- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041029725
作品紹介・あらすじ
人間は偶然というものに強い興味を抱く。そしてその偶然を解明し、なんとか秩序立てて理解したいという欲求を抱き続ける――。数々の文学賞を受賞した作家が明かす「物語」が持つ力、そして今、「人間」が持つ力。
感想・レビュー・書評
-
現代の人は社会的経験の比重が多すぎて、その中にも幸せはあるけど他の宗教的だったり根源的な幸せもあるよという話。
タイトルに惹かれて読んだが、偶然性の話があまりなかったように思えて不完全燃焼な感じがした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
無宗教ではなくfree
ドレミ 聖ヨハネ讃歌 -
謙虚に生きる術として、この発想は大事にしたい。
-
20160904 タイトルと作者に惹かれて買った。最後の方になってようやく理解が追いついてきた。何を追い求めるか?残るのがみんなの幸せにあった未来だと良いのだが。いろいろ考えさせられる本だった。
-
帰国子女で日本人としてアイディンティティを求められた作者が帰国子女であるが故に普通の日本人が考えない在り方を探ったがゆえに行き着いた視点を個の経験から集団の経験、宗教的な経験などの分類を通して語っている。確かにそうと考えさせられる話であるが、それほど多くの人は考えていないだろうし、多分、自分もそうであり、そういうものは後から振り返って、ああそうだなと思うものだろう。
-
小説家が深く考え抜いて書かれただけあって、じっくり読まないとついていけなくて、読み応えがあった。