- Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041032091
作品紹介・あらすじ
障害を抱える15歳の少女が誘拐された。現場には「ハーメルンの笛吹き男」を描いた絵はがきが残されていた……。警視庁捜査一課の犬養は相棒の高千穂と捜査に動くが、同一犯と思われる第二の誘拐事件が起こり……。
感想・レビュー・書評
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刑事犬養隼人 シリーズ3
捜査一課の犬養隼人刑事が、なぜか彼を嫌っている高千穂明日香とコンビを組み、誘拐犯に挑む。
9日間に、7人の少女が誘拐される事件が発生。
誘拐された少女の内、6人が、子宮頸がんワクチン接種の副作用に、苦しんでいた。
残りの1人は、子宮頸がんワクチン推奨団体会長の娘であった。
誘拐現場には「ハーメルンの笛吹き男」の絵葉書が残されていた他、犯人を示す証拠は、残されていなかった。
その直後、犯人から、1人10億円、都合70億円の身代金の要求が、捜査本部に届いた。
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子宮頸がんワクチンの副作用に苦しむ人がいる反面、ワクチンのお陰で、命が助かった人もいるのでは?どちらが正解なのだろうか。
今現在、コロナワクチン接種を、政府は推奨しているが『ワクチン接種者の方が、コロナに罹患しやすい』と言う意見が散見される。
私自身、4度受けたが、何年後かに、悪い答えが出ないよう祈るばかりだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
犬養隼人シリーズ第三弾。
子宮頸がんワクチンのこと...改めていろいろ考えさせられました。 -
犬養隼人シリーズ。
連続少女誘拐事件から見えてくる大きな陰謀まで。
計算された手口から解決まで。今回も驚かされました。
事件の動機を考えると犯人側に気持ちが動いてしまうかな。
その犯人も意外な展開の連続で。
読了後も内容整理するために再度最初から確認してしまいました。
社会風刺強めだったけど今回は特に面白かったです。 -
子宮頸がん予防ワクチンの副反応を巡る誘拐事件の話。ワクチンの接種により、記憶障害や肢体麻痺などの副反応に苦しむ女子中学生や高校生が次々と誘拐される。誘拐の現場には「ハーメルンの笛吹男」の絵葉書が残され・・・犬養シリーズ第3弾になるらしい。残念ながら、前作のイメージは全く残っておらず・・・社会問題を上手く取り入れており、ワクチンの副反応に悩んでいる人がたくさんいることを、この作品で初めて知った。ストーリーも面白いけど、犯人が中盤で解ってしまったので、ミステリーとしては普通かな。
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金銭などの要求もなく、死体が見つかるわけでもなく。
犯人像も目的もわからないまま、次々と起こる少女誘拐事件。
興味をひかれる展開。
後半、犯人の予想はついてくるが、それでも最後まで面白かった。
子宮頸がんワクチンの問題を主眼とした、社会派小説といった感じ。 -
子宮頸がんワクチンに対する理解がおかしい。こんな一方的に小説作っていいの?と感じる。子宮頸がんの怖さも伝えなぁ
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20.12.13読了
きっと2度目。でも既視感なし。笑
七里さんの世界観好きだなーと思う満足度。今回は医療系の誘拐事件。
警察は犬飼。ワクチン接種に関わる誘拐事件となる。今回は途中で、もしかして…?という感じがあったから、誘拐犯が分かっても、驚きよりはなるほどという感じ。
さて、次回作読まなくては。 -
子宮頸がんワクチン禍のお話。
ラストは中山七里らしさで終わり。 -
医師と製薬会社の癒着に憤りを感じる。