- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041049785
感想・レビュー・書評
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Funyaさんのレビューを拝見して読みました。
Funyaさんありがとうございます!
当たり前だけど大切なことが書いてあります。
こんな酷い結婚をする人は少ないとは思いますが、子どもには言っておきたいことですね。
私も姪が三人いるので、この本を他の本に混ぜてクリスマスプレゼントに送ってあげようと思いこの本は購入しました。
〇女磨きってエステやネイルサロンに通うことではなくお寿司も指輪も自分で買おう。
〇娘が巣立つ日を迎えたら母親の立場は女友達どころか、元カレと心得るべし。元カレにできることは、万一傷ついて戻ってきた時には優しくしてあげること。それだけ。
〇家を出たいって言うんならちゃんと考える。月収20万円を目標に。
「シェアハウス」をするととんでもないことになる。
水商売はラクしてオイシイっていうのはウソ。
〇結婚する時は、夫に内緒の秘密の貯金をつくっておく。
母親なら娘が嫁ぐ時に虎の子を持たせる。
貧乏も、苦学も笑ってできるのは若いうち。
資格を取るなら早いうち。
〇糟糠の妻にはならないこと。
彼の夢を支えるんじゃなくて、自分の夢を叶える。
〇少しでもちゃんと稼げるように、早いうちから自分にできることをさがす。
〇結婚か仕事かだったら、どっちもとる。
〇子育てか、仕事かでもどっちもとる。
〇ダイヤモンドをくれる男より、一緒にリヤカーひいてくれる男がいい。
〇結婚する時は、必ず先に内緒の貯金を持って。
「今は離婚できる」と「いつでも離婚できる」では人生大違い。
〇どんな時でも、次の一手は、自分で考えて、自分が選ぶ。
王子さまを待たないで。
幸せは自分で取りにいく。 -
女の子はいつかは大人になる。
その道のりは平坦ではない。
好きなことをやろうとすると、男の子みたい、女の子らしくないと言われる。
大人になっても、女子力が低いとか、モテないとか、周囲からのちゃちゃが多すぎる。
だから、自分はもともとこういうもの、と決めつけて、だれかに頼って生きていこうとする。
頼ることは決して悪くないのに、行き過ぎてしまうのだ。
そんな、女の子たちにもう一度自分の足で立って歩けるように、しなやかに生きて行けるように声援を送っているのが本書だ。
「結婚か、仕事かだったらどっちもとってください」(132頁)
これに加えて今は育児だろうか。
全部取るのはとても大変、辛いことが多いかもしれない。
でも欲張りな私には、どれかを諦めるなんてできないのだ。
「ダイヤモンドをくれる男より、一緒にリヤカーひいてくれる男がいい」(133頁)
辛い時に一緒に何かをできる人、補える人。
理想だ。
そんな男なんていないよ!だって?
いないなら育てちゃえ!20年かけて。
「王子様を待たないで」(157頁)
たとえリヤカーを共に引いてくれる人がいても、その人は人間。
いつかは死んでしまう。
その時、途方にくれる泣き虫のお姫様じゃダメだ。
日本の姫は薙刀(経済力)は必修でございますぞ!
「道は一つじゃない。人生にも抜け道、けもの道がある」(53頁)
うまくいくことばかりじゃない。
思い描いた道とは違う道ばかり、道無き道を行くこともあろう。
でもそこにこそ新しい何かがあるかもしれない。
レールを敷く側になって、続く人たちがいつも安全に、レールの上を快適に進めるように。
でも、そんなパワフル母さんでありたいし、そうだとも思っているけれど......。
「くっついてきたあの時、もっと、ぎゅーっと、何度でも、抱っこしてあげたらよかった。
家なんて、もっと汚くてもよかった。洗濯物も、ためちゃえばよかった。
家事なんて全部あとまわしにしたらよかった。
もったいないことしちゃった。」(35頁)
この言葉に一番泣かせられるということは、子供達に寄り添えていないことをわかっているからかなあ。
うっとおしいくらい甘えん坊で、おしゃべりで、自分勝手で、泣き虫で、そんな、自分によく似た子供達のことを。
女の子が、生きて行くのは大変だ。
苦しいことも多いから、心に残る言葉が一つでもあれば、きっと、明日も生きていけるはず。 -
西原理恵子は、子育て中にアル中の夫からずっとDVを受けており、本書の中にあまり詳しくは書いていないが、壮絶な暮らしを余儀なくされていたようだ。若い頃から、かなりつらい想いをしてきたが、状況に流されずに、簡単に自分のことをあきらめずに工夫を重ねて今に至った人というのが、私の理解だ。
これから大人になっていく若い女性に対してのアドバイスという形をとっているが、自分に対して言い聞かせている、自分の生き方を振り返っているように、私には思える。そして、それは、上記のような状況を切り抜けた経験を持つ人しか語れない、しっかりとした内容だ。 -
期待通りのサイバラ節全開、そして女子へのエールがうんと詰まった母性溢れる優しい一冊でした。
誰でも時々足元がふわつくこともあります。あるいは自分の意思が及ばない、第三者のために苦しい状況に立たされるかもしれません。「知らなかった」では取り返しがつかない状況に陥る可能性も…。
だからこそ自分らしい生き方を自分の手で掴み取れるよう、自らの進んできた、そして進もうとしている道に自信が持てるよう、ぶれない“軸”を持つことが大切です。「覚えてほしいこと」とは「確固たる軸を持つこと」だと私は捉えました。自分の軸を、そして自分自身を守るための方法がこの本には書かれています。
20歳になる女の子へ書かれたものですが、20歳を過ぎた元女の子にも、20歳を迎える女の子を持つ元女の子にも、琴線に触れるフレーズと出会えると思います。
「お寿司も指輪も自分で買おう。」(「はじめに」より)
明日も仕事頑張ります! -
著書に触れるたび、サイバラさんの奥深さとたくましさ、そして過去の辛さと今を生きる喜びを新たにします。
女の子が~と書いてあり、たしかに女の子向けにかかれています。
でもむしろ、なんとなくフツーにやっていれば、どこかの会社のサラリーマンになれた時代のオッサンにこそ、読んでぐさぐさ胸にささる本です。
ほんとに家事ができる男性は、自分のことを「家事男子」とはいいません。
一人で生きていくことの意味を知ること。
そして、そのためにしておくべきことを知ること。
それができてないのは、案外、彼氏やダンナになる人、もしくはもうなっている男の方ですから。 -
母が成人したタイミングでくれた本。
だからこそっていうのもあるけどめっちゃ心に響いた。
なにかの節目で読み返したい本
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もっと子供の頃に、母と一緒に読みたかった。子育て中の人や、反抗期まっただなかの人と関わることがあれば、オススメしたい1冊。
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初西原さん。こんなに苦労してきた人だったなんて初めて知った。
日本人は我慢を美徳とするところがある,お寿司もダイヤも自分で買おうなど共感できることが多かった。娘を出産する臨月に読んだからか,思うところも多かった。私の母が背中で見せてきた様に,私も娘に女の人こそ賢く立ち回って上手く生きていかなきゃならないことを伝えたい。 -
アラサーです。とても心に刺さりました。
自分の足で人生を歩けるように、地盤を固めていかなければならない。人生何があるか分からないから、人頼りじゃ駄目だよなって改めて痛感させられました。
戦略を立てて生きていくこと大切ですね! -
子供(特に娘)がいる人には是非読んでほしい。
私も西原さんが母親だったら、どんな人間になっていたんだろう。
読んでよかったと思っていただけたなら光栄に思います。
実はこの西原理恵子さんのエッセイは出版されてすぐ読みました。まだ...
読んでよかったと思っていただけたなら光栄に思います。
実はこの西原理恵子さんのエッセイは出版されてすぐ読みました。まだブクログの存在を知らない頃です。
それから6年経ちましたが、読んだときの強烈な印象がずっと心に残ったままだったので、再び手に取ってレビューさせていただきました。
西原さんの実体験が赤裸々に描かれているので、相手の本性や現在の状況をきちんと見極めることや、危険を回避するための逃げ足の重要性がわかりやすかったですよね。
ひどい男と結婚したためにかなりの苦労をし(て離婚に至っ)た女性が周囲に何人かいらっしゃって、それ以前にこのエッセイが出ていればなあと詮ないことを思ったりしました。
現在の西原さんがお幸せそうなので、よけいに本書の西原哲学には信頼性があるように感じます。
まことさんのレビューも、いつも楽しみに読ませていただいています。これからもよろしくお願いします。
こちらから、コメントすべきところ、ご丁寧なコメントをありがとうございました。
私も以前にも、この本のことは...
こちらから、コメントすべきところ、ご丁寧なコメントをありがとうございました。
私も以前にも、この本のことは、どなたかのレビューかなにかで、読んだ記憶があったのですが、Funyaさんのレビューを拝見して、これは、三人の姪にも読ませたいと思い購入しました。
昨日、他の本に混ぜて、送りました。
(ちょうど、今、これをスマホに打ち込んでいたら、姪から、LINE電話がきて、届いたというので、面白くなさそうでも、みんないい本だから読んでねと言っておきました)。
ありがとうございます。
あと、その前に私がレビューした、『夫よ死んでくれないか』のレビューに出てくる、知人にも、この本のことを、言って、「自分で稼ぐ」というところを、話したら、その方も、凄い共感してくれて、「今日、その話が聞けたのが一番嬉しかった」と言ってくれました。
もしかしたら、私がFunyaさんの、レビューを拝見して、この本を読んだことで、4人の人を救うことになるのかも、しれません。
本当に、ありがとうございました。
こちらこそ、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
こちらこそ、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。