- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041042205
感想・レビュー・書評
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わたしは、校正や校閲の仕事をしているうえにファッションも好きなので、「うんうん」と思いながら読み進めていたらあっという間に終わった。
悦子のキャラクターは強烈だけど、石原さとみがドラマで主演をしていたことは知っていたので、悦子の台詞は見事に脳内再生できた。キュートな石原さとみがこんな台詞を、しかもオシャレな服を着て言っているのか。ドラマを観なきゃ。
小説を読んだうえでドラマを観たいと思ったのは初めてだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
T図書館 2014年
ドラマ化 2016年
校閲部の河野悦子が織り成すお話
《感想》
ドラマが面白かったので読んでみた
ドラマでは登場人物とストーリー共に、若干変えていた
原作は景凡社入社2年目で、すでに校閲部に配属されている場面から始まる
登場人物のキャラも濃くコメディータッチだ
河野悦子は口が悪く今どきの女子
ファッションは隙がなく完璧
校閲した知識を全て覚えることができる知性を持っており、理路整然としている
伏線張りまくりの本を読んだ後だったので、物足りなさはあったが、高尚な突っ込みが面白く、次回作も読む気になった
生意気なギャルが苦手と思うと読めないかもしれない -
校閲って聞いたことあるけど詳しく知らないなと思って読んでみた一冊。
はじめは悦子にあまり好感を抱けず…
演技のようだけど人に対する言葉遣いが悪い、上司にタメ口、女で東大とかマジ引く、など…
でも1章読み終わる頃には慣れてきたのか特に気にならずさくさく読めた。
ファッション誌に異動するという目標のために今目の前にある仕事を完璧にこなす。その仕事への向き合い方は素晴らしいの一言!
揺るぎない目標があるから、読み手としても悦子の仕事ぶりには信頼が置けた。
校閲の仕事については、誤字脱字や文法をチェックするだけにとどまらず本当に多岐にわたっていることがストーリーを追うだけでわかった。
小説だけでなく雑誌も、たくさんの人の目が入ってようやく届けられたものだと思うと見方が変わってくるなぁ。
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読みやすい本だった。
人によって考え方や価値観が違うこと、押し付けても変わらないが、自分での気づきは行動まで至るのだと納得させられる。
またちゃんと行動を起こせば報われるとは限らないが、結果は出て次につながると思った。 -
Audible にて
石原さとみさん主演ドラマ
校閲ガールの原作
校閲は彼女の望む仕事ではないのにも関わらず 目の前の仕事への向き合いかたには敬服する 口は悪いが記憶力の良さ お洒落に手を抜かないところ 恋など…目標に向かって全力で突っ走る彼女に元気をもらえる作品です -
意外と楽しめた。
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おもしろかった!河野悦子の毒舌混じった発言やツッコミに笑いながらも読んでると元気をもらえます。初めは犬猿の仲だった藤岩さんと、境遇や価値観も違うのに少しずつ親しくなっていく友情関係が良かったです!
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口は悪いが的を得た表現が面白い。
強すぎる押し付けの正義感がないのも、この本の魅力だなと思いました。
続きも読みたいと思います。
にしても、是永さんの本は想像が難しい(笑) -
校閲ってほんと大変だと思う。悦子みたいなタイプは向いてると思う。自覚はないだろうけど。地味なお仕事ですが、とても楽しく読めました。