猫と幽霊と日曜日の革命 サクラダリセット1 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.72
  • (36)
  • (58)
  • (51)
  • (5)
  • (6)
本棚登録 : 807
感想 : 51
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041041888

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 特殊設定ものはミステリ業界において今となってはなくてはならない枠組みになった。
    ラノベ風の作品も、特殊設定を盛り込んで(ファンタジー系を多いからなのかもしれないが)その限定された条件下で事態を終息させていく。
    本作では時間を遡る能力や記憶を保持し続けることのできる能力など、様島な特殊能力を持った土地に暮らす若者たちの活躍が描かれる。
    映画化もされた人気シリーズだ。

  • 優しくて不思議な物語。
    今春、実写化するみたいだけど、
    活字じゃないと面白くなさそう。。
    現実味はないけど、一気読みしてしまう面白さ。

  • 淡く薄い描写が光る作品。サクラダリセットのころは合わないと感じていたが、静かなイメージを言葉にし、幻想的で不思議なストーリーに心惹かれてしまいました。その中で、ラスト主人公の選択は読めながらも魅力的で、読み進めていくシリーズとなりました。

  • 河野裕がうらやましい。
    再読で、なお私の感性を殴りつけてくるような文章を読ませてくる。
    この表現が書きたかった、そのフレーズであふれている。

  • 正に河野さんという内容だった。彼の作品はどこまでも優しくて暖かさを感じる。それでいて、登場人物が皆どこか歪んでいながらも強く生きているのを感じる。、

  • ケイの人柄が好き

  •  最初この表紙を見た時このタイトルは、どういう事?って思ったが読んでいくうちに謎が解けていった。
     伏線がいくつかあり、まさかの展開も多々あったので読んでいても飽きなかった。
     主人公が過去に起こしてしまった過ちに責任感、後悔し続け、世界を幸せにする事だけに能力を使う事に決めた。 
     ミステリー要素、恋愛要素もありとても楽しめた作品だった。

  • 終盤で一気にめちゃくちゃに掻き乱された。
    フィクションのせかいに多々ある乱暴な優しさがだいすき。

    先に階段島や北野坂のシリーズを読んで、著者の作品は語り口がややこしいから各世界の在り方楽しみ方を掴むまでにやや時間が掛かると思っていた(読解力が弱い)。
    一巻でこんなにしっくり来てすき!ってなるなんて意外だ。とても嬉しい。

  • 階段島シリーズと同じく、特殊能力の存在を前提にしつつ人間の本質を問うような作品です。
    一見するとライトノベルの雰囲気なのですが、自分の感覚と全く違う切り口で物事を捉える河野氏の視点が新鮮で引き込まれます。

著者プロフィール

徳島県出身。2009年に『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』で、角川スニーカー文庫よりデビュー。若者を中心に人気を博し、シリーズは7冊を数える。他著作に「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズ(角川文庫)、『いなくなれ、群青』(新潮文庫)に始まる「階段島」シリーズなどがある。

「2023年 『昨日星を探した言い訳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

河野裕の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×