- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041039922
感想・レビュー・書評
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気分が悪くなる物語!
いわゆる「いやミス」でした!
こういう小説は嫌い
帯には「面白すぎて止まらない!一気読み絶対保障」とあったので、期待して読みましたが、悪役のあまりの悪行、主人公のへたれぶりで、前半はかなり読み進めるのが嫌になりました。
ストーリとしては、前半は、主人公啓輔の受難がこれでもかと語られます。
小学生の啓輔は平凡な過程で育ちますが、遠縁にあたる同学年の達也と知り合うことで、さまざまな受難が!
両親と家を火事で亡くし、達也の家で暮らすことになります。
達也やその母親の悪人ぷりがとても気分が悪くなります。気持ちが沈みます。
後半は、弁護士となった啓輔に、逮捕された達也から弁護の依頼が..
全く改心することないく、裁判を弄ぶ達也、そして、啓輔を嵌める罠。ここからようやく、リーガルミステリーとしてまともに読み進めることが出来ました。
事件の真相は?
啓輔は達也を断罪出来るのか?
東野圭吾の「殺人の門」を思い出しました。
悪意の積み重ねで、暗く、重く、いやな気分だけが高まっていくところや主人公のへたれ具合は、まさにこの手の小説の典型なのか..
ということで、お勧め出来ません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どんな展開になるのか気になる一心で読み進める事は出来ましたが、内容が重くて少し疲れました。
また悪役がとことん悪い人で、全く共感出来ませんでした。文章は読みやすいですが、内容は重いと思うので心に余裕がある時に読む事をオススメします。 -
気持ちのよい話ではなく。
こんなこと、現実にはあるかもしれない。
だからこそ、やりきれない。
最後は光はあるのの、それまでの色々が許せなくて。 -
他の方の感想にも書いてありましたが、
話しにイライラしてしまい、何度も何度も読むのをやめようと、、
結果、耐えきれず、読む事をやめてしまいました。 -
これはねえ、サスペンスものなんだけど、
世の中の価値観から完全に乖離してる悪人(たち)がでてきます。同じ人類というくくりには入れてほしくない。
私は衝撃で2~3日気分がどんよりしてましたよ。
最後には主人公たちは勝つ(生き残る)のですが、うん、カタルシスはない。
悪のほうがあまりにも存在感が強すぎました。ベイダー卿どころではないです。
20180430 -
確か胸くそ悪すぎて好きになれなかった気がする。
書き方も好みでなかった、、 -
純粋な主人公が可哀想で読むのが嫌になりました。買ったからには最後まで読みましたが、私は好きではない内容。
好き嫌いは人それぞれなので1度読んでみてください -
犯した事に対して代償が軽すぎる。主人公が弱すぎてモヤモヤ。中々ないレベルの胸糞な人物が出てくるのは目新しかった。
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世田谷の一軒家に住む小学生の主人公。ある時から母親の遠縁にあたる母子が頻繁に現れる。息子の方は同い年ということもあり主人公と親しくなるが、主人公にとっては、ヤンキー予備軍の彼とは住む世界が違うと感じ疎ましく思う。そんな中、火事が原因で両親を亡くし、彼ら親子に引き取られるが精神的に虐待される日々が続く。その状況から救い出してくれたのは両親ひとりのクラスメイトだった。その後、弁護士となった主人公は、息子の方から弁護を頼まれる。しかしそれは幼い頃から見せていた彼の悪意にいたぶられるきっかけに過ぎなかった。
読後感は悪い。勧善懲悪の話ではあるものの、悪の部分が多すぎるのと、執拗な不快感でげんなりする。そして、最後もきちんと裁かれるわけではなくぼやかして終わる。それは悪質で巧妙な犯罪に対する司法の限界を指摘しているのかもしれないが、それにしても気分が悪くなる話。