ギリギリ

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 474
感想 : 64
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041034620

感想・レビュー・書評

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  • 最初は今まで読んだ本と感じが違うのかな?と思った
    短編なのかと思ったが続いていて、最後は涙が出る感じだった

    脚本家の卵
    天涯孤独の義理母
    夫に先立たれシナリオライターの卵と再婚した元嫁

  • 不思議な人間関係。
    独特な世界観。
    好きですね。
    最後もいい終わり方じゃないのに何故かほんわかしてしまう。

  • 寝る前に少しずつしか読めなくて、読み終わるのに時間がかかったけど、清々しいラストだった。
    亡くなった人の周りの人の、連作短編集という構成も面白いと思う。
    一郎太はどういう人だったのか、想像するのも面白かった。

  • (2017/1/10読了)
    予想に反して、穏やかな流れるような作品だった。私の中の井上荒野さん的な話なのだけど、主人公の健児の人柄のせいか、さらりとしていて、嫌な感じはなかった。
    タイトル「ギリギリ」を出すタイミングも、早くもなく遅くもなく絶妙。ラストもいい。
    強いて言えば、静江さんの変化には、もう少し時間をかけた方が良かったかも。
    原田ひ香さんの作品が、さらに楽しみになった。

    (内容)
    女性管理職として仕事に没頭する瞳。前夫の一郎太が過労死した寂しさをまぎらわすかのように、同窓会で再会した脚本家の卵の健児と再婚した。瞳と健児のもとには、一郎太の母親や不倫相手から細々と連絡があり、相談に乗ったり、一郎太の不在を嘆いたりしている。ある日、瞳はゴミ箱のなかから健児が書いた脚本の草稿を見つけ、自分が選んだ道に疑問を感じるようになるが…。

    (目次)
    アナログ
    モヒート
    スカイプ
    シナリオ
    ギリギリ

  • 20160909

  • こういうのじゃないのがいいな.

  • 健児さんイイですね。

  • 2016/2/17

    夫•一朗太を突然死で亡くした瞳、一朗太の母•静江、新しい夫•健児。
    三人の群像劇。
    切ない。悲しみから救ってほしいと思う気持ちは責められるものなんだろうか。静江と健児の不思議だけど温かい付き合い方に羨ましくなった。
    雰囲気もセリフも悲しみも温かさも辛さも、良い。

  • ギリギリってそういう意味だったのか。
    人と人っていろいろあって、おもしろいし、ちょっと悲しいこともあるし、なんだか良いな。

  • このなかなか見ない設定が原田さんぽくて、わたしはけっこう好きなんだと思う。

    他の作品も読んでみる。

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著者プロフィール

1970年神奈川県生まれ。2005年『リトルプリンセス2号』で、第34回「NHK創作ラジオドラマ大賞」を受賞。07年『はじまらないティータイム』で、第31回「すばる文学賞」受賞。他の著書に、『母親ウエスタン』『復讐屋成海慶介の事件簿』『ラジオ・ガガガ』『幸福レシピ』『一橋桐子(76)の犯罪日記』『ランチ酒』「三人屋」シリーズ等がある。

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