きっと、夢にみる 競作集 <怪談実話系> (角川文庫)

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  • KADOKAWA/角川書店 (2015年4月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041031056

きっと、夢にみる 競作集 <怪談実話系> (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • それほど怖くはない。『鏡の男』と『そらみみ』が良かった。

  • ○タイトル通り、夢に出そうだし後ろに誰かいそう。そういうリアルさ。
    10名の作家の競作集。全部評を書くのは大変なので、一部気になったものや知っている作家さんのものだけ書くことにしました。

    ○2つめ「だまだまマーク」辻村深月
    幼稚園にあがった息子の春歩が急に「だまだまマーク」という言葉を話すようになった。本人に聞いてもわからない。他の園児も言っていない。疑問に思っていたわたしが三田先生にそのことを聞くと、毎年一人いるのだという。
    不思議に思っていると、運動会が終わったあとでふと顔を向けると・・・

    子供の感受性。

    ○3つめ「鏡の男」朱野帰子
    引っ越した私の部屋の、風呂の天井の蓋をあけたら、大量のバブがあった。
    そのうちできたわたしの彼は、小さいころ夢遊病だったらしい。だから、彼の飲んだ後に表すなにか違う人格は、そのせいかと思っていた。
    でも、"捨てますか?それともこのまま一緒に生活しますか?""ぎっしり詰まってるあれですよ……あなたが誰にも言えないあれ"(p76~77)と聞かれたとき、おかしいな、と思った。
    あるとき、彼が同じように違う人格になって腹を立てて追い出した後、鏡を見るとそこには・・・

    深く考えれば考えるほど深みを増す、バブ。

    読了後、自分たちの横に存在するかのようなリアルさが、気持ち悪さを呼ぶ。
    鏡の男は、もう少し続きが読みたい気もする。
    でもその短さが、読者の想像を増幅させてちょうどよいのかも。

  • 怪談短編集。「夢」がテーマになっていて、さまざまな雰囲気の恐怖を味わえます。そして怖くもあるけれど美しい物語も多くて、印象的。
    お気に入りは皆川博子「メタ・ドリーム」。正直これは怖くはなかったのですが。皆川さんのおちゃめな一面が垣間見れた感じがしてとても面白かったので。
    怖いと思ったのは添田小萩「そらみみ」。「トピロン」がどこからともなく聞こえてきそうな気がしちゃって……。

  • 10人による、怖い話。

    題名通り、夢で見たり、白昼夢だったり。
    うっかり思い出してしまわないためにも
    日が高いうちに読んだ方がいいかもしれません。
    いや、思い出すような読み方をしなければ大丈夫?

    ぎょっとする終わりなのは、そらみみ。
    これが現実なのか、あちらが現実なのか、と
    思わせるような最後の一言。
    非常に混乱させられます。

    目的だった、辻村さんは…子供のせいか
    やたら無邪気に怖い。
    世の中、知らない方が…気がつかない方が
    幸せ、という選択もあると思われます!

    言ったら相手に移る夢、かと思っていたのは、琥珀。
    さすがにそれはない内容でしたが
    とり憑かれたと表現するのがぴったりな感じでした。

    どれもこれも、読んだのを忘れた方がよい話。

  • 角川文庫の実話怪談シリーズ、第3弾。今回は『夢』がテーマ。
    中島京子『真昼の川辺で、太陽が照りつける中』、沙木とも子『琥珀』、皆川博子『メタ・ドリーム』が好きだ。

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きっと、夢にみる 競作集 <怪談実話系> (角川文庫)の作品紹介

幼い息子が口にする「だまだまマーク」ということばに隠された秘密、夢で聞こえる音が生活を脅かしていく異様さ……ふとした瞬間に歪む現実の風景と不協和音を端正な筆致で紡ぐ。読む者を恐怖に誘う豪華怪談競作集。

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