ラプラスの魔女

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著者 : 東野圭吾
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年5月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041029893

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ラプラスの魔女の感想・レビュー・書評

  • 温泉地で起きた事件をきっかけに、様々な人間が様々な思惑で動くところが、群像劇っぽくて面白かった。
    不思議な力を持つ羽原円華は、甘粕謙人のことが好きだったのかなぁ…。
    温泉地での事件は、甘粕謙人が、家族を殺した父親の甘粕才生に復讐するためだった。
    廃墟で対峙した謙人と才生。
    才生の考えや価値観がいわやるサイコパスじみていて、恐ろしかった。
    刑事の中岡は結局、真相に辿り着けず、刑事は大変だなぁ…。
    後半の、大学教授の青江修介と円華の会話が良かった。
    みんな隠し事をしていて、少々イラついたが、面白かった。

  • 「予知能力」。超能力の1つのカテゴリ。
    本書の中でのそれは「予測」能力として描かれる。なるほどこれなら人間にもなし得るのかもと思わせるのが著者のうまさで、その能力が起因した殺人が本書の中では起こるのだ。
    竜巻で母を失った円華。硫化水素中毒により家族を失った謙人。刑事中岡に、学者の青江。
    様々人々がバラバラに描かれ、それが最後に収束していくのは東野作品の醍醐味の1つ。ここには書かないが事件の核となる人物のブログにも注目してほしい。
    読了後、もしも自分に予知能力が備わったなら未来はどんな風に見えるのだろう。そんな想像をしかけてやはりやめた。
    凡庸な自分には、やはり、知らない方がいい。

  • 読み始めは正直いまいちかも…と思ったけど読み進めるうちにどんどん面白くなっていった。最後まで読んだら、この続編書いてほしくなったぐらいに。
    バラバラの話がどんどん繋がっていく過程が面白いし、超常現象と思わせておいて…という部分も東野圭吾らしいと思った。

  • すっごい面白かった!!!
    東野作品の中でも上位にランクイン!!
    始めから最後までピンっと張っていて、ページを繰る手が止まらない。
    またまたいろいろと考えさせられるテーマだったなあ。。。

  • 久々の東野圭吾作品。
    東野圭吾らしく読みやすかった。

    色々なことを予測できる能力は純粋にすごいし、科学の進歩に繋がるだろうけど、能力を持った本人には葛藤があるのだろうなと思った。

  • ミステリーと言うには途中でほぼ筋書きが見えてしまうので、物足りない内容だった。東野作品としてはイマイチな出来の作品。

  • ちょっと悲しい物語かなぁ。

  • 3.5 まあまあですかね。東野圭吾なので期待しましたが平凡な出来のように感じました。プラチナデータみたいな感じかな。

  • 真相が掴めそうで掴めない、最後まで緊張感を保ったまま読み進めることができた。
    映画化されるということだが、どこまで原作に忠実に、どこまでオリジナルを組み込んでくるのかが楽しみである。

  • とても面白かった
    シリーズ化して欲しいくらいです

    こんな事ができる
    世の中に何十年後はなっているんだろうな
    って思いましたよ。

  • 犯人はだれか?
    自然現象かそうでないのか?
    色々なところにヒントがありそうだが、簡単に結びつかいないため
    どきどきしながら読んでみるとあっという間に終わってしまった。
    読み終えた後の満足感は十分にあります。
    おすすめの一冊です。

  • 面白かったけど、がっつりのめり込めないのは
    キャラ設定が超人すぎて、てとこかな。

    事件がどうやって全部繋がっていくんだろうと
    思いながら読み進めて
    明かされた事実に、うーん。
    面白いけど、うーん。

  • さすが東野圭吾、久しぶりの読書だったけどどんどん読んでしまいました。読後のじわーっていうとこも理系ならではの内容もよかった。

  • 竜巻で母を亡くした少女と硫化水素中毒で植物状態だった少年。
    彼らはラプラスの魔女になった。

    長かったんだけど、一気によませるのはさすが。
    登場人物の配置とかも、やっぱうまいなー。

  • 脳外科の父を持つ娘、円華は母と竜巻に遭い母が円華をかばってくれ、命を取り留めるが母を亡くす。
    そして、映画監督の息子、謙人は姉の硫化生水素による自殺により、姉と母を同時に亡くし彼はその後遺症で脳機能を失い記憶を無くす。その時手術をしたのが円華の父でその手術のため母と円華は本来3人で旅行に行くはずだったが親子二人での旅行先で母を失う。

    父の患者とその娘がこのラプラスの魔女の世界に踏み入れていく。
    それはある火山地区の温泉街の外れで火山性のガスで映画監督が夫婦で旅行に来ていた時に、主人が運悪くそのガスを吸って亡くなったことからこの物語は一歩を踏み出していく。

    円華と謙人がこれから始まる様々な事件や現象からその謎が解き明かされていく。

    それはやはり読み進めて頂いて、それを自分で目の当たりにしてもらうことが一番だと思うので、これから先は内容については控えます。

    ただ、この二人があることによって、物事がどう動いていくかを予測出来るようになったことによって円華がラプラスの魔女へと成長していくという事です。

    最後の最後に円華の忠実で仕事に徹するボディガードが質問を控えていたのに一つの質問をするが、その答えがこの小説を書いた作者からの人々へのメッセージだと書いておく。

  • 久しぶりに東野圭吾作品を読みましたが、面白いですね~^^東野圭吾さんの本は何を読んでも引き込まれるし続きが気になり一気に読んでしまいます。今回のテーマは少し難しい物理です。それに少しSFが入る感じです。現実的かは置いといて物語としては面白かったです。

  • 竜巻で母を亡くした少女と硫化水素中毒で植物状態だった少年が、不思議な力を持つようになる。
    文系の私は、決定論や因果律という視点で読みました。事前に数学者のピエール・シモン・ラプラスの仮説を知っておけば、もっと理解が深まったかもしれません。
    いずれにせよ東野さんの作品は読み易いので、物理学に関する知識が無くても理解はできます。

    大まかな内容は2時間ドラマにありそうな話ですが、ラプラスの仮説と結び付けて作品を生み出したのは流石。
    国家の財産かもしれないが、事件の処理の仕方は腑に落ちない。

    表紙はあの場面だったのね。

  • 映像化されるでしょう。

    久々の東野圭吾で久々に一気読み。特に甘粕氏のブログあたりからグイグイ引き込まれた。(完全に騙されているわけですが)
    著者らしい科学的要素満載で、理系人間にはワクワクさせられる。


    しかしどうやって家族を殺したのだろう?ただの娯楽小説だから、そこまでつっこんでは駄目ですかね。
    あと刑事さんが可哀想だった。武尾さん、公務執行妨害になるんじゃ…なんて思った。

  • 多少設定に無理がある気がしたので、科学ミステリというより、SF映画のような印象を受けた。それでも、数学者のピエール・シモン・ラプラスの仮説や、ナビエ・ストークス方程式といった難題が、近い将来解明されるかも…と期待してしまうような面白さがあった。また、表紙の魔女を想起させる絵が、何を表しているのかがわかった時に、改めてすごい能力なんだなぁと感じた。

  • 怖かった記憶がある。
    医者である父親に、娘である私を使って人体実験をされないことを願うばかりだ、、

  •  理系出身のミステリ作家として科学ミステリを売りにしていなければこのネタはどうなのだろう。かと言ってレビューでそれを明らかにするわけにはゆかないので、是非あなたも検証してみてください。ミステリのネタとしてこれが有りなのか? また殺人の方法としてこのネタはアリなのかを。

     そういう意味ではミステリファンからの目線は厳しいかもしれない。でも『ナミヤ雑貨店の奇蹟』のようなお伽噺的世界も書く作家としての免疫が読者側にできていれば、それも有りなのかもしれない。

     物語というのはどこまで風呂敷を広げてよいのだろうか、というところまで考えさせられる、いわば限界ネタというところが問題だし、その限界ネタだからこそこのような物語性が生まれるのであり、その向こうに見据えた人間というものに対して作者が優しさと同時に、ただの原子といった科学的冷徹さも仄めかしている辺りが、本書の好悪の判断の分かれ目となるのかもしれない。

    『パラドックス13』や『プラチナデータ』など、そもそも既成のミステリー作家から少し一歩ずらしたところに着想を得た「SF的な」作品もそもそも得意とする作家であり(もちろん『天空の蜂』のような冒険小説まで歩幅をずらすことのできる作家なのである)、本書程度の着想をミステリに落とし込んだ小説でも、凡百の作家のようなキワモノにはならず踏みとどまっている辺りは、東野圭吾たるところだと思う。

     加賀恭一郎シリーズのような庶民の足の影を踏み歩くような作品とは少し離れて、物語ありきといった醍醐味を味わう向きにはよろしい作品なのであろうが、人間というテーマに向き合うには少々納得しかねる部分が残ったというのが、ぼく個人の感想である、としか言いようがない。

     ちなみに冒頭の、次々と視点を変えつつ読者を引き込んでゆく導入部、そしてそれぞれのキャラクターが立って命が吹きこまれてゆくあたりは流石、としか言いようがないのだが、いささか拙速に過ぎた感のある始末部分についていろいろと言いたいことが残る作品であったように思う。ネタバレになるのでその辺りは触れないでおくことにしよう。読者の目線でそれぞれにご評価いただきたい部分である。思わせぶりと言われるかもしれないのだが、むしろそこを作者が狙った小説であるかもしれないので、ご理解あれ!

  • ラプラスの魔女とは何か、そして誰を指すのか、また犯人は誰なのか、気になりながら読みすすめた。犯行の方法、円華の不思議な言動の謎など、これらがどのように証明されるのか、私にはとても予想できないものであり、全てが明らかになった時、シンプルなミステリーだと思っていたら実は別物であったと気づいたかのような衝撃を受けた。様々な登場人物からの視点を元に、上手くそれらから分かるものを収集して真実を導く手法と、科学的な題材を用いた作風は、東野圭吾の個性と才能を感じさせる。人間を原子に例える、謙人の考え方に好感を持った。最後、世界の未来に対して悲観するようなセリフで幕が閉じるが、決してそんなことはないと私は思う。ラプラスの魔女でさえ、世界の未来の完璧な予測は不可能なはずである。なぜなら、人間の世界には新たな法則を生み出す可能性があるからだ。人間たち自身が、世界を良い方向へ導く法則を用い、ラプラスの魔女の予測を裏切り、世界の流れを変えることもできるはずとの希望を持ちたい。もちろん、人間世界には多くの課題が山積しているが。この作品で初めて「ラプラス」という数学者と、「ラプラスの悪魔」の意味を知った。青江や武尾、中岡などの登場人物たちのその後も気になる。

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ラプラスの魔女の作品紹介

東野圭吾さん作家デビュー30周年記念作品!
円華という若い女性のボディガードを依頼された元警官の武尾は、行動を共にするにつれ彼女には不思議な《力》が備わっているのではと、疑いはじめる。
同じ頃、遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きていた。検証に赴いた地球化学の研究者・青江は、双方の現場で謎の娘・円華を目撃する――。
価値観をくつがえされる衝撃。物語に翻弄される興奮。

「マスカレード・イブ」から約9ヶ月ぶりとなる最新刊です。

”これまでの私の小説をぶっ壊してみたかった。
そしたらこんな作品ができました。”       ――東野圭吾

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