々に大きく響く

著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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