椿姫 (角川文庫)

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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041031940

作品紹介・あらすじ

美貌の高級娼婦マルグリットはパリの社交界で金持ちの貴族を相手に奔放な生活を送っていた。だが、青年アルマンに出逢い、彼女は初めて「愛」というものを知る。パリ近郊の別荘に駆け落ちした二人だが……。

感想・レビュー・書評

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  • 想像以上に良かった。
    名作なだけあって色んな感情が一気に湧いてきた。
    アルマンのマルグリットに対する強い想いに発狂した時は、どうか落ち着いてと話を聞いてあげたくなった。
    マルグリットの立場もあり、凡庸な青年アルマンとの恋はあまりにも壁が大きくて高すぎた。
    それでもマルグリットがアルマンの強い想いに応えるように、持ち前の気高い性質の中で気品に溢れていく所と慎ましやかな女性になっていく所が哀しいと同時にあたたかさも感じる。
    アルマンが望む形にならなくて奔走し、お互いを犠牲にして二人だけの小さくても良いからという僅かな幸福と短い期間だけの素晴らしい暮らしに、その後の落ち方が辛かった。
    オペラも是非きいてみたい。

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  • オペラをね、観に行くことになったのでね。息子さんの方はこの歳になってお初。
    いやー、しかしなぁ。
    愛は素晴らしいと思うよ。心の動きの描写も正直だ。
    でもなぁ…。
    これだけはどうしても言いたい。「ねぇ、暇なの!?働こうよ!」
    時代が違うからね。分かってるけど。それにしてもなぁ。

  • 光文社のがどこにもなく、出版元に確認してもなし。古本屋で2500円……

    新潮社のものはキラキラした表紙で綺麗でしたが、ツルツルした紙質に字も大きく読みにくいため、角川のにしました。
    それも大きかったですが、まだぎりぎり読める感じ。
    翻訳者も大事ですが、出版元で紙質や字のサイズも気になると感じた1冊でした。

  • 純愛を描いた名作ということで手にとってみたが、正直思っていたほどの感動はなかった。
    相手を慮って身を引く、そして片方の死という王道的なパターンではあるが、原因を生み出した自身の行動にも問題があるのでは…と思わざるを得なかった。

  • 青年貴族と高級娼婦の純愛。

  • 高級娼婦マルグリット・ゴーティエと青年アルマン・デュヴァルの恋愛小説。
    お互いがお互いを想うあまり、すれ違いや仲違いをくり返す。最後のほうは、マルグリットが可哀そうで切なくて胸がしめつけられた。

  • オペラで有名な『椿姫』の原作翻訳書。
    純粋な愛の悲しい物語。
    マルグリットの気持ち、よくわかる。

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