虚実妖怪百物語 急 (怪BOOKS)

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著者 : 京極夏彦
  • KADOKAWA (2016年11月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041047811

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虚実妖怪百物語 急 (怪BOOKS)の感想・レビュー・書評

  • 面白かった!
    これはもう読む側も難しいこと抜きで馬鹿になってただ純粋に楽しんで読むのが良いかと。

    個人的に妖怪以外にも漫画、アニメのキャラとか怪獣とか出てきたあたりは最高にワクワクしました。
    まさかの豆腐小僧ちゃんも出てきて作者と歩いてる様はなんだか感動。
    そして、この人はどういうことなんだろう…ってずっと気になってた平太郎くんについても最後になるほどというオチがちゃんとついてた。

    ラストの水木先生には涙腺がゆるみました…。

  • 破と急の感想間違えちゃった。

    うーん。
    上巻中巻の面白さが嘘のように、次ページをめくるのが苦痛な、恐ろしいつまらなさだった。。
    余裕がなかったりギスギスしても社会は成り立つのだろうし、それが風刺だフィクションだ、って言うのも別に良いんだけど、バカが余裕が必要だっていうのも首肯できるし、じゃあ不満を持ってるのがいかんのですよというのも分かるが、やはり単純に不愉快だったなぁ。こういうフィクションがあふれだす系は読者を蔑ろにしたり馬鹿にしたり無視するのが作法だったりするんだろうか。余裕がない間抜けに、バカになれない愚か者に俺達がバカを見せてやらなきゃ、バカにならなきゃ、って言うのは良いんだけど、それを読ませてるのは、今まさに読んでるのは読者にほかならないんじゃないの? 出版不況やら表現規制やら安保だったり各種社会問題だったり有るだろうが、そういうのを全部「市民」とひっくるめられて、ヤツらはキチガイだ自滅だ愚か者だといわれて、気持ちいいはずは無かろう。
    妖怪バカ連中の馴れ合いがものすごく気持ち悪いし。
    やっぱ幕の引き方は難しいよなぁ。最後の方は良い感じにはなったけど。

    青嵐が出てきたことだけはココロから喝采ですよ。

  • 加藤保憲が実在したのではなく、フィクションの中からリアルの世界に人や物が進出するという現象が起こり、それらの中にたまたま加藤保憲がいただけというオチ。

    この作品に込められた想いは「妖怪を感じられるくらいのゆとりと無駄で時々少々害のあるもの=妖怪を笑って見ていられるくらいの遊び心がないと国が荒んで大変なことになっちゃうよ」ってことなのかな?
    無駄を削ぎ落とすという行為は合理的に見えて実は結構恐ろしい行為だもんなー。養老孟司さんも去年どこかで無駄なものをいらないものとする考え方は危険だ、みたいなことを言ってた気が。

    寝たきりの高齢者や障害者や子供を産まずに婆さんになった女性を差別するのも無駄を削ぎ落としたい心からくるものだ。石原慎太郎がモデルと思しきキャラクターを出したのも、そこらへんに理由があるのかな。

  • すばらしく面白かった。
    クライマックスのオールスター感。

  • ようやく完結。はたして日本は立ち直ることができるのか……とどきどきしながら読みましたら。
    ううむ……余裕のないのは嫌だけど。余裕だらけでもこれはこれで(苦笑)。何事も適度でないといけませんねえ。それにしても妖怪が好きだというだけでここまで「馬鹿」と言われてしまうとは。ま、必ずしも馬鹿が悪いわけではないようですが。
    大物実在人物がこれでもかって登場する中。平山夢明さんの邪悪さが群を抜いています。酷い。酷すぎる。でも納得できてしまうのは何故だ。さらに妖怪大戦争。妖怪じゃないものもいっぱい湧いての大騒動。鈴木光司さん、なんてもの出してくれるんだ! そりゃあ現代の人はこれが一番怖いかも?
    そして京極堂シリーズの読者には気になっていたあの人。やはりそういうことだったのか。とにかくおふざけお祭りモード満載の、楽しい作品でした。とはいえ、真面目な教訓も多少含まれているのかも。

  • やっとこの感じにも慣れてきまして(2巻から読んだから)、レオや平太郎や及川さんや、もうノリノリで大変愉快でした。細かいネタやら突っ込みなど、もうユートピアですね。残にょ、とこちらとどちらがほんとうのヒラヤマさんなのか。
    もう最後の東映アニメ祭り(?)な感じの版権フリー祭り状態が。こんな愉快な描写はそうそうないですよね。

    温泉がかわいくってねんねこ姫みたいな?、造りはディスコ探偵みたいな?。
    とりあえずラストは御大が遠くて泣けてしまいました。
    でもレオが何者かわからないかった、1巻で解消されるかな。

  • 滅びかけた国を憂えて妖怪馬鹿達が立ち上がる!といった話の進み方ではもちろんなく、妖怪馬鹿が馬鹿として馬鹿らしくも雄々しく行動していくとなんとかなったわ、みたいな結末でした。でもその間に繰り広げられる妖怪大戦争がもう、好きな人には辛抱たまらん感じで、本当に版権大丈夫?って思いました(笑) ほぼ分かっちゃう自分もどーよって感じではありますが。 そして最後の最後にあの方が全て持っていっちゃうとこも、らしくて良かったです。結局読む方も馬鹿なんでしょうねえ…。

  • めっちゃめちゃ面白かった!!ほぼくだらないし阿呆なことばっかりやってるしダジャレ多いし、なんだこのお馬鹿な小説は…と思ってたけど、パロディ盛りだくさんでくすりと笑えたし大戦争のところでは漫画や特撮のキャラクター、妖怪たちがたくさん出てきておたくとしてはとても楽しかった…
    けど最後は怒涛で、娯楽は全て無駄だって言い切ったあとでだけど無駄が良い、っていうのがすごく良かった…小説だってアニメゲームテレビだって何のためにもならないし無駄なものだけど、そういう無駄なこと、なんにもならないこと、それが大事だしそれが余裕なんだなあと思いました。わたしも常に馬鹿でありたいなあ。そして最後の水木先生のところではほろりとしてしまった…愛されてるなあ

  • 最後はイマイチ。
    ただ「人生は無駄の積み重ねなんです。〜。仕事を効率良くこなして、余った時間で無駄を楽しむ。」というセリフは気に入った。無駄、余裕がなくなって世の中が荒廃する設定は面白いと思った。

  • 呼び子…なんてデンジャラスなんだ。こんなもんあったら絶対誘惑に負けてテロを起こしてしまう。無敵の力だ。
    というわけで妖怪大戦争!はちゃめちゃに楽しいぞ。どっちかっていうと「よーかいだいせんそー‼」って感じですけど。
    しかし京極先生『夏目友人帳』までチェックしてるとは…さらに青嵐が出てきたら「いやっほう!」と楽しくならざるを得なかった。犬夜叉よりもラムちゃんに出てきてほしかったけど、そこはギリギリ妖怪としての踏みとどまりがあったのだろうか。(でも怪獣とか出てるじゃないですか?なんならヒーロー系も出てくれば…あかんもう何のまとまりもなくなる)あと豆腐小僧もうれしかった。好きなんだあいつ。
    ただ思ったよりクライマックスからの対ラスボスがカンタンに終わっちゃった気はする。
    まあ、妖怪愛好家か、と言われるといやそれほどでも…といったところではあるけど、フィクション愛好家ではあるので、ラストはなんとも嫌いじゃない味わいだった。

  • 最後の三巻目で失速。ラストのグダグダ感がもったいない。すっきりと終われなかったな。残念。
    追加。これはもしかしたら、壮大な、水木しげる始め、妖怪を愛する先輩方へのラブレターと、同胞、後輩へのエールかもしれない。結構それは素敵。

  • どんちゃん騒ぎが続きます。イスカンダルで待っているのが坂田利夫って、馬鹿じゃなくてアホだ。

  • 呼ぶ子の能力はやけに便利だなと思っていたが、最終的にあんな夢のような展開になってしまうとは。他はともかく、巨大化貞子はひどい。一応ゴジラを出すのに躊躇していたのが奥ゆかしいが。エヴァ等を出せない事情についてはちょっと残念だが納得。話題が出ただけでもよしとする。クトゥルーだと思っていたら実は狸だったというのはちょっと残念。
    恩田陸さんの酔っ払いキャラが笑えた。なお、陰陽座が出ないかどうかちょっとどきどきしていたのだが、出なかったな。

  • 終わりました。最後の9行で泣きました、号泣。
    もちろん最後の最後の場面だけですが、やっぱり「序」で感じたようにこれは水木先生讃歌なんでス。読み進むにつれイラつきながらも反省しました、私もまた余裕がない人間になっていたと。後半、「急」ですわ、もーホンローされたかんじ。これは一気に3冊読むべきですヨ。

  • 確かに実在の人物は色々出てくるんだけど、面識があるわけでもないし、他作のキャラが出てるのとあんまり変わらないかな。
    まあ、背景を知っているほうがより面白くは読める。
    平太郎に関してはそうでしたね!って感じ。まさしく虚実。

  • ようやく最終巻。
    挫折しそうになりながら
    なんとか、最終巻。
    結局、面白いのか、面白くないのかは
    微妙なところ。
    それなりに、楽しめたのは
    それなりの予備知識がある人か…
    くだらない中に、実は深い意味があったのかもしれないが気のせいかもしれない。

  • 感想は「序」「破」「急」三冊あわせてのものです。

    日本に妖怪が現実に現れ、そこから相互監視の殺伐とした社会が生まれる。
    妖怪好きの関係者たちが実名で登場するシリアスなんだかバカバカしいのかよくわからない小説。まあそれこそが作中で描かれている「妖怪」と同じなのかもしれませんが。
    自分は一つのエンタメ小説的な感じで楽しく読みました。最後のいろいろなフィクションから怪獣だの妖怪だの、著作権的にまあ許可はとったんでしょうけど、とにかくいろいろごった煮で出てくるのは馬鹿馬鹿しさを通り越してちょっとげんなりもしましたが。でも最後の最後でちょっとしんみり。
    そういう意図はあったのかどうかわかりませんが、結果的に追悼の作品になったのかもしれないな、と。。。

  • これほど「馬鹿」という活字の出てくる小説は、他にないんじゃないかしら(笑)。『どすこい(仮)』ほどではないけど、かなり可笑しなお話でした!
    テーマは大真面目で、最後は少ししんみり。一番強いのは、やっぱりあのお方なんですね...。
    面白かったけど、この半分くらいの量でもいいかも~。

  • 3巻にわたる長大な物語の完結編。
    政府は妖怪殲滅を宣言し、妖怪ばかりか娯楽すべてを敵視する世相となった日本は殺伐とした相互監視社会になってしまう。そんな中、妖怪関係者数人が政府に捕えられて…
    もう最後は妖怪大戦争状態でアニメ、特撮なんでもありのカオスがすごかった。全編とおしてバカな話なんだけど、ラストの水木先生にはホロリとしたかも。
    でも全3巻はちょっと長かった。

  • そうだったのか。
    帝都物語を読んでみたくなりました。

  • 妖怪マガジン『怪』の連載小説の3分冊のラスト。
    魔人・加藤保憲による日本倒壊計画、ダイモンを使役しての馬鹿吸収による、ゆとり喪失・世相の険悪化、そして妖怪出現の意味。ダイモンを倒した後のどんでん返し的危機に妖怪馬鹿たちはどう立ち向かうのか。
    架空人物2名(?)を除いて多分実名になっているフィクションだが、かなりなキャラ描写の方も多く、作品化が許容される作者の立場&人柄、関係者の器の大きさ、余裕とも無駄ともいえる馬鹿さを微笑ましく思った。
    妖怪、怪異、ホラーの関係者の違いや水木大先生の破格さ、怪獣、スパロボを含めた位置づけの違いの勉強になった。馬鹿たることの偉大さ大切さも分かった。水木しげるへの妖怪バカたちからの追悼本は、大先生に楽しんでもらえただろうか。
    17-7

  • 破に続いてななめよみ。
    百物語だからこのあとも続くかと思ったら、これにて了。
    最後までどうでもよくもう読み返すこともない。
    京極堂シリーズや巷説シリーズは大好きだったのに…

  • このお話わ、めちゃスケールのでかい戯言であるが、途中までわとても次元の高い「哲学」なのかもしれない、と半分眠りそうになりながらもほぼ1日掛けて読み通したのであった。すまぬ。m(_w_)m、この文章、主語と動詞と目的語やらなんやらが乱れているが、物語もまあそういうぐわいに乱れているので許されよぉ。

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虚実妖怪百物語 急 (怪BOOKS)の作品紹介

妖怪が出現して暫くすると、相互監視や娯楽施設の閉鎖がはじまり、日本中が殺伐とした空気に支配されていった。「怪」関係者の一部は政府によって捕らえられてしまう。妖怪関係者は奪還を試みるが……。

虚実妖怪百物語 急 (怪BOOKS)はこんな本です

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