遺跡発掘師は笑わない 悪路王の左手 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 313
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041046333

作品紹介・あらすじ

岩手の祖波神社跡で「三本指の右手」に続き「金の薬指」を掘り当てた天才発掘師・西原無量。鬼の墓との言い伝えもあるこの場所には、一体何が秘められているのか。一方「悪路王の首」を祀る鬼頭家では、二代にわたり当主が変死していた。真相を探る忍だが、そこには鬼頭家の息子・陽司と、謎の韓国人・ペクが深く関わっていて……!? 
震災後の東北・岩手の地に隠された、壮大な歴史の秘密とは。全てが明かされるシリーズ第5弾、文庫書き下ろし!

感想・レビュー・書評

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  • 震災後の復興作業の前に調査のために無量が派遣される。アテルイという名前は初めて知る。
    今回も時間を忘れて没頭する。

  • 面白かったけど、少し盛り込みすぎと
    終わり方が、どうもテレビっぽくて。。。
    平泉、陸前高田、花巻、
    阿弖流為、達谷窟、悪路王、蕨手刀、桓武天皇、百済王、毘沙門天、
    台湾の故宮、国民党・・・・
    百川、パク(百)さん、鬼頭姉妹。
    阿弖流為、桓武天皇、百済王、台湾の故宮あたりは、
    ほかの本を読んでみたいと思う。

  • 長年追い求めていた物は。
    この案件がもし公に出てしまったら、色々な人の人生や歴史が変わってきてしまうのだろうけれど発掘物からの真実の訴えと考えると難しいところだな。
    今回関わったもの人たちは自分たちの信じていた過去と全く違うものを知った後、今後どうしていくのか気になるところだな。

  • 悪路王の完結編。
    前巻のあらすじ入りなのでこの巻からも読める親切仕様。

    萌絵が戦闘要員としてどんどん腕を上げているところがすごいな……。
    勉強も頑張ってるし、好感度がガンガン上がっていく。
    しかしまだれいなといい今回といい、これは萌絵にワンチャンあるのか。
    忍が不穏過ぎてアレだけども、「右手」の序章と「左手」の終章を見るに、次から何かあるかな……?

  • 妹より。

    勢い止まらず一気読み。何だか酔った気分。ワクワク読了。

    色々複雑に絡んでいた糸が、最後見事に解決してびっくり。上手いな~。前に出てきた関係者も少し出てたりして、にんまり。
    某作者の歴史シリーズを読んでいるので、悪霊とか怨霊とか奉るとか知ってて良かったと、読みながら思った。多分知らなかったら、歴史部分は読みにくいかも。

  • 前作『悪路王の右手』からの後編。
    桓武天皇に奥州藤原三代と、教科書で見た名前がずらり、までは良かったんだけど、そこから百済とか台湾政府とかまで話が及び、その上今回は人間関係も複雑で、正直もう私の頭ではついて行けなくなってしまった。

    史実や残された少しの手掛かり(遺物)から想像を膨らませて描くのが歴史ミステリーの醍醐味なんだろうけど…もはやこのシリーズは、無量たち3人の掛け合いや忍とJKの関係をメインに楽しむことにしよう。

  • 遺跡発掘師・西原無量シリーズ。
    前作「悪路王の右手」から続く後編。

    阿弖流為か桓武天皇か?というところに、百済王に東武天皇、果ては終戦後の台湾の国民政府やらが加わって、後半は結構複雑。でも、前作で感じた、何故にここで韓国人が関係してくるの?という疑問などもすっかり片付き、スッキリした。高田崇史さんのQEDシリーズより説明的でない分、薀蓄と事件とのバランスが良くて読みやすいかな。

  •  うっかり右手を読む前に読んでしまった。いつの間に文庫の書き下ろしになっていたんだろう。

     まあ、お話は相変わらず掘って発見なんで。

     歴史に興味がないと、読んでいて辛いです。なので卒業しましょう。

  • 史実と虚構のまぜこぜに、だいぶついていけなくなってます(笑)
    そして、「忍ちゃん」呼びに、どーしても違和感がありまくりです。5冊目だというのに、慣れない。

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著者プロフィール

千葉県生まれ、東京都在住。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー。同シリーズは累計680万部を超える大ヒットとなる。他の著書に、今作を含む「西原無量」シリーズ、『カサンドラ』、「赤の神紋」シリーズ、「シュバルツ・ヘルツ」シリーズなど多数。

「2023年 『遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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