蝶結び かわら版売り事件帖

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著者 : 犬飼六岐
  • KADOKAWA (2016年12月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041038161

蝶結び かわら版売り事件帖の感想・レビュー・書評

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  • かわら版の原稿製作者である青山孫四郎と読み売りの才助が,甚助とおみつの父子のトラブルを解決する物語だが,日本橋を中心とした江戸時代の街の様子が目の前に浮かぶような巧みな記述が楽しめた.綾井一麻呂や花升のおかみのお京の存在も良かった.甚助ののめり込む性格につけ込んだ平八郎たちの企みを孫四郎が鮮やかに解決する手腕は見事だ.

  • 初めて読む作者の小説である。

    桶屋の職人甚助とおみつの災難を、かわら版売りの才助とその読売の執筆業をしている青山孫四郎とが、事件を解決していくのだが、、、、

    甚助の小心な生真面目な心の中に、妄想と空想で、かわら版の人物へと、求めて行っている。

    つい先日赤川次郎氏の 「鼠」シリーズを読んだところであるが、、、、
    この小説では、少しひねりすぎているように思われる。
    でも、親子の絆、夫婦の縁、仕事のつながりも蝶結びのようで、片側を引っ張るとほどけてしまうと、、、、
    最後の孫七郎の「ほどけたら、又結び直したらいい」の言葉は良かった。

    今、夫婦別称、単身赴任、卒婚、、、等、段々と人間関係も希薄のような感じがするようになってきた。
    今は、お墓も、ご先祖さんの眠る墓には、入らないし、夫婦墓も作らないと、言われている。
    コブ結びのように、固く結ばれても、こんがらがった糸よりかは、蝶結びの方が良い関係かもしれない。と、思いながら読んでしまった。

  • 真面目そのものの桶職人甚助には一人娘のおみつがいるが、かわら版の登場人物になりきってしまう癖がある。そんなところを利用され罪を犯してしまうが・・・
    かわら版の執筆を担当する孫四郎と読み売りの才助コンビが事件の真相を解明していく。江戸人情物。

  • とても読みやすく、また、江戸の雰囲気を感じさせるような描写がよかった。
    登場人物も、口の達者なかわら版売りと、中身を執筆するちょっとお堅くて温かい人柄の浪人という組み合わせが新鮮だった。

    今まであまりかわら版にスポットを当てた作品を読んだことが無かったので、それも面白かった。

    ただ、私が早く読んでしまう癖のせいか、いまいち感情移入できず。
    まあ、かわら版売りの才助が、軽いのは仕方ない(もう少し意外な一面とかほしいけど)としても、浪人の孫四郎が、深い悩みを抱えているようでいて、それがもったいぶった割に尻切れトンボな感じ・・・

    夜鷹の話は、元締めの男まで持ち出さなくても良かったんじゃないかな~ 本筋にあまり関係ないし。孫四郎の元同僚の乱心も、原因となった事件でもあるのかと思いきや、特にそんなことも出てこないし。

    語り手も多すぎるのかな。うーん、いろいろ惜しい・・・

  • 戯作者の青山孫四郎とかわら版売りの才助コンビで事件解決
    …真相がもやもや

  • 催眠術…いや、洗脳なんかねえ。

    まったく関わりのない、ある親子と戯作者に読み売り(かわら版売り)が縁を結んで解けてそして、という話。
    かわら版て毎日売り出すのだったら、作者大変だなあ。
    事件事故があれば面白おかしく書けるかも知れないけれど、そうでなければ切り売りして話を考えねばならんわけで。

    なんか続き物というか関連作品ありそう。
    というより読んだことあったなと思って自分の本棚検索したらやっぱりありました。

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蝶結び かわら版売り事件帖の作品紹介

父とふたり暮らしのおみつは、父甚助の様子がおかしいのを心配していた。母に先立たれてから、三度ほど、突然人が変わったような口ぶりになっている時があるのだ──。生真面目で、かわら版を読むことだけが楽しみな父はどうしてしまったのだろう。
一方、かわら版売りの才助は、泥酔して目を覚ますと、見知らぬ女の股枕で寝ていた。さらにその部屋の隅には、死体の男が……。女の顔にも、死体にも身に覚えがない才助は、戯作者の青山孫四郎に先程の出来事を打ち明けるのだった。すると、驚いたことに孫四郎は、ひと月ほどまえのかわら版の記事に状況が似ているというのだ。創作のかわら版が現実になったのか? 才助と孫四郎は、事の真相を確かめようとするが──。

蝶結び かわら版売り事件帖はこんな本です

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