少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 240
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041051863

感想・レビュー・書評

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  • 平積みで面白そうだったので購入しましたが、当たりでした。

  • なんというか密度の濃い小説だった。すごく集中力を要求された。くだらない映画を量産する日本映画の監督たちにぜひ読んで欲しい作品だが、こんな暑苦しい大学生は今時いるんだろうか。

  • なんてロマンチックな青春小説!疾走感がきもちよかった。あと、ハッピーエンドで嬉かったー!!!

  • 物凄くパワーのある作品、、、
    特に後半は文章に込められた熱量が爆発してた、、、
    面白かった。

  • 友の遺した未完の映画、天井裏に住まう少女、映画に取り憑かれたものたち。
    主人公の迷走とともに物語は蛇行するが、はっきりとした目的が指し示されてからは一気呵成の盛り上がり。
    ミステリ要素も楽しい暑苦しくも爽やかな青春の物語。

  • いわゆる青春群像小説。NHKあたりでドラマ化しないかなーと思いつつ読了。
    主人公の妄想ならぬ暴想が楽しかったです☆
    主人公の十倉くんは二浪してまで東京のある大学に入学します。親からの仕送りはない苦学生。安いアパートに入居しましたがなんと天井裏から女の子が降りてきた!ってどんな展開!?
    癖強めの同級生たちにも囲まれて、これどーいうオチになるの⁇と、丁寧に読みました☆
    映画、ベスパ、苦学生、合コン、勉学の悩み、恋の悩み等々、ザ・青春☆でしたー♪

  • 面白かったです。森見さんっぽい…と思うところもありましたが、終盤の映画にかける熱量がすごかったです。主人公の暴想も、ぐるぐる考えるところも好きでした。さちの現実感の無い夢のようなところも、古風な口調と相まって良かったです。大学時代って、こんな風に自分たちにしかわからないようなことに情熱を傾けてたな、と思いを馳せました。「少女キネマ」、観てみたいです。

  • 計算された完成美に勝るのは計算し尽くされた不完全さらしい。

  • 一肇著
    「少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語 」
    読み進むほどに浅田次郎さんの「活動写真の女 」とかぶってしまう。

  • 「人生は一場の舞台でありそこでお前は何を踊るのか。」
    一気に読んでしまった。心の奥底に入ってきて、そのまま固まってしまった。これはなんなのか・・・展開がすごい・・十倉が一番・・
    「裸になれ、十倉」才条は恐ろしく真顔でそう告げた。「全て脱ぎ捨てろ。見栄もプライドも欲も恥も煩悩も。すべて捨て去ってただ駆けろ。」「答えはその先にある。」

著者プロフィール

小説家。「ニトロプラス」所属。著作に『幽式』、『フェノメノ』シリーズ、『少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語』、『黙視論』、『謎の館へようこそ 白』(共著)などがある。

「2018年 『僕だけがいない街 Another Record』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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