櫻子さんの足下には死体が埋まっている 狼の時間 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.45
  • (13)
  • (38)
  • (58)
  • (7)
  • (2)
本棚登録 : 714
感想 : 47
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041030042

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • メインとなっている1話目の「狼の時間」はどうも好きな話じゃないなあ・・・
    2話目のサブストーリ的な「午前4時のノック」はいい話。
    結局何度も何度も殺人事件に巻き込まれるのは設定と分かってても不自然なんだよなあ・・・

  • 図書館で。
    少年はそろそろ自分が無力であると悟った方が良いと思う。そしてなんで誰もかれも少年を特別視するんだろうか。無力で思慮のない、ナイーブで面倒くさい子供なのにな。

    磯崎先生のなんというかマイペースなナルシストぶりが好きです。あの不器用なやさしさとかも。

  • ししゃもの刺身はなかなか食べられない。今巻もいいグルメリポーターだった。ちょっと冷静に考えればphantomがひどい嘘を言っているのは分かるのに、気持ち悪い正義感で動く正太郎はいいように利用される。知識にはそれに見合った思考が備わらないといけない、といういい例。

  • 少年んんー行っちゃダメだーーーとハラハラしながら読んでからの、引っ越し話はほっこり。

  • 今回のメインの話は、櫻子がほぼ出ないし、色々それは早々にバレるだろうという点もあり頂けなかった。が、短編の内海の話は面白くて、さらに内海はトイレットペーパーは高いのを使うという設定で満足した(内海のモデルは大泉洋ちゃん)。

  • このシリーズを読むのは約2年ぶりだったけれど、今回は櫻子さんの活躍の場が少なくて残念。ミステリで探偵の能力が高ければ高いほど、登場とともに事件が解決してしまうので登場が遅くなる法則と似ているのかも。鴻上さんや阿世知さんの活躍ももっと見たい。

  • 今回は中々設定にのめり込めなかったなぁ。
    結局ウルフの骨もどうなっちゃったかなぁって。

  • 花房から依頼され、単身自殺志願者たちに加わる舘脇が危なっかしい。前巻では櫻子が叱られる原因の行動が自然で違和感なく胸に迫ったけれど、今巻の簡単に乗せられる舘脇は若干情けない…。青少年に対して櫻子らしく大人らしい櫻子が格好良くてすき。内海巡査と事故物件の怪は彼の櫻子の胸へのダイブが新しいノリだった。

  • 今回も花房の正体はまったくわからず、正太郎が振り回されただけ・・・。自殺サイトまたは似たようなものは定期的に事件で取り上げられますね。犯罪の温床にもなるし、一歩を踏みとどまれないのかな。「午前四時〜」は賃貸住宅での死の一つの現実ですよね。亡くなりたくて亡くなったわけじゃないのに、でも大家さんの経済的な損失も大変だし・・・。ミステリーとして、時事問題として考えさせられる本です。

  • 櫻子さんシリーズ 9作目

著者プロフィール

北海道札幌市出身。2012年まで旭川市在住。小説投稿サイトE★エブリスタにて作品を発表し、高い筆力で人気となる。同年、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」にて、E★エブリスタ 電子書籍大賞ミステリー部門(角川書店)優秀賞受賞(Eleanor.S名義)。他に、怪盗ロワイヤル小説大賞 優秀賞、E★エブリスタ×『カルテット』小説コンテスト 大賞を受賞。著作に「昨日の僕が僕を殺す」シリーズ、「涙雨の季節に蒐集家は、」シリーズ(共に角川文庫)などがある。

「2022年 『後宮の毒華』 で使われていた紹介文から引用しています。」

太田紫織の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×