やせる石鹸

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 157
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041032510

作品紹介・あらすじ

たまみは人も驚く巨デブ女子。邪魔ですみませんと身を竦め生きてきた彼女がデブ専男子から告白された!けれどたまみは泣きながら彼を拒絶して……。甘塩っぱくて毒もある、カウンターパンチ的青春小説ここに見参!

感想・レビュー・書評

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  • 巨デブの世界にしびれた。
    あらゆる価値観を、本当にそうかしらと見直せば、別の世界が広がる、かも。

  • たまみは人も驚く巨デブ女子。
    邪魔ですみませんと身を竦め生きてきた彼女がデブ専男子から告白された!
    けれどたまみは泣きながら彼を拒絶して……。
    (アマゾンより引用)

  • デブであることが理由で酷い扱いを受けている女性たちらが、団結して世間のデブの評価を変える話。最後にはタイトルにもあるやせるせっけんの価値が2000円から100円にさがったことで、彼女たちの目的が達成されたことがわかり後味もよかった。

  • めちゃくちゃ良かった!!すごく好き!!
    語り口がユーモラスで読みやすく、しかし核心に迫る言葉も挟まっているのでハッとします。
    表紙もファンシーだし、題材は巨デブやゲイなど一見イロモノと思うかもしれませんが、とんでもない。
    人間の生き方や考え方を問う、ど真面目な物語です。
    逆襲編は、感情移入しすぎて身体が熱くなりました。特に、たまみの内面が輝きやエネルギーが満ちる様子に臨場感があって、まるでページがオーラを纏っているかのよう!自分に自信がないけれど、そんな自分を認めて、舵を取っていきたいと思わせてくれる、素敵なお話です!読めてよかったです。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • デブとゲイにフォーカスした本。
    マイノリティに対して寛容になるべきだという話題はここ最近盛り上がってきているが、デブに対しては年々風当たりが強くなってきているように思う。

    私も、太っているのは自身の食生活を管理できていないからだと思っており、今まで太っている人を差別的な目で見ていたなと反省した。

    物語は、デブが偏見をや批判を跳ね除けデブのイメージを覆すというもの。ただし、批判してきた人や傷つけてきた人を蹴散らすのではなく変えていく方向。
    端端から優しさが滲み出ている本でした。

  • 2020.09.13
    涼しい土日 さ、前髪切りいこ

    希求
    ありのままの自分を受け入れる
    本当の自信とは

    デブ達の辛い出来事と
    その後の大どんでん返し劇
    まさかのダンスで勝負とは

    人からの評価ってやっぱり気になる
    できることならば、よく思って欲しい
    でも、そういうんじゃなくて
    自分の価値は自分で決めることの大切さ
    受け入れてもらうために行動することの難しさ
    なんか人間味溢れる物語でした

    読み終わるまで、1ヶ月くらいかかる
    謎の読書期間でしたとさちゃんちゃん

  • 0164
    2019/12/10読了
    タイトルと表紙に惹かれて読む。
    神様視点のオネエ?が語り部。
    巨デブの日常と苦悩を知る。何気なく傷つけてきただろうなあ…。
    デブ専についても知れた…本当にこんな感じなんだろうか。
    デブに限らずいじめのきっかけというのはこんな感じだろうし。
    過去の話は暗くて辛かったけど、途中からの希望の話が読んでて気持ちよかった。
    読後すっきり。
    他の作品も読もう。

  • 2015.11.15読了

  • 週末を利用して一気読み。とてもよかった。
    物語の中の「デブ女子」と「デブ男子」は歌川さんの分身のように思えた(ブログ・他の著書で見聞きしたエピソードと重なるものが多かったので)

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著者プロフィール

1日10万アクセスをカウントする人気ブログ「ゲイです、ほぼ夫婦です」の著者。リクルート社員時代に全国紙の一面を使った広告でゲイをカミングアウトし、話題に。その後「オールアバウト」の同性愛カテゴリを担当し、圧倒的人気を博す。自身の壮絶な生育歴を、ドラマティックに描いたコミックエッセイ『母さんがどんなに僕を嫌いでも』『母の形見は借金地獄』のほか、ゲイライフの日常を切りとったコミック『ジリラブ!』など。老若男女、セクシャリティを問わず多くの熱烈なファンをもつ。

「2018年 『角川つばさ文庫版 母さんがどんなに僕を嫌いでも』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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