- Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041030424
作品紹介・あらすじ
脳梗塞で声と聴覚を失った元医師が、フェイスブックでその苦しみをリアルに綴ると、またたくまに35万「いいね!」を獲得。絶望の淵にいた青年は多くの人とのネット上のコミュニケーションに生きがいを見出していく
感想・レビュー・書評
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2階闘病・体験 : WL356/KON : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410168383
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916(闘病記)
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良き本でした。
読みやすくまとめられており、
何回も同じ言葉、文章が出てくることで
本当に伝えたいんだなと強く頭に残りました。
ご家族の日記も含まれており
諦めず寄り添い相手を見る洞察力が
特に素敵だと思いました。
今の自分と重なるところが多々あったので
自分も諦めず、後悔の残らない人生に
少しでも近づけるよう努力を続けたいです。 -
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB1948464X -
起きてしまった事はとても残念で無念で辛いし不安だし、何と言ってあげたら良いかと思うが、医師ならではの内側からの実体験は、専門的な視点として今後多くの患者さんの為に役立つ事を祈る。それが医師としての他者への貢献にもなっているし、今後も一歩一歩頑張って欲しいと思う。
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人生は何が起こるかわからない。それでも今できることを精いっぱいする。筆者の強靭な精神力に励まされます。今を大切に生きよう、頑張ろうと思える本です。
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フェイスブックで投稿を読んではいたが、急にたくさんのものを奪われた著者の思いは、想像を絶するものだと思う。
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916
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916コ長島 2015.8.9
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中途障害の人の手記よく読むけど、読みながらいやになって読むの挫折したのはこれが初めて。
この方自身がどうこうではなく、これが世間における障害に対する見方の大半なのだ、これが現実なのだと思うしかない。
これが、日本の社会で、日本の医療者集団なのだと。
この方が、絶望だなんだかんだ言ってることが、
日常で過ごしてる人たちがどれだけいるのか、
あれできないこれできないと言ってることが、
それはあたりまえで毎日苦労してる人がどれだけいるのか、
この方は、そしてまわりの人たちも、環境も、
知らなかったのでしょうか?
「想像してみてください。この状況を。絶望を」
逆に問いたい。
今まで想像したことがなかったのでしょうか?
医師なのに?
逆に医師だからか。
その世界は「五体満足者」だけが生きていたのでしょうかね。
「一生きこえない」「一生車いす」
彼にとっては絶望だったようです。
確かに、医療ではもうできることは何もありませんからね。
彼にとっての「絶望」から、夢を見つけ、実現していく、その過程はとてもすばらしいと思います。
でも、文章から垣間見れる、差別観、障害者観、
当事者の私としては悲しくて、
最後までは読めませんでした。
そして、その差別観障害者観は、無知からくるもので、
彼自身に悪意がないことなのが、さらに悲しいです。
今までいくつの胃ろうを作ってきたのでしょう?
自分に作られるとなった時の葛藤を、
今まで考えてきたことがあったんでしょうか?