うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち

  • 959人登録
  • 3.84評価
    • (67)
    • (102)
    • (63)
    • (10)
    • (8)
  • 124レビュー
著者 : 田中圭一
  • KADOKAWA (2017年1月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041037089

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
塩田 武士
宮下 奈都
羽海野 チカ
恩田 陸
又吉 直樹
森見 登美彦
有効な右矢印 無効な右矢印

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たちの感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 私もカネコさん同様「うつの気持ちはさっぱり分からん」派でした。が、実際家族がうつ状態になって初めて、うつについていろいろ調べていくうちに、これはトンデモナイものなのでは?と思ったものです。
    「心の風邪」どころじゃない。うつは「心のがん」です。
    なので、内容はストンときました。
    うつの時は風景がくすんで見えるので、やたら派手な色のものを買う、とか、忘れっぽくなる、活字が頭に入らない、音楽に感動できないなど、これ全部当てはまっていた!というようなものばかりでした。(うちのうつ人は信じられないほどカラフルな服ばかり着ている)
    うつの人を「メンタル弱い」だの「甘えている」「怠けたいからだ」などと言う理解のない人たちにこそ読んでほしいかな。
    うつを克服するには、家族はもちろん趣味も大事。
    まだ暗いトンネルの中を出たり入ったりしている家族をもつ私にとっては、すごく勇気のもらえた本でした。感謝。

  • 言葉としては知っている、でも自分がそうなってみるまではイマイチぴんと来ない症状、「うつ」。そもそも、自分がうつ状態なのかどうか、さえ、普通は分からないわけだよね、それが分からないのも症状の一つなわけだから。

    ただ、最近個人的に児童心理学とか問題行動の原点を探るとか要は「心と向き合う」行為を調べる必要があって、その過程で「うつ状態っていうのも自分と向き合って乗り越えていく現象の一つだな…」と気づいたので、本書を購入、気持ちとしてはうつ症状について知るための軽い導入くらいの感覚だった。

    で、読んでみて、今まで漠然としたイメージしか持っていなかった「うつ」だけど、もう少し形が見えてきたというか、よく形容される「心の風邪」という表現がすごく適当に言い表された言葉だということを実感した。

    風邪にもその苦しさや症状に個人差があって、それはうつも全く同じ。普段から気を付けていれば防げる風邪があるように、うつも多少は自分の努力で回避することができる。でも、対処療法ですませずきちんと治したいなら病院へ行く必要がある時もあるし、完治するまでは無理をしないことも大事。ふーむ、そう考えると本当に風邪みたいだな。

    ちょっと惜しいのは、たぶんこの作品、何かに掲載されていた連載作品を一冊にまとめたものなので、一回のページ数が限られているのだよね。だから、「え、なにこの話、もっと詳しく知りたい!」と思う回があっても、きっちりそのページ数で終了してしまうので、やや物足りない気持ちが残る。

    でも、逆に言うと、それだけ色々な人のうつに関する話を多角的に知ることができるってことでもあるし、「うつについて何にも知らないから少し理解したい」って人とか、「自分がややうつ状態の気がして不安…他の人はどうなんだろう、情報が欲しい」って人にはすごく良くできたライトバイブルになると思う。

    印象に残ったのは、うつの発端というのは「自分を好きになれない」ことから始まることが多いということ。今の自分を肯定できない何かがある、現状を受け入れられない、無理をしている自分が嫌い、または、無理をできない自分が情けない、過去に封じ込めた本当の自分がいる…そういうことに対する小さな我慢が重なって、うつに近づいていくのだなぁ。(本当の意味で)自分と向き合うこと、が、うつに対しても有効だということが分かった。

  • 筆者はじめ、「うつトンネル」を抜けた人達の体験談集。
    抜けたと言っても、不調な時がなくなったわけではないし、またトンネルに入ることもしばしば。
    読みやすい漫画で取っつきやすく、しかしうつの辛さはしっかり伝えようとしているのがいい。
    うつである人、そうかも知れないと思っている人だけでなく、この漫画の聞き手のようにうつではない人も理解を深めるために一読の価値があると思う。
    うつは心の風邪ではない、癌だ!という言葉が刺さった。

  • 鬱の状態はさすがに良く表現されている。ヌケの方法は人それぞれで、あまり一般化はできないようだ。

  • 気持ちが楽になった。
    マンガだから、気楽に読めるのも良かった。
    久しぶりにマンガを読んだ。
    マンガというものが、こんなに凄いものだったなんて、今になって気付いた。
    なんか本を読もうとなると、なんとなく構えてしまう。
    これが文章だけだったら、今の自分には読めなかったかも。
    自分は自分でいいんだって思えた。
    きっといつか、自分にも、笑える日が来ると思えた。

  • ウツを抜け出すためのきっかけが、外的要因に左右されることもありそう。
    もし、そこに辛さを感じる方がいたら、 心屋仁之助さん の本やブログをおすすめしたいな、と感じました。



    でも、漫画でとても読みやすく、起承転結があってどんどん読み進めてしまうほど面白かった!!!優しさが伝わってきて泣けた。とっても良い本です。田中圭一さんの他の本も読んでみたい。
    特に、田中圭一さん本人の体験談 がとても良かった。朝起きぬけに「自分が大好きだ」というアファメーションの有効性についての説得力がすごい。潜在意識に働きかける工程に納得。
    誰でも、朝起きてすぐ、良い言葉を染み込ませるメリットがある。わたしも、三ヶ月間、朝起きぬけの自分に明るい言葉を掛けてあげてみようと思いました。

  • 参考になること、示唆あったがちょっと今の自分が読むには辛かった…。
    自己肯定感、必要とされる事は大事な事。
    逃げてもいい。

  • うつは誰もがかかるもの、という意味で「うつは心の風邪」と捉えていたけど、うつは人の命を奪うものだから「うつは心のがん」であると述べられている点について強く共感した。過去、僕の同僚にも何人かうつ病になってしまった人がいた。その頃にこの本に書かれていることが頭に入っていれば、つらい思いをしていた同僚にもうまく接することができたのではないかと思う。

  • 複数のうつ経験者による体験談。マンガのためにイメージがわきやすい。自己否定がきっかけとなり発症し自己肯定て抜けていく、その通りだと思う。心と体は繋がっていて互いに影響を及ぼしあっている。その片方もしくは両方からの影響でキャパを超えるとそれは、もう無理、という信号がでて、うつとして表面化するのではないだろうか。正体がわかれば怖くはない。上手く付き合っていくのだ。

    朝、目覚めたら「自分を褒める言葉」を唱える。
    うつとは自分の持つエネルギーが心の闇に集中すること。
    森田療法。不安も葛藤も無くすことは出来ない。だから不安はあるがままに捨て置いて、今自分がすべき事をやればいい。そのうえで成功しても失敗しても、その人生は間違いではない。

  • パロディマンガの巨星がマジに描いた、明日は我が身のうつ病脱出コミック!

    著者自身のうつ病脱出体験をベースにうつ病からの脱出に成功した人たちをレポート。うつ病について実体験から知識を学べ、かつ悩みを分かち合い勇気付けられる、画期的なドキュメンタリーコミック!

全124件中 1 - 10件を表示

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たちに関連する談話室の質問

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たちを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たちを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たちの作品紹介

著者自身のうつ病脱出体験をベースにうつ病からの脱出に成功した人たちをレポート。うつ病について実体験から知識を学べ、かつ悩みを分かち合い勇気付けられる、画期的なドキュメンタリーコミック!

目次
第1話 田中圭一の場合1
第2話 田中圭一の場合2
第3話 田中圭一の場合3
第4話 照美八角の場合
 あの時ボクはうつだった その1
 あの時ボクはうつだった その2
第5話 折晴子の場合
第6話 大槻ケンヂの場合
第7話 深海昇の場合
第8話 戸地湖森奈の場合
第9話 岩波力也・姉原涼子の場合
第10話 代々木忠の場合
第11話 宮内悠介の場合
第12話 鴨川良太の場合
第13話 精神科医・ゆうきゆうの話
第14話 ずんずんの場合
第15話 まついなつきの場合
第16話 牛島えっさいの場合
第17話 熊谷達也の場合
第18話 内田樹の場合
第19話 一色伸幸の場合
第20話 総まとめ
エピローグ
 うつヌケこぼれ話 その1
 うつヌケこぼれ話 その2
あとがき

ツイートする