アノニマス・コール

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著者 : 薬丸岳
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年6月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041030288

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アノニマス・コールの感想・レビュー・書評

  • 元警察官・朝倉真志。
    3年前に退職し、同時に家族も捨てた。
    離婚以来、連絡を取っていたなった真志の携帯に、娘の梓かと思われる電話。
    梓が誘拐され、元妻・奈緒美に身代金要求の電話。

    警察を信じていない朝倉。
    朝倉を信じていない奈緒美。
    そんなふたりの願いは梓の無事。

    犯人は誰なのか?
    本当の狙いは…

    薬丸さんの本はやっぱり面白い。

  • 薬丸岳さん、デビュー10周年記念作品。
    あの「天使のナイフ」から、もう10年が経つんですね。

    とても期待して読んだのですが…
    うーん…
    すっきりしない読後感…。

    犯人の動機が、なんともやりきれない…。
    別の手段はなかったのか、とか、
    身代金受け渡しのやりとりにも、少し疲れました。

    薬丸さんは、こういうエンタメ系のものよりも、
    あの魂を揺さぶられるような作品の方が好みです。

    大切な何かを守るためには、間違っているとわかっていても、
    時に手を汚さざる負えないなんて。
    なんか苦しくなります。

    結果として、信念を貫いた真志が報われて、
    梓ちゃんの夢がかなえられることが唯一の救いかな。。。

  • 犯人から次々にかかってくる電話の指示に翻弄される、娘を誘拐された元刑事と離婚した妻の二人。
    原因は3年前の事件?
    犯人は誰か?
    裏で糸を引くのは警察なのか?
    警察は信用できず、誰が味方で誰が敵か、息詰まる攻防に目が離せない。

  • テンポが良くてぐいぐいと読まされますね。
    設定もかなり考えたのだろうなと感じます。途中の振り回される場面では一緒に振り回されてヤキモキします。

    惜しむらくは動機、というか犯人…「ええっ!?」それはちょっと苦しいと私は思ってしまった。こういう人生の過去がある人がこういう犯罪を考えるかなと思ってしまった。
    …まぁ小説なのですから無理というほどの設定ではないのでしょうけれども。
    途中の疾走感がいいと感じただけにそれぞれの幕引きの描写にモヤモヤしました。何か事件は解決したかもしれないけど何も解決されていないぞというような。
    家族としての名誉の挽回の人生を期待していいのかなと思いつつも、そこまで明るい未来でもなさそうな。

    次の作品も早々と出されたようで次も期待しています。

  • 3年前に離婚し、関係を絶っていた娘が、誘拐された。
    警察を信用していない主人公は、自力で解決しようとする。
    過去の事件と、犯人の目的など、気になる謎があり、テンポよく読む。
    警察に頼らず、即席チームで追いかけるというのも、面白い。
    目的に対し、誘拐という手段はやや行き過ぎ感。

  • 3年前に警察を辞め、家族と離れて暮らす真志に、娘を誘拐したと匿名電話がある。誘拐事件はやがて真志がすべてを失った原因となる過去の事件へとつながり…!?

    テンポがいいといえば聞こえがいいけど、薄っぺらいともいえる作品。身代金etcの受け渡しにあちこち奔走させられるシーンばかり多く、辟易とした。最近の薬丸岳の作品は、初期のころのようなパワーが明らかに失われているのが残念。
    (C)

  • 主人公の朝倉真志が警察を辞めるきっかけとなった三年前の事件が少しずつ明るみになってくる辺りは惹き込まれましたが、誘拐事件の展開はありきたり。黒幕の正体も予想通りでした。
    また、一番納得がいかないのはその動機で、主人公にとってあまりにも理不尽ですし、誘拐する必然性を感じられず不満が残りました。

  • 義父も元嫁も自分も元警察官だなんて窮屈そう。
    義父が妙に食い込んでくるところに怪しさを感じたが、やはり。不都合なことをもみ消そうとすると思わぬところにしわ寄せがくるということだなぁ。
    こうなるといったい誰を信じればいいのか?
    自分との関係性は考えず、こいつだ! と心から思える人を信じるしかない?

  • この本の前に「Aではない君と」を読み、それがなかなか面白かったのもあり、この作品は評価が少し下がってしまいました。
    誘拐された娘を助けるために奔走する父親。
    最初は面白くて読んでたんだけど、途中で想像ついちゃったのがね。
    何より、ぬいぐるみのキーワード出てきすぎ(笑)
    なんで気付かんの?普通怪しむでしょーよ!しかも元警官なんだし。
    と、ぬいぐるみ出てくるたびにイライラ。
    犯人も多分だろうなと思ったとおりだし、警察側もこの人だよね・・・と想像通りすぎて大どんでん返しがなかった。
    でも物語としては普通に面白いとは思うので★3で。

  • 連続して誘拐物を読んだしまった。しかもこの作者の作品は初めてだった。がそれでも面白かった。途中でこれも犯人とその背景がなんとなく読めてしまったが。それが、返って面白かった。刑事を辞めた真志が守ろうとした物。愛する妻と娘そして妻の父親。しかしその父親が……。

  • 刑事を辞めて離婚となってしまった主人公が娘を誘拐されてしまう話。

    序盤はありがちな設定とも思いましたが、中盤から終盤にかけては先が読めない展開で面白く読ませていただきました。

    著者の作品は毎回面白いのでまた見かけたら読んでみたいと思います。

    (以上、ブログ全文です。)

    ブログはこちら
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4970191.html

  • なかなかにハードボイルド。不良警官崩れの主人公と思わせておいて、徐々に明らかにされる真実って展開が良かった。家族を守るために一切口を噤み通した主人公になかなか痺れた。ただ、黒幕はともあれ実行犯がこれだとちょっと弱いなと思った。全般的はとても面白く一気に読んだ。

  • 著者の作品を最近知ったのですが、なかなか興味深い。人物描写はもちろん映像では伝わりにくい心象風景などの表し方とかがハマる。
    今回はなかなか犯罪としての目的(犯人側の)を達することが難しいと言われる誘拐。
    特に悩ましい現金の授受をずいぶんと手の込んだ形で振り回し成功させる。
    が、それで終わりではなく、次なる要求に。
    その後の展開は読んだ人により、いろんな見方があると思うが、私としては力技で解決する作品もありですが、このように一本の糸に導かれるようなものも好きです。
    人間こうありたいと思わせてくれる、ハートウォーミングなハードボイルド?そんな作品でした。

  • 薬丸岳さん初読了。中盤〜終盤にかけての二転三転する展開が面白く、社会派サスペンスとして楽しめました。

  • 出だしは良かったものの後半で展開が読めてしまったため評価は3。勝手ながらもう少し凝った伏線を巡らせてほしかったと思う。とはいえ、決して面白くないとかそういったことではなくて。個人的には、前半からの期待値が高すぎたようで後半の失速が残念だった。

  • 6月-5。3.0点。
    離婚した元刑事の主人公。娘から、救助を求める電話が。
    誘拐された娘。犯人の要求は不可解なもの。
    背後に大きな事件の影が。
    まあまあかな。

  • 【要旨】3年前のある事件が原因で警察を辞めた真志は、妻の奈緒美と離婚、娘の梓と別居し、自暴自棄な生活を送っていた。
    ある日、真志の携帯に無言電話がかかってくる。胸騒ぎがして真志が奈緒美に連絡すると、梓は行方不明になっていた。やがて、娘の誘拐を告げる匿名電話があり、誘拐事件は真志がすべてを失った過去の事件へつながっていく。
    一方、真志を信じられない奈緒美は、娘を救うため独自に真相を探り始め―。予想を裏切る展開の連続と、胸を熱くする感涙の結末。

    身に覚えのない罪を着せられ退職に追い込まれた元刑事が、誘拐された娘を救い出すために奔走する。
    状況が二転三転して誰が敵かわからなくなる。
    途中からラストにかけてはノンストップ。
    ラストは予想外。
    非常に面白かった!
    いつか映像化されそうな予感。

  • 警察内部のもみ消し情報を手に入れた元警官の娘が誘拐される。犯人がほしいものとは…
    実際政治家による事件のもみ消しがあるんじゃないかとおもわされる本だった。

  • 離婚して別々に暮らす娘が誘拐された元警察官が、娘を救うために必死になって奔走するミステリー。

    緻密な準備と計画性に基づく身代金の受け渡しに翻弄されながらも、主人公が警察官を辞めるきっかけとなった過去の事件の真相に一歩一歩近づいていく展開には、手に汗握るスピード感がある。
    犯人は誰かを知りたくて、細かいことは気にせず先へ先へと読み進め、終盤は裏をかいた真相の連続に驚かされた。

    でも、一気に読み終えてみれば、あれこれ盛りだくさんで粗っぽく、残念ながらあまり印象には残らなそう。
    作者の少年犯罪物は重みがあるが、これは読んでいる最中の疾走感を楽しむ種類の作品だった。

  • ★3.5

    3年前〝ある事件〟が原因で警察を辞めた朝倉真志。
    妻・奈緒美と離婚し娘・梓とも離れて暮らしている。
    ある日真志の携帯に「お父さん…」と、言って切れた電話が掛かってくる。
    胸騒ぎがして、奈緒美に連絡すると梓は行方不明になっていた。
    やがて、梓を誘拐したと匿名電話がある。
    身代金は一千万円…義父が家を売ったお金がある事。
    奈緒美の仕事のシフトを把握している犯人。
    犯人は一体誰なのかーーー。


    3年前の事から、真志は警察を全く信じる事無く、奈緒美を説得し
    警察に届ず自力で誘拐犯を捕まえる為に動きだす。
    3年前の事を知らない奈緒美はそんな真志を信じきれない。
    だが、身代金の一千万円は序章に過ぎなかった…。
    元刑事の奈緒美は、元警察幹部の父親に相談し警察に届けてしまう。
    奈緒美の気持ちも良く理解出来ました。
    3年前真志が陥れられた事件が次第に明らかになってゆく。
    3年前の事件の真相は一体何なのか?
    誘拐犯は、本当に警察関係者なのか…。

    謎・謎・謎だらけの中、犯人の要求に応えるべく
    真志の必死に追跡する姿・奮闘する姿は凄まじかった。
    奈緒美の父親が警察に通報した事によって
    気が付くと警察に追われている真志
    敵は警察と誘拐犯
    ハードボイルド小説の様な痛々しいアクションシーンは苦手でしたが、
    真志の家族への思いが痛い程描かれていました。
    守るべき者の為に、必死に闘っていた。

    二転三転の展開…予想を裏切る展開の連続で
    全く先が読めませんでした。
    真実が明らかになった時、何て事なの…って思った。
    3年前の事件の黒幕にも守るべきものがあったのです。
    切ないけど前向きなラストは良かったなぁ。
    これまでとは一味違った作品でした。

  • ラストで様々なことが一気にわかってくるのですが、そこまでが長くて何とも微妙な感じでした。
    あと、主人公の行動がわかるようなわからないような? 基本にある謎が大きいのに、いっときの自己犠牲でそこから一生、逃れられると思ったのか、どうもしっくりこない。
    このかたの作品は温かい視点が好きです。新作に(も)期待します。

  • 導入もわかりやすくてスムーズに読み進められた。

  • ひとによって『正義』は違うんだな。
     ■ ■ ■ ■ ■ 
    お話自体は面白い。
    でもどうしても男のひとのひとりよがりが鼻について仕方ないんだよぅ。
    女はさ、別に
    守ってほしいから一緒にいるわけじゃないんだよね。
    特に、我が子が絡むのなら、ともに戦うことも
    それが無理なら納得して離別するも吝かではないよ。
    そこんとこをもっと解ってくれんものか。
    この小説のラストでは復縁の含みを持たせてるけどさ
    ないないない。
    自己犠牲で妻子を守ろうする→かっちょいい俺 なんて
    思ってんじゃない?
    酔ってんじゃない?
    そんな男、ぶっちゃけキモい 放置放置。
    それよか一緒に歩んでいける相手をさ~がそ♪って
    私なら思うよ きっと。

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アノニマス・コールの作品紹介

3年前に警察を辞め、家族も離れて暮らす真志に、娘を誘拐したと匿名電話がある。自力で誘拐犯を捕まえるため動き出すが、誘拐事件はやがて真志がすべてを失った原因となる過去の事件へとつながり!?

アノニマス・コールのKindle版

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