パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95 (角川文庫)

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著者 : 法月綸太郎
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年12月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041033616

パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 最初の二話がすごく好き。私のミステリが好きな理由のエッセンスがギュッと詰まっています。最後の数行で怒涛に攻める探偵の推理披露の内容が、突飛もなかったり、ものすごく論理的だったりした時に感じるカタストロフィがたまらないのですよね〜。

    でも、中盤の【ロス・マクドナルドは黄色い部屋の夢を見るか?】みたいな話も嫌いじゃない(笑)。何言ってんのこの作者?ってなる系(笑)

  • 法月綸太郎の第一(?)短編集。
    ノックス・マシンを先に読んでたからかインパクトに欠けるなあ、という印象。

    ○重ねて二つ

    最後のオチに向けて無駄のない進行。
    だけど、それ以上のものは特にない感じ。

    ○懐中電灯
    倒叙もの、なんだろうけど。
    期待し過ぎていたのか、骨格しかない印象。

    ○黒のマリア
    オープンエンド。突然現れた黒衣の女と刑事とのやりとり、腹の探り合いがメインで、その描写は面白かった。
    葛城警部シリーズなのかな。

    ○トランスミッション
    これか、シャドウ・プレイがベスト。
    誘拐犯と被害者家族の中継をする羽目になった推理小説家。ワンアイディアのユーモアものかと思ったが、どこまで・誰が仕組んでいたことなのか。主人公を助けた探偵の正体も投げ出されたまんま、状況だけが解決するっていう腹の据わりの悪い底知れなさがある。

    ○シャドウ・プレイ
    トランスミッションと連作なのかな。同じ推理小説家が出てくる。
    会話が面白く、友人同士のやりとりと作中作の小説の内容が同時に語られ、結末を作中作のラストシーンに重ねるのも、据わりが悪くて良い。

    ○ロス・マクドナルドは黄色い部屋の夢を見るか?
    リュウ・アーチャーvsフィリップ・K・ディック。
    あと黄色い部屋のパロディなんだろうけど、未読のまま挑んでしまったことを後悔。
    引き立て役倶楽部の陰謀のような、作家・キャラクターが同じ次元で入り混じる佳作。

    ○カット・アウト
    ジャンル・ミステリーではないよなあ。装飾と物語の展開が一体になっているあたりは、ジャンルフィクション感があるけど。

    ○GALLONS OF RUBBING ALCOHOL FLOW THE ROUGH THE STRIP

    探偵・法月綸太郎ファンではないので嬉しくもなんともなかった。

  • 葛城刑事登場の3作、特に『黒のマリア』の決着とその余韻、『懐中電灯』の詰めが好み。『重ねて二つ』の死体装飾とトリックも面白いが『カット・アウト』の真相が明らかにされる場面はさらに好き。芸術の話は「夏と冬の奏鳴曲」を彷彿するも読み辛くはなかったなぁ

  • 若干悩める作品、実験的な作品が多いように感じたが、これが後の傑作群に繋がっていると考えると見方も変わってくる。
    勝手に法月綸太郎登場を期待して最後にすかされたのが少々不満だったりもする。

  • 読みにくい作品が多かった。
    特に美術のやつは語られてもよくわかりませんでした。

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パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95 (角川文庫)の作品紹介

女の上半身と男の下半身が合体した遺体が発見された。残りの体と密室トリックの謎に迫る(「重ねて二つ」)。現金強奪事件を起こした犯人が陥った盲点とは?(「懐中電灯」)全8編を収めた珠玉の短編集。

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