喪失 (角川文庫)

  • 19人登録
  • 3.50評価
    • (1)
    • (1)
    • (4)
    • (0)
    • (0)
  • 3レビュー
著者 : 鏑木蓮
  • KADOKAWA (2017年11月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041044445

喪失 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 知らずに読み始めたけど、どうやら「見えない鎖」の続編
    らしい。文庫化した時にタイトルが変更になっており、モヤモヤしたまま、最後まで読んでしまった。
    前作の内容は全く覚えてなく、いきなり主人公の大橋砂生の流産シーンから始まり、意味不明だったけど、話が進むに連れ、事件の真相、冒頭の流産シーンがタイトルに繋がっていくことが分かり、納得。
    不動産会社の社長の妻が自宅の階段から転落死し、その真相に迫ると言う派手さのない事件の中にいろんなメッセージが詰まっていて、奥深さを感じていただけに、ラストの落とし所が残念。
    最後の最後に「見えない鎖」の内容を思い出した…
    文庫買ってしまったよ〜

  • 鏑木連氏の刑事ものは久々な気がします。率直な感想としては……悪くはなかったのですが、過去の刑事ものに比べるとやや物足りなさを感じてしまいました。

    主人公は流産を経験した女刑事という設定ですが、この設定が本作の展開に効果的に作用しているという印象が薄かったのがその要因でしょうか。母親を失った瑠美と、お互い喪失したものを補い合う関係を強めるための要素だったのかもですが、流産という設定がなくても成り立ったのではないかと思ってしまったので……

    過去作と比較するなら、被害者やその他登場人物にさほど感情移入できなかったことが、物足りなさの要因に挙げられるかもしれません。「白砂」「時限」などは被害者に強く同情したのですが、本作の真鍋父娘には同情できる部分もありますが自分勝手さの方を強く感じました。

    とはいえ、大橋刑事の出来る女感溢れる振る舞いや無駄に声の大きい望月くん、そして娘との関係や会社の状況に悩む真鍋社長など、キャラクターは生き生きとしていて「物語を紡ぐためのただの駒」という感がないのは流石に思います。次回の刑事ものに期待したいです。

  • 鏑木蓮『喪失』角川文庫。

    文庫書き下ろし作品。鏑木蓮の作品では重い系の警察ミステリー。もう少し予想外の大きな展開を期待したのだが、小さくまとまり過ぎた感のある作品だった。

    有力不動産会社社長の妻がビルの非常階段で遺体となって発見される。妻の遺体の手には夫のブレスレットが…未婚で妊娠、流産を経験し、復帰したばかりの美貌の準キャリア刑事・大橋砂生が事件に挑む。

    大橋砂生の激動の人生は本編とは関わらず、勿体無いというか、無駄なように感じた。か弱い女性刑事の成長を描きたかったのか、アマゾネスのような強い女性刑事の活躍を描きたかったのか…

全3件中 1 - 3件を表示

鏑木蓮の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
坂木 司
辻村 深月
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印

喪失 (角川文庫)の作品紹介

京都市内のビルで女性の不審死体が見つかる。京都府警・捜査一課の大橋砂生は、被害者が夫のブレスレットを握りしめていたことから夫を疑う。妻はDV被害を訴え、夫と離婚調停中だったが・・・・・・。

喪失 (角川文庫)のKindle版

ツイートする