花酔いロジック 坂月蝶子の恋と酔察

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 195
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041030332

作品紹介・あらすじ

<スイ研>こと酔理研究会で、神酒島先輩とともに数多の謎に遭遇してきた蝶子。大学生活も二年目、<スイ研>には新たなメンバーが加入。思わぬライバルの登場に、神酒島先輩との関係にもついに変化が……!?

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ2作目。蝶子も大学2年生となり、自分のやりたいことは何なのかわからぬ名無しのままに学生生活を送っていく。一歩先に自分のやりたいことを見つけてしまった神酒島先輩との距離感はそのままに、個性豊かなスイ研メンバーに加え、そこにライバルと思しき凛子や男性が登場して、1巻以上に賑やかな気がしました。

    1巻では名無しのまま、2巻で最後に、名無しから少し踏み出した形で終わる今回は、このシリーズの方向性に改めて気づかされました。この著者さんの、お互いに想いあっているのに、恋人未満のような関係が、本当に読んでいて胸キュンで甘めで好きです。

  • 青春!

  • 「名無しの蝶は、まだ酔わない」では、ただの酒好きという印象だった神酒島先輩だったけれど、今作では大分かっこよく感じた。神酒島先輩は出会った時から蝶子に気が合ったのかな?最後はキュンとした。

  • 謎解きとしては設定(動機や場所など)に無理があるようなに無理があるような気がするけど、謎解き要素が含まれた学園もの、青春ものと思えば、十分楽しめる内容でした。
    謎解きそのものより、主人公の過去のコンプレックス、将来への不安や葛藤、そして恋愛(と呼べる状態にも至っていない)に引き込まれて、一気に読んでしまいました。

  • 大学の酒酔いサークルを舞台にしたミステリ。それなりに楽しみました。ミステリというより青春小説に近いかな。

  • どぶろくの巻。
    このシリーズ好きだから、もっとほいほい出して欲しいけど大分止まっているよう...

  • 田舎もんなので、東京の大学っていうだけでなんとなく感情移入できない部分もなくはないが(笑)、キャラクターはぶれないし、酔っ払いへの無駄な敬意とでも言うんでしょうかね。これぞ大学生という日常も感じられるので、好きな作品。

  • 大学生っていいよね、無益で

  • ■ 1637.
    <読破期間>
    2016/5/14~2016/5/20

  • 06/04/2016 読了。

    図書館から。

    続くかな。
    続くといいなぁ…。

    黒猫シリーズもそうだが、
    名の付かない恋的な関係のふたりの書き方が
    個人的にとても好き。

    蝶子さん頑張れ!
    凛子ちゃんは、フラスコに移行なのかな?

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著者プロフィール

1979年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。ライターとして漫画脚本などを手掛けながら小説の執筆活動を続け、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞(早川書房刊)。同作は続刊も刊行され、「黒猫シリーズ」として人気を博している。ほか、『名無しの蝶は、まだ酔わない』(角川書店)の「花酔いロジックシリーズ」、『ホテル・モーリス』(講談社)、『偽恋愛小説家』(朝日新聞出版)、『かぜまち美術館の謎便り』(新潮社)などがある。

「2021年 『使徒の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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