やせる石鹸

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著者 : 歌川たいじ
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年8月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041032510

やせる石鹸の感想・レビュー・書評

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  • 週末を利用して一気読み。とてもよかった。
    物語の中の「デブ女子」と「デブ男子」は歌川さんの分身のように思えた(ブログ・他の著書で見聞きしたエピソードと重なるものが多かったので)

  • “いろいろなことを頑張って自信をつけることは、太ってたってできたかもしれない。私はこれまで、あれもこれも自分がデブであるせいにして自信をつけることをサボってたのかもしれないなと考えることができたわ。”(P.252)

    “「そうよ、いちばん声のデカイ人が正しいってわけじゃないのよ」”(P.318)

    “「いつぐらいで思い悩まなくなるんでしょうね、思い悩まなくなるまでどれくらい時間がかかるものですか?」
    「思い悩むのも幸せなことだって気づくまでだよ」”(P.358)

  • デブに限らず、学校でいじめられたとか、外見でひどい目にあった人は読むといいかも。
    最初のオネエ口調の文体が読みにくいけれど、我慢していくうちに読めるようになる。

  • 半分は歌川さん自身の経験なのかなあと思いながら読んだ。たまみにいつかどんでん返しがくるのかと身構えていたら、ちゃんと着地できてほっとした。母親は変わらなかったけど、たまみは変われた。ゆるがない自分。みんなそれを求めてもがいているのかも。予想以上に素敵なお話でした。

  • 初めて歌川さんの本を読みました。

  • 『やせる石鹸』というタイトルだが、減量をする物語ではなかった。オベシティな人がたくさん出て来て所謂現代日本の異常なまでの痩身信仰と”太っている”ことについて考えたり悩んだりしながら自己を確立して行く”たまみ”のサクセス物語。私個人的には破綻している健康保険の負担になりにくいかと思うので所謂”標準”体重を維持するに越した事がないとは思うが、シ◯ブ中毒患者のような筋肉ゼロのガリガリ信仰はちょっと理解できない。町を歩いていても怖いぐらい栄養失調外見の人が目につく。それに、太っているというだけで虐められたりする現象を聞くにつけ、人間がマチュアになって国民すべての人間の品性が向上しないかぎり差別の無い社会というのは無理なのかとガックリくる。国や公的機関により差別や身分が廃止されてしまえば、色々とデブやらなんやらかんやらと人数の少ないグループをあげつらってどうしても差別したいらしい。仲良くしろとは言わないが、別に色んな人居ることになぜそんなに気にするのか?気にしなくていいではないかと思う。個人の尊重とか言うてるわりに社会が”異質”なものを受け入れられないというか、どこまでもインマチュアなピア意識に支配されているというか。ナイーブなことだ、、と、とか色々と考えさせられた1冊だった。そんなことを考えるのも私がデブでも虐められない時代の人間なのと100キロ越えている人が普通な社会ですごしていたからかもしれないが、、。というわけで面白く読んだ。ただし、文体がものとても読みづらくて困った(私比)。もうちょっと会話文と本文の接尾語に明確な差があれば読みやすいんだけど。

  • 巨デブの世界にしびれた。
    あらゆる価値観を、本当にそうかしらと見直せば、別の世界が広がる、かも。

  • 『他人が太った時に即座に指摘してくる奴なんて、脂肪に怯えてる証拠』

    あー、これ放射能汚染も当てはまるじゃーん。ねちっこい放射能安全派いるもんなー。放射能大丈夫!って騒いでる人は、放射能こわいんだね。。

    ・・・・・・・・・・

    『差別は無知から生まれる。差別との戦いは無知との戦い』

    『人に寄りかかろうとする奴は弱くなる』

    ・・・・・・・・・・

    『子育てしたことあるんですか?』『ないけど、あたし、元子どもだからさ。意外でしょ』(≧▽≦)

    ・・・・・・・・・・

    終始、オネエ言葉で語られる。めずらしいな、と作者のプロフィールを見てみたらゲイの方だった。ゲイの方特有のするどい観察力!楽しかった。

  • WOWOWでドラマ化してほしい!

  • 社会的マイノリティやコンプレックスを抱える人たちへの応援小説のようなものですね。
    この偏見に満ちた社会に楔を打ち込めればいいですが。
    別の著書も読んでみたくなった。

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たまみは人も驚く巨デブ女子。邪魔ですみませんと身を竦め生きてきた彼女がデブ専男子から告白された!けれどたまみは泣きながら彼を拒絶して……。甘塩っぱくて毒もある、カウンターパンチ的青春小説ここに見参!

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