- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041037164
感想・レビュー・書評
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読んでいて、すごく気持ちの悪い描写があり、トラウマになりそうです。
それなのに読んだ後は、せつなくて優しい、そんな印象しか残りません。不思議な作品です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
旅本を書く和泉蝋庵とそのお供をする耳彦が遭遇する怪異を扱った連作短篇集。
人の情念が成るものが恐ろしさや憐れさをもたらす。少々単調に感じられる側面もある。
「地獄」の描写がグロテスクできつかった。 -
乙一さんの繊細な世界観が好きだなぁ。
一つ一つの短編が短くてさっくり読めた。内容はそれぞれが濃くて、満足感がある。
地獄という話では久々に乙一さんのダークな部分が全面に出されていて懐かしかった。
私も不思議な旅をしてみたい。 -
9つの連作短編集。
どの話も奇妙で不可思議、そして時にはおぞましくもある。この世ならざる場所へと踏み込んでしまう蠟庵と耳彦の珍道中が面白い。
特に好きなのが『ラピスラズリ幻想』と『「さあ、行こう」と少年が言った』
好きというか、おぞましさ大爆発なのが『地獄』……そ、そんなに耳彦、悪いことしたかなぁ!?ダメ男だけれども、そんな酷い目にあわなくてもいいんじゃない?? -
作者の前作は正に怪談だったけれど、こちらはお伽噺のような連作集。
収録作品の中では「地獄」が好き。幽霊よりも、人間の狂気の怖さがいい。しかし、続刊を読むのはいつになることやら。 -
幻想的すぎて、文章に惚れる
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913-Y
文庫 -
荒唐無稽な設定。最早ファンタジー。途中で中弛み的な感じもあったけど総じて面白く読んだ。最後はこれで賛成票を集められるものなのか?いやこれはファンタジーだから。ラストは予想通りだったが、そうこなくちゃ!