- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041047378
作品紹介・あらすじ
2013年12月19日、「餃子の王将」チェーンを全国展開する「王将フードサービス」本社前で社長(当時)の大東隆行氏が射殺される事件が起こった。住宅街の中での堂々の犯行にもかかわらず事件からもうすぐ3年、捜査は大きな進展をすることなく現在を迎えている。実行犯そして黒幕は誰なのか。また創業者一族、暴力団、中国マフィアとの関連性とは? 単行本版刊行後の裏社会の動向などを追った最終章を新たに追加。難解事件の真相に迫る著者渾身のノンフィクション。
感想・レビュー・書評
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この事件結局何だったのかなぁ、と気になって読んでみた。事実は小説より奇なりと言うけれど、嘘みたいな本当のような話。ヒットマン血縁説はさすがにないと思うけど。闇社会につながりがなくて良かったと安堵する一方、関わらざるを得ない職種があったり、真っ当に仕事をしていても企業テロを画策されたりとどこか別世界で起きた事件のよう。くだらない組織のしがらみで捜査が難航したり逮捕できなかったりしているとするなら馬鹿馬鹿しい。実行犯は捕まったようだが、黒幕は野放しか。
綿密な取材を重ねてまとめあげられたことはわかるが、文章としては少し読みにくい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
知っている企業だけに興味を持って読めた。結論様々な憶測はその範疇であり事実は分からないということか?
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なにこれ面白くない。なにひとつはっきりしてないじゃん。訳わかんない。この中で一番面白かったのは王将創業者の孫がウクライナ人女性と結婚してその後DVを繰り返し仲直り旅行中のエジプトで息子を連れて失踪した、ってとこだけだわ。冒頭で婆さんが語る創業者は満州で憲兵だった、姉をレイプした、みたいなのも特に立派な伏線になってないし、思わせぶりなばかりな駄作ノンフィクション。
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せっかくなので、本書のラストは王将で読み終わろうと思い、近所の王将へ行く。それはさておき、企業トップが殺されるという大事件、企業テロにも関わらず現在も未解決というのは、考えてみれば怖い話である。ヤクザやフロント企業、半グレ、チャイニーズマフィア、新華僑コネクションまで目白押しであり、王将に限った話ではないだろうが、それらのアンダーグラウンドと企業社会は切っても切れない関係だと再認識する。本書自体は同じ話の繰り返しや「俺は裏社会を知ってるぜ」感を出してくる著者の話に付き合うのに途中でダレてくるし、事件の本質に迫っているとも言い難い。しかし今後の事件の推移には注目したい。
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今更だけど、読んだら闇深かった。
半グレとか、こういうほぼノンフィクションの闇深い話大好き。 -
事件そのものよりも、被害者の人となりや、企業としての餃子の王将の成り立ちについて詳しい。大事件なのに迷宮入りだなんて闇が深すぎる
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発生当初からの違和感を、納得させる内容で紐解いていく文面。非常に興味深かった。
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事件の目撃証言や遺留物などが少ない殺人事件、
動機も推測の域から超えない。
机上の空論ばかりの一冊
30/9/29 -
王将の事件だけに限るとそう真新しい事は無い。ワイドショーでも語られていた背後関係とか王将の歴史みたいな事をもう少し丁寧に書いてある感じ。むしろ企業テロの歴史であるとか現代のヤクザ、チャイニーズマフィアについて王将周辺から学ぶみたいな感じ。あと、飲食が拡大、海外進出する際に生じるトラブルなどが語られる。そのへんに興味が持てれば面白く読めるかな。あと、後述、後で詳しくという記述が多く感じたかな。
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2013年12月に起きた餃子の王将社長射殺事件の真相を探る著者渾身のルポ。
もちろん真犯人は2017年8月現在でもまだ明らかになっていないので、本書でも犯人の特定はできておらず、複数の可能性を示すだけにとどまっている。
なお、本書は文庫であり、2014年に出版された単行本に出版後の追加情報を加えた「最終増補版」である。
しょっちゅう王将の餃子を食しているので、どのような経緯や背景があったのかが気になり読んでみたが、思いのほか王将の闇が深いことがわかった。個人的には、射殺事件とは関係ないのだろうが、「大阪王将」との関係についてもちょっとでよいから経緯等に触れてもらえるとなおよかったと思う。