教室の灯りは謎の色

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著者 : 水生大海
  • KADOKAWA/角川書店 (2016年8月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041042304

教室の灯りは謎の色の感想・レビュー・書評

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  • 高校じゃなく塾が舞台ってのがいいね。
    学校のセンセイと塾講師とでは生徒との距離感が微妙に違うし、ある意味、お互いに責任や義務がない分、謎解きもさらりとしていて読みやすい。
    一つ一つの謎自体には水生さんならではの毒気があって、それが「さらり」のなかでピリッと効いている。

  • 男性教師と女子高生という好みの組み合わせが出てくるとのことで、迷わず手に取った一冊。
    主人公は不登校気味だが塾には通っている遥。そこに務めている英語教師・黒澤は、クールで、物事の本質をよく見抜き、上っ面だけではない言葉を生徒に掛ける。
    この二人がパートナーとなり、塾やその雌雄編で起きる事件を解決していく。
    冒頭で起こった「レンタルビデオ店でのイタズラ」事件では、遥が中学時代に巻き込まれたいじめが絡んでいた。
    事件は解決したが、遥はこの件を機に高校をやめ、高卒認定試験を目指して塾で勉強をする道を選ぶ。
    塾内で起きたお金の消失事件や、生徒閉じ込め事件などを黒澤が解き明かし、遥は黒澤に惹かれる。
    だが冒頭のいじめの件は最後まで遥を悩ませる。
    事件一つ一つは小さいものの、何だか気持ち悪い悪意や切ない気持ちが動機になっていたりと、なかなか読みごたえがありました。
    黒澤と遥が、最後まで恋愛的にはほとんど進歩しないんだけどそれがイイ。

  • 5話からなる「謎解き」短編集。 
    訳ありエンカレッジ生の女子と学習塾講師が塾で起こる事件の謎解きに挑みます。 
    主人公の女子、事件の当事者だったり巻き込まれたりするのですがどうも考えが軽い(笑) 
    ま、10代前半はそんなものか・・・。 その軽さゆえ本書が本格的なイヤミスにならずに済んでいるのかも。 
    第3話「彼の憂鬱、彼の選択」が良かったかな 生臭くって

  • この人の本は初めて読んだけど、
    読みやすかった。
    学生の青春小説かなーと思ったら
    ちょっとしたミステリーでした。
    挿し絵とかあったら萌えただろうなぁ(笑)
    黒澤先生がどんな感じなのか気になる(*´∀`)

    また別の本も読んでみようかな、と思いました。

  • もうひとつかな。

  • 塾が舞台なのが新しくていいけど、恋愛がもう少し入ってて欲しかったな~
    途中であきちゃった

  • 塾を舞台にした謎解き。

  • う〜〜〜ん。。。

  • 【収録作品】水中トーチライト/消せない火/彼の憂鬱、彼の選択/罪のにおいは/この手に灯りを 
     不登校中の女子高生・遥が出会うさまざまな事件。等身大の高校生の姿が痛い。事件は解決しても、関わった人間たちの生活は続いていく。主人公のあっけらかんとした性格のおかげで読みやすいが、重たい気分が残る。

  • ○塾を中心に起こる謎を、高校生の遥と塾講師の黒澤が解決。謎を解く過程も楽しいが、あの頃の生々しい感情の変遷の描写が細かい。

    主人公は並木遙。並木家は父と義理の母との三人暮らし。
    義理の母が働く高校へ遙も通っているが、あることを理由にして昼間から塾に入り浸るようになる。
    あるとき、塾に来た元同級生の安奈と再会する。遥が引っ越した後、中3のときに自殺未遂をし、いまも高校でつまずいてしまっていた。塾講師の黒澤は遙に罪はないとかばうが、安奈が「支配者」の存在をほのめかし、いじめている人間もその支配者に遠隔操作されていたのだという。黒澤はこれまでの言動や反論できない遥の様子を見て、最近遥がその支配者に見つかり、再び脅されてしまったのではないかと推測する。
    黒澤に諭された遙は、勇気を出して、一歩前に進む。

    そのあとも様々な事件が起こる。
    塾での放火事件、財布からお金盗難事件、学生とじこめ事件・・・
    遥のひたむきさと黒澤先生の推理で解決に向かう。

    そんな中、安奈が入塾するが、遥は避けられてしまう。
    何かの事件に巻き込まれた様子だが・・・
    その事件は解決できるのか。そして遥は安奈と仲直りできるのか!?



    黒澤のアドバイスや指摘が、独りよがりになってしまっていた遥の気持ちを少しずつ変えていく。子どものころはやはり近くに正しく物事をみようとする大人がいることが重要なのだろうか。遥は少しずつ心を開くようになり、様々なことを前向きに取り組み、人とも前向きにかかわろうとする姿が見てとれる。
    気持ちが変われば、世界が変わる。
    教室の灯りの色を変えるのは、他でもない自分自身だ。

    この本を読んでいて、中学・高校時代のことを思い出した。
    わたしたちが忘れてしまった、中学生や高校生時代に経験した、あれだけ楽しんでいた一方で、どこかで感じる暗鬱とした部分がふんだんに描かれているからだろう。
    それだけ、中学生や高校生時代には戻れない・戻りたくないという気持ちがあるからだろうし、当時の生々しい心情を明らかにしてくれているということだと思う。

    遥と安奈、仲直りできるといいね。

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教室の灯りは謎の色の作品紹介

塾には通いながらも不登校を続ける、高校生の遥。遥には母親が教師をしている学校へ行けない理由があった。ある日、塾の近くのレンタルショップで事件が起き、遥は犯人だと疑われる。窮地を救ってくれたのは、居合わせた塾講師の黒澤だった。寡黙ながら救いの手を差し伸べてくれる黒澤に、遥の心は少しずつ解きほぐされていく。レンタルショップの事件は、遥が不登校になるきっかけとなった出来事にもつながっていき、やがて、黒澤の言葉が彼女の世界を変える――。

教室の灯りは謎の色のKindle版

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