カラーレシピ (1) (あすかコミックスCL-DX)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
4.39
  • (119)
  • (57)
  • (29)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 1092
感想 : 33
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041041000

作品紹介・あらすじ

店に新しくスタイリストとして福介が入社してきてから、笑吉の周りでは不可解なことが続くようになる…。これはただの偶然、いや…。あいつは、白馬の王子様のふりして、本当は…。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • はらださんは今まで1巻完結の話が多く1巻丸々メインカップルの話、それよりさらに短い短編・・・どれにしても簡潔ながらもピンポイントをグッサリ抉ってくるような鋭く身の詰まった内容の話を描かれていて、作家買いしている方の一人です。
    今回はナンバリングされた続きものということで期待感増量で読み始めましたが、相変わらずの素晴らしい引き込み力だと思います。
    じっくりと、より丁寧に話が進んでいるので読んでるうちに分かってくる心情やそれに伴ったじわじわ迫る展開にハラハラさせられました。
    いろいろな要素から受けと攻めの距離が少しずつ縮まり、後半で読者だけが知るキャラクターの心理にゾワワッと総毛立つ感じが堪りませんでした。
    あといたって私情ですが無愛想な受けが可愛い。

    この方の作品はどのタイトルのキャラも大体はどこかしら問題を抱えてたり、病んでたり変態染みてたり、とにかくキャラクターが物語の中で生きているという生々しい感じを醸していて、とても好きな作風の方なので今後のこの話の展開が楽しみです。

  • コミュニュケーション力の高いスタイリスト×無愛想な職人気質スタイリスト

    いや〜面白かった
    はらださんのことなので一筋縄じゃいかないんだろうな〜と思っていたので特に大きな驚きは無いんですが、でも面白かったです。

    しょーちゃんの鈍感さ・つけ込みやすさを上手く利用しているわけで、種明かしをすることで彼が折れてしまうのではと心配するりくちゃんの気持ちはよく分かるけど、敢えて口を出さない選択をしたりくちゃんは何を考えてるのか。今後何かありそう。

    欲しい、手に入れたいという想いが極限まで突き抜けちゃってぶっ飛んでる感じ。愛と言えば愛なのかな。2人がちゃんと幸せになってくれれば言うことはなし。続きがめちゃくちゃ気になります……。

  • ASUKA CIELからの最新刊ときたので、ラブコメ寄りになっちゃったのかな?ドエロ封印かな??と思いつつ読んだら…
    …やっぱり安定のはらだセンセだった。
    ほんと、すごい。ASUKA CIELというレーベルのせいでまんまとハメられました。今回も文句なしの★5つです。

    口達者で社交的で指名の多い表向き王子系スタイリスト福介×愛想笑いができない糞真面目流され不憫系スタイリスト笑吉。笑えないのに笑吉ってw
    お仕事ものとしても読み応えがありました。チェーン店から独立してがんばってるオーナーの美門や、りくちゃんのようなはらだセンセの作品でいつもすごい存在感を発揮するキャラによって、いっそう美容師の仕事のリアルさが際立っていて話に引き込まれました。
    なので、キラッキラの王子福介にいじられて怒ったりスネたりするしょうくん、という職場系キュンキュンラブだとてっきり…

    あぶないストーカー疑惑の雨男銀行員鬼原さんくらいかと思ってましたよ、HENTAIちっくなのは。
    あぶないのが鬼原だけなんて、やっぱりそんなかわいいお話じゃなかったですね~
    執着、HENTAI、ヤンデレに、大量愛が投入された仕上がりですww
    最後にのけぞりました。帯にゾクゾクするってあったけど、ほんとにゾクゾクしちゃいました。いつものことながらストーリー展開が圧巻!
    エロ的にも最高に萌えます。カラーページもトップと真ん中にあって、サービスたっぷりです。#5の冒頭Hシーンが…萌えます。描き下ろしのHも思わずガン見。

    それにしても、やっぱりりくちゃんタダモノではないですね。
    2巻もあるようなので、ここからどんな展開になるのかとても楽しみです。

  • 初めて読んだ、はらだ先生の作品

  • 怖い…面白い!

  • こぉ~~のぉ~~ハゲーーーーーー!!!!!!!
    はーーーんやられた。完敗。最高。ありがとう。アリガトウ。
    ふぅ。
    典型的ボーイミーツボーイの計算式にまんまと騙された。しっかも少しの特殊要素を入れておくことで一つの作品として成り立たせてて見事に商業BLの仮面を作って見せた。
    やられた。
    素晴らしい。

  • 美容師の話。
    福介すごい執念だな。
    鬼原さんもりくくんもいい味だしてる。

  • 読んでいてぞっとする感じがある作品。

  • 怖い

  • 面白かった!コマ割り素敵だし話の流れに惹きつけられて一気読みした。はらださん最高かよー!

  • やじるしを読んではらだ先生に惚れて買った。
    やじるしを読んだ時も思ったけど、本当に歪んだ愛情を描くのが上手い。2人ともいい表情で読んでて楽しかったです。

  • いい意味で裏切られる展開だった。最後のおまけで切なくなりすぎて泣いた。

  • 神です。
    はらだワールド炸裂の一冊ですね。
    最後の5分で全てがかわる!みたいな…
    驚きと恐怖、王道と非道が混ざり合う中でのとびきりエッチでした。
    読み終わったあとは、やばいしか言えなかったです。語彙力は確実に無くなるかと思われます。

    とにかく受けの笑吉くんがかわいいのなんの、、、攻めも攻めで…………はぁ

    これ買うのは電子よりも書籍をオススメします。
    えっ?えっ?えっ?となったときに、サササッーと見返せますので。

    絶対に読んで、悔いはないです!
    ぜひどうぞ!!!!!

  • 最初はじゃれてるのがかわいいな〜と思ってたけど後半予想外の展開にめちゃくちゃゾッとした…攻めが完全にヤバイやつだから手放しで萌えられないんだけど、まだ1巻だからこの先の展開が見てみたい

  • 読んでて、しょーくんだって頑張ってるんだぞ・・・!ってなった。鬼原さんヤダー恐いと思ったらまさかの犯人お前かよ状態、そこまでして手に入れたかったとかすごいな執着心。笑吉は気を許してきてるけど福介はサイコパスだし、それに気付いても本人教えないで傍観なりくもなかなか・・・・この人たちの本性に一生気付かないで欲しいな、しょーくん・・・知ったら精神崩壊しそう。本編読んだ後、カバーイラスト観ると表情にビクッてなるw

  • 物理的な暴力のイメージが強い先生だけど、やっぱ精神がヤバイやつの方がワクワクしますね(^-^)てか、続き物なの?!え…続けると、危ないじゃない…世の中には知らない方がいい事、たくさんあるでしょうに…
    あ。りくくん好きです。

  • ▼あらすじ
    店に新しくスタイリストとして福介が入社してきてから、笑吉の周りでは不可解なことが続くようになる…。これはただの偶然、いや…。あいつは、白馬の王子様のふりして、本当は…。

    ***

    はらだ先生の作品はエロもストーリーもピカイチで読み応え抜群なんですが、普通に萌えさせてはくれないと言いますか、読むと何かしらダメージ食らうので最近は手を出さないようにしていたのですが、今回は表紙に一目惚れしてしまい、サイコパシーラブという不穏な煽りに迷いながらも「ええい、ままよ!」と購入しました(笑)
    届いた本を見た瞬間、思わずうっとりとした溜め息が…。
    何て美しい表紙なんだろう…!!と。
    オレンジ色のグラデーションの背景に黒と白のコントラストが気持ち良いほどよく映えていて、表紙絵のポスターがあるなら部屋に飾って毎日眺めたいくらい個人的に凄くツボな表紙でした。
    これはどこに置かれていても凄く目を引くだろうなぁ…。

    そして肝心な内容ですが…実は私、チラッとネタバレを見てしまったんですよね…。
    なので、薄々予想は出来ていたのですが、それでもラストは大分衝撃的で、結果的に私のようなメンタル弱めの甘々純愛ストーリー好きには多少、覚悟しておくぐらいが丁度良いなと思いました(笑)
    あくまで私の場合ですが、何も知らずに読んでたらかなりショックを受けて下手したら立ち直れずにいたかもしれないんですよね…。
    勿論、何も知らずに読んだ方が絶対楽しめる作品である事は確かなんですが。

    ストーリーの方は流石はらだ先生と言いますか、予想通り…いや、予想以上に面白くて、ページを捲ってものの数分で作品の世界に引き込まれてしまいました。
    まず、美容師という職業についてきちんと描かれているのでとても興味深い。
    先生ってもしかしてこの業界の経験者なのか…?って思ってしまうほど現場の様子や細かい内容がしっかり描かれているので非常に説得力があります。

    途中までは普通に話が進み、展開も割と王道なんですが、物語の中盤辺りからサスペンス要素が強くなる為、ハラハラしながら一気に最後まで読みました。
    はらだ先生って、どうしてこんなにゾッとするシーンを描くのが上手いんでしょうかね…。ともすれば少しホラーちっくというか、中でもドアノブのシーンは怖過ぎてSAN値ガリガリ削られました(笑)
    あ、でも、鬼島さんの「もういちどやさしく僕のもみあげをもんでおくれ!!」ってシーンは思わず笑っちゃいましたけどね。シリアスなシーンなのに…(笑)

    とりあえず、印象に残ったのはドアノブのシーンとやっぱり最後…福介の計画がりくにバレた時の福介の豹変ぶりかな。あの顔は衝撃的だった…。
    口封じの為に平気で人殺せる顔というか。ドアノブのシーンもゾッとしたけど、それ以上にゾッとしたかもしれない。普通のキャラじゃないだろうとは思ってましたが、予想を遥かに上回る異常キャラだったのと、笑吉を手に入れる為に裏でやってた事がゲス過ぎて最後はちょっとモヤモヤしてしまった…。執着するにも程があるって…(^^;)

    あとラストに鬼島さんが恋人を亡くして笑吉に出会うまでのお話が載ってましたが、これ読んでから鬼島さんが凄く可哀想な人に思えてきて、何とも言えない後味の悪さを覚えましたね…。
    ボディーブローのように後からじわじわと効いてきて、彼の救済措置はないのだろうかと気が付けば鬼島さんの事を考えてしまっていたり…。ほんと、つくづく引き摺られるな自分…(笑)

    ていうかカラーレシピって一冊完結じゃないんですね。
    凄くキリの良い所で終わってるので続き物だと知って吃驚したんですが、よく見たらちゃんとTO BE CONTINUEDって書いてあった…(笑)
    ぶっちゃけあまり気持ちの良いお話とは言えないし、好きか苦手かと言ったら後者寄りなんですが、いかんせんめちゃくちゃ引き込まれるお話なので2巻が出たら間違い無く買うと思います。その、怖いもの見たさで…(笑)
    何だかんだ言いましたが、高評価なのが頷ける内容でした。
    狂気を孕んだ執着攻めがお好きな方に是非ともお勧めしたい作品です。
    評価は今まで読んだはらだ先生の作品の中で一番楽しめたので★4.5という事で。

    …余談ですが、笑吉、美門、福介、龍来って名前、“笑う門には福来たる”から一文字ずつ取ってるんですね。気が付いた瞬間、「おお!」ってなりました。縁起良さそう(笑)

  • リバになるのを今や今やと待っている それが叶わなくとも…。

  • 舞台設定がブレないのに(サイコパスの計算され尽くした独占欲)「またか」と言う印象を読者に持たせない巧者だな、作者は。

  • 美容師同士。前半は全く話に入り込めなくて、うーん?って感じでしたが、やっぱり一筋縄では終わりませんよね!


    当て馬ストーカーリーマンの最後の短編が切なすぎる。…「~♪」がこんなに余韻残すなんて…

全33件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

0

「2016年 『オリジナルボーイズラブアンソロジーCanna Vol.49』 で使われていた紹介文から引用しています。」

はらだの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×