ヨーレのクマー

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著者 : 宮部みゆき
制作 : 佐竹 美保 
  • KADOKAWA (2016年11月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041040614

ヨーレのクマーの感想・レビュー・書評

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  • 宮部みゆきにとって2作目の絵本。

    小説「悲嘆の門」の作中作品が、佐竹美保の美しい絵で、素晴らしい作品となった。

    「悲嘆の門」では、主人公の大学生のアルバイト先、ネットパトロール会社の社名の由来になっている。ネットという見えない世界をパトロールする見えない怪獣。パトロールの対象だけでなく、パトロールする自分自身もある意味では怪獣なのだと。

    絵本の主人公は、美しいフィヨルドを見渡す山に住んでいる怪獣、クマー。
    美しい自然と豊かな四季に恵まれている。

    クマーは不思議なツノの力で、姿が見えない。

    わるい怪獣と戦って、ヨーレの街を守っているクマー。

    しかし、怪獣との戦いで、そのツノが折れてしまう。

    わぁ、たいへんだ!

    街の人々の前に、はじめて姿を現したクマー。
    水面に映る自分の姿を、はじめて目にしたクマー。

    大切なものが目に見えた時、その本当の姿が見えているのだろうか。

    宮部みゆきが語りかける、美しくて、深くて、眠れなくなる物語。

  • 宮部さんの新刊。絵本だったか!w

    そして、読む・・・素晴らしい絵、あまりにも哀しいお話・・・ショックで、しばし呆然とする。。。

    あまりにも救いのない物語・・・。

    でも、この物語を読んで救われる人もいるのかな・・・?
    と考える。

    ああ、「悲嘆の門」の主人公のアルバイト先のネットパトロール会社の社名の由来になった絵本なのか~~!!!
    (ほぼ忘れてる・・・ちょっと思い出した)

    クマーは人々のために戦ったのに、人々はそれを知らないばかりか、クマーをまるで反対のものとして認識してしまう。

    誤解は、永遠に解けることが無いように思える。

    「ネットの番人もまた怪獣になりうるけれども、だからこそ番人として守りえるのだ」

    クマーは姿は怪獣だったけど、心は怪獣じゃなかったのに・・・あまりにも切なくて胸が締め付けれられる。

  • 佐竹さんの絵が異様に好きで。画集を出してほしい。

  • ひたすら誤解されているクマー。とても切ない物語でした。

  • 絵本。
    「本当のことは、誰にも知られないままです」という最後の一文が深いなぁ。
    そして自分の姿が悪い怪獣と一緒だと知ってしまったクマー。ヨーレの町を守っていたクマーということは誰も知らない。

  • 思春期の息子に、心折れそうになった時に読む本。

    理解されなくても、報われなくても、愛さずにはいられない。そんな自分を知る。

    絵本ナビに宮部みゆきさんと佐竹美保さんの対談が載っています。「フィヨルドの景色丸ごとがクマーなんだ」という言葉が印象的でした。

  • 読みの深さが求められる。悪と善の違いは。生活とは。駆逐とは。なぜ自死なのか。深いところは悲しみなのか。

  • フィヨルドに住む、透明な怪獣クマー。人知れずヨーレの街を守ってきた。夜になると、悪い怪獣がやってくる。透明なクマーは、悪い怪獣を追っ払うのだ。

    だけどある日、怪獣に角を折られてしまったクマー。
    透明だったのに、姿が見えるようになったクマー。

    すると、人にも見つかってしまう。
    何もしていないのに、街を守ってきたのに、恐ろしい怪獣だと恐れられてしまう。
    鉄砲でと松明をもった人々に追い立てられてしまう。

    子どもというより、YAから大人の絵本。
    宮部みゆきだもの。

  • 大人向けの絵本だなぁ、と思う。
    切ない。
    世界はこういう切ないことで溢れてるという事を、大人になると実感するわけで。
    子どもにとっては、非常に悲しいお話に映ったようで、あまり好きにはなれないとのこと。
    それだけ、印象に残った絵本になったのでしょう。
    絵が、とても素敵です。

  • 2017 4/29

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ヨーレのクマーの作品紹介

クマーは透明なかいじゅうです。悪い怪獣からヨーレの街を守っていました。ある日大切な角が折れてしまい…!? 物語の女王・宮部みゆき×ファンタジー界の重鎮・佐竹美保の二人が織りなす圧倒的スケール感の絵本!

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