僕の声は届かない。でも僕は君と話がしたい。

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 57
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041030424

作品紹介・あらすじ

脳梗塞で声と聴覚を失った元医師が、フェイスブックでその苦しみをリアルに綴ると、またたくまに35万「いいね!」を獲得。絶望の淵にいた青年は多くの人とのネット上のコミュニケーションに生きがいを見出していく

感想・レビュー・書評

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  • 916(闘病記)

  • 良き本でした。
    読みやすくまとめられており、
    何回も同じ言葉、文章が出てくることで
    本当に伝えたいんだなと強く頭に残りました。

    ご家族の日記も含まれており
    諦めず寄り添い相手を見る洞察力が
    特に素敵だと思いました。

    今の自分と重なるところが多々あったので
    自分も諦めず、後悔の残らない人生に
    少しでも近づけるよう努力を続けたいです。

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB1948464X

  • 起きてしまった事はとても残念で無念で辛いし不安だし、何と言ってあげたら良いかと思うが、医師ならではの内側からの実体験は、専門的な視点として今後多くの患者さんの為に役立つ事を祈る。それが医師としての他者への貢献にもなっているし、今後も一歩一歩頑張って欲しいと思う。

  • 人生は何が起こるかわからない。それでも今できることを精いっぱいする。筆者の強靭な精神力に励まされます。今を大切に生きよう、頑張ろうと思える本です。

  • フェイスブックで投稿を読んではいたが、急にたくさんのものを奪われた著者の思いは、想像を絶するものだと思う。

  • 916

  • 916コ長島 2015.8.9

  • 中途障害の人の手記よく読むけど、読みながらいやになって読むの挫折したのはこれが初めて。
    この方自身がどうこうではなく、これが世間における障害に対する見方の大半なのだ、これが現実なのだと思うしかない。
    これが、日本の社会で、日本の医療者集団なのだと。

    この方が、絶望だなんだかんだ言ってることが、
    日常で過ごしてる人たちがどれだけいるのか、
    あれできないこれできないと言ってることが、
    それはあたりまえで毎日苦労してる人がどれだけいるのか、
    この方は、そしてまわりの人たちも、環境も、
    知らなかったのでしょうか?

    「想像してみてください。この状況を。絶望を」
    逆に問いたい。
    今まで想像したことがなかったのでしょうか?
    医師なのに?
    逆に医師だからか。
    その世界は「五体満足者」だけが生きていたのでしょうかね。

    「一生きこえない」「一生車いす」
    彼にとっては絶望だったようです。
    確かに、医療ではもうできることは何もありませんからね。

    彼にとっての「絶望」から、夢を見つけ、実現していく、その過程はとてもすばらしいと思います。
    でも、文章から垣間見れる、差別観、障害者観、
    当事者の私としては悲しくて、
    最後までは読めませんでした。
    そして、その差別観障害者観は、無知からくるもので、
    彼自身に悪意がないことなのが、さらに悲しいです。

    今までいくつの胃ろうを作ってきたのでしょう?
    自分に作られるとなった時の葛藤を、
    今まで考えてきたことがあったんでしょうか?

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著者プロフィール

1983年4月27日、東京都生まれ。国立がん研究センター中央病院で内科医として勤務していたが、2011年12月、脳梗塞に倒れる。4ヶ月間意識不明の状態。死の淵から生還し、目を覚ましたとき、聴覚と声と身体の自由を失っていた。しかしリハビリによって右手が動くようになり、iPadを使って闘病記をFacebookに発表。コミュニケーションを遮断された者の孤独と苦悩が衝撃的な筆致で表現され、大きな反響を呼んでいる。

「2015年 『僕の声は届かない。でも僕は君と話がしたい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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