砂に泳ぐ彼女 (角川文庫)

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著者 : 飛鳥井千砂
  • KADOKAWA (2017年6月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041049563

砂に泳ぐ彼女 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 自分の気持ちにうそをつかず、やりたいことを追いかける勇気を。
    というメッセージを全編から感じました。大学を出て、何がしたいんだろう、と悩んでいる若い人におすすめの本だと思います。

    だけど、一人の親としては複雑な気持ちになりました。結婚・出産・子育てと、女性にはやりたいこととのバランスが取りづらい時期があるのだけど、そういうのを捨てないとやっぱりやりたいことは貫けないのかなぁ、と。自分の気持ちに誠実に、ちょっとずつ前に進んでいく若い女の子の姿はすがすがしくていいのだけど・・・。うーん、オンナってほんと難しい。

  • 飛鳥井さんの書く女性はとても好きだ。
    この本に出てくるさやかは、だんだん強くなっていく。取捨選択をしながら強くなっていく。
    本当に大事なものは自分のもとに残る。
    なにやってるんだろう…っていう気持ちでもやもやする私に、残る言葉を与えてくれるような作品でした。

  • introduction───
    「はっくしょん!」
    大きなくしゃみが出た。鼻水がずるっと垂れてきそうになり、慌てて紗耶加は手で鼻と口を覆う。
    ─────────

    中盤、共依存寸前(というかもうそのもの)の恋人を断ち切ってからの解放感と躍動感が心地よくて一気に読み終えた。
    紗耶加をだめな恋愛から救いだしてくれるのが、恋人以外の男性ではなくて女友達の言葉であるところ、すぐに次の恋愛が始まって今度こそ恋も仕事もうまくいく…という展開にはならないところもいい。
    シンデレラストーリーではあるけれど、東京で自分の足で立とうと奮闘する女の子が女性に成長していく過程が丁寧に描かれている。

    2018年1冊目。
    紗耶加と圭介との関係性が変容していくあたりから、弟がどんな気持ちでこの本を貸してくれたのかを考えて申し訳ない気持ちになった。
    もしかしたら深い意味なんてなにもなく、ただ飛鳥井作品だから持ってきてくれただけなのかもしれないけれど。
    それでも、心当たりがありすぎて。

    倫世の言葉が胸に痛い。

  • ちょうど自分のことで悩んでいたので、読んで共感できる部分がたくさんあったし、頑張ろうって思えた。

  • か弱かった主人公が強く成長していく。その過程に、いろんな人たちとの出会いがあったからだろう。
    クズな元彼、智也とも結果的には強くなるための踏み台になっていた…。
    ちょっとしたシンデレラストーリー。

  • 携帯ショップで働く女性が地元での生活に閉塞感を覚え東京に出てくる。女性が居場所を見つける物語だ。
    飛鳥井さんはやさしい表現だけど人間の嫌な部分をうまく描いてくる。本作でもいろんな人物の微妙に嫌な部分をいくつも見せられた。男としては締め付けられるような感覚も味わった。
    それでも、希望や救いのある結末にしてくれる。だからまた読みたくなる。

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砂に泳ぐ彼女 (角川文庫)の作品紹介

どうして、こんなにがんばってるんだろう。

大学卒業後、地元で働いていた紗耶加は、やりがいを見つけられず息苦しい毎日を過ごすなか、思いきって東京に行くことを決心する。新しい職場で気の合う同僚に恵まれ、圭介という優しい男性にも出会うことができた。やがて圭介と半同棲をすることになった紗耶加だったが、彼の自分勝手な言動に次第に違和感を抱きはじめる。苦悩する紗耶加を救ってくれたのは、写真を撮ることだった。そして、思いがけない新たな出会いが紗耶加の運命を変えていく――。仕事や恋愛で揺れ動くひとりの女性の生き様を圧倒的リアリティで描いた、勇気と希望の物語。

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