- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041031803
作品紹介・あらすじ
大学院生の隆一郎と猫又のお双が暮らす貧乏長屋に、教授が遺した古文書の謎を解いて欲しいという相談が舞い込む。古文書のある屋敷を訪れるふたりだったが、関係者の集う一室で、古文書が消失してしまい!?
感想・レビュー・書評
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2作目にして気づいた
登場人物がの苗字が和スィーツだということに詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
猫又お双ちゃんがキャラにいるから、ファンタジーかというとそんなことはなく、肩の凝らないミステリー
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【あらすじ】
のどかに暮らす大学院生の隆一郎と猫又のお双のもとに、古文書を解読して欲しいという相談が舞い込む。先ごろ亡くなった歴史学教授が遺した古文書の真意がわからないというのだ。隆一郎たちは後継者争いをしているという四人の弟子たちが集う故人の屋敷を訪ねるが、古文書はふたりの目の前で消失してしまう。誰が古文書を隠したのか。そして教授の遺した暗号の意味とは!?大学院生×猫又コンビのライトミステリ第2弾!!
【感想】 -
帝大院生の隆一郎と猫又少女が歴史学の権威が遺した古文書の解読に挑む暗号ミステリ。シリーズを経る毎に窮屈になる「堂」シリーズできなくなったことをこちらでやる!とでも言いたげに数学要素が増しているのが作者らしいです。例によってこれ見よがしな伏線とさほど新鮮味のない真相ではあれど、そこから一歩踏み込んでお双にまつわる秘密と今後の展開への布石に活かしてくるのは成程考えられています。こうしたライトなものから新本格、SF、歴史ミステリまで手広く書けるあたり結構器用なのかもしれません。若干器用貧乏な気がしなくもないですが。
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シリーズ二作目。冒頭でのお双に関するとある要素の導入には少々面喰らったが、ライトなミステリとしては本当に楽しめる作品。おそらく、シリーズ通して約束事があって、その約束事の範疇でどれだけ楽しませてくれるかも、今後の見どころかと。また、前作でも今作でも気になる描写があったんだけれど、それもシリーズ通しての伏線なのかな、と。
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2015/11/12読了
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雰囲気は悪くないんですが、展開が単調で面白くない。関係者が一つの部屋に集まったまま、さしたる展開もなく一夜をあかし、明け方にいきなり解決に至るという展開で、小説としては退屈すぎる。
あと猫又設定をまったく活かせていないのも、どうなんでしょう?