遺跡発掘師は笑わない 悪路王の右手 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 337
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041044681

作品紹介・あらすじ

若き天才発掘師・無量が陸前高田の神社跡で掘り当てた、指が三本しかない右手の骨。地元では「鬼の手では」と噂される。一方、平泉にいた忍は出土品の盗難に遭遇。そこには“悪路王参上”の文字が残されていて──。

感想・レビュー・書評

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  • やっと4冊目読み終わったー!
    今回の舞台は東北。平泉やら源義経やら流石に日本史に疎い私でも分かる人の名前が出てきておおっ!!?と思いながら読み進めていたらまさかの気になるところで前編が終了……。
    これは気になる……怪しい人は出てくるし何やかんや色んなところで色んなことが起きているし、この話はどこに着地するのか全く分からないし!
    今回はカンフーシーンがなかったけど後編では大活躍したり……するんだろうか?
    今回は何となく雰囲気が横溝正史っぽいので怖くならないか不安を感じつつ後編を読もうと思います。

  • 久しぶりに手に取ったので、忘れていたところもあったけど、話としては一気に読めました。前後編をまとめて用意したのは正解でした。

  • ハマらないかも知れないと思っていたがどんどん面白くなっていく。

  • シリーズ4「悪路王の右手」
    次が「悪路王の左手」だから、悪路王の前編。
    シリーズが、どんどん面白なってきた。
    ストーリー展開が、
    ややミステリードラマ化しているようにも感じるけど、
    ま、そこはいいとして。
    悪路王、阿弖流為、百済王、桓武天皇、高野新笠
    と、好きな時代。
    東日本大震災後2年、舞台は陸前高田市。
    文化財修復や復興のための発掘調査など、興味深かった。
    後編「悪路王の左手」が楽しみ。

  • 疑いをかけられ掘り進めた先に。
    家発表されていなかった歴史の裏を解こうとすると、どうしても欲に目がくらむ以上にその物への執着が物凄いのだろうな。
    三人三様で違う人達と出会い物語が進んでいるが、この先どうなるのか気になるな。

  • 岩手なのはわかっていたけど震災から2年後が舞台とは。
    しかしなるほど、そういう理由の発掘なのか……。
    と、ちょっとしんみりしましたが、アテルイとか義経とかテンション上がる要素満点でした。

    が、今回は一冊で完結しないで「左手」に続く。

  • 妹より。

    やっぱり3人がつるんでる感じが好き。感想は左手にて。

  • シリーズ4作目。今回は震災から2年後の東北が舞台。陸前高田の遺跡で、無量が掘り出した3本指の右手に端を発し、事件が巻き起こる。
    源義経に坂上田村麻呂、桓武天皇と、教科書でみたような名前がずらり。この時代に詳しくないので、正直理解できないとこもあるけど、今回も壮大なお話になってきた。
    タイトルからして次の『悪路王の左手』に続くんだろうなとは思ってたけど…本当気になるところで終わられた。早く続きを読まないと。

  • 面白かった〜。やっぱいいわあ。文庫発売なので前3作買い直したので大出費だよ。

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著者プロフィール

千葉県生まれ、東京都在住。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー。同シリーズは累計680万部を超える大ヒットとなる。他の著書に、今作を含む「西原無量」シリーズ、『カサンドラ』、「赤の神紋」シリーズ、「シュバルツ・ヘルツ」シリーズなど多数。

「2023年 『遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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