バック・ステージ

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著者 : 芦沢央
  • KADOKAWA (2017年8月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041051924

バック・ステージの感想・レビュー・書評

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  • いやぁ、なんていうかちょっとこのテンポ、くせになるねぇ。
    康子と松尾の奇妙なコンビ、言ってることもやってることも真剣なのにおかしくて、真面目なのに空回りしてて、なのに最後の最後にまるくおさまっちゃうって、いったい何のために苦労してたのよ!っていう。
    いや、苦労っていうほどの苦労でもないか、とにかく、このコンビ楽しすぎ!!
    けど、芦沢さんのすごいところは、このそれぞれの章のコミカルなあれこれとはうらはらに、その奥には笑って済ませられない社会的な問題も潜んでて。その問題をあえて笑っちゃうことで意識に残すっていう、なんともいえない奥の深さとからっとした爽快感とのサイコーのミックスブレンド。
    強く強く続編望む!!

  • +++
    バラバラのピースがぴったりハマったラストに思わず「ビンゴ!」と大喝采!

    新入社員の松尾はある晩会社で、先輩の康子がパワハラ上司の不正の証拠を探している場面に遭遇するが、なぜかそのまま片棒を担がされることになる。翌日、中野の劇場では松尾たちの会社がプロモーションする人気演出家の舞台が始まろうとしていた。「離婚したばかりのシングルマザー」「再会した同級生」「舞台に抜擢された新人俳優」「認知症の兆候が表れた大女優」舞台の周辺では、4つの事件が同時多発的に起き、勘違いとトラブルが次々発生。バラバラだったパズルのピース、それが松尾と康子のおかしな行動によって繋がっていき……。すべてのピースがピタリとはまったラストに、思わず「ビンゴ!」。毎日ストレスフルに働くあなたを、スッキリさせる「気分爽快」ミステリー!
    +++

    別々の場所で、一見無関係のように起こる出来事が、次第に一本にまとまり、パズルのピースがパタパタとはまるように一枚の絵になっていく。好きな設定なのだが、この物語では、一本にまとまる過程の爽快感があまり感じられなかった気がする。なので、ラストまでカタルシスを得ることができなくて少し残念だった。面白くないわけではないのだが、それぞれの事件が自分の好みからはちょっぴりはずれていたということかもしれない。個人的には物足りなさもあったが、愉しめる一冊ではある。

  • 芦沢央さんの最新刊。
    序幕と終幕の間にはさまれ、あわせてひとつの舞台として連なっている4つの短編。
    どれもラストに驚きが仕込まれていて面白かった。
    人が死ぬサスペンスでもなく、日常の謎的なものでもないけれど、しっかりミステリ要素があるから読み終えたときの爽快感がすごい。
    でも序幕と終幕はぶっちゃけ蛇足かも。澤口課長の不正を暴く展開は盛り上がりに欠けるというか、あんまり興味をそそられなかった。

    ところで「息子の親友」を読んで感じたのは、やっぱり母親視点の心理描写がうまいなあと。
    漠の耳たぶのときもそうだったけど、新しさがある。既視感がない。
    角田光代とか辻村深月とか、そういう先人の要素はあるんだけれどそれとも少しちがっていて、ハッとさせられる斬新な感情が多い気がする。

  • ナルホド。

    最後が残念な感じで終わるかと思っていたので
    よかった!

  • 今回は雨利終活写真館のような明るめの作風でした。
    ドタバタな連作短編集で面白かったです。

  • 連作短編集として、息子の親友だけがちょっと浮いてる様な気がしたが、序幕と終幕で上手く一体感を保っていた。
    各編の語り部が一人でドタバタして、最後鮮やかにオチがつくという良作だった。

  • 突然舞台制作に巻き込まれた主人公のドタバタを描くライトコメディ。
    気軽に読める。

  • 新入社員の松尾は、先輩の康子が上司の不正の証拠を探している場面に遭遇し、なぜかそのまま片棒を担がされることになる。
    翌日、中野の劇場では松尾たちの会社がプロモーションする人気演出家の舞台が始まろうとしていた。
    連作短編の形をとりながら、ひとつの舞台のまわりで起こる4つの事件が順につながっていく。

    コメディタッチで物足りなかった。
    (図書館)

  • 新入社員の松尾はある晩会社で、先輩の康子がパワハラ上司の不正の証拠を探している場面に遭遇するが、なぜかそのまま片棒を担がされることになる。
    翌日、中野の劇場では松尾たちの会社がプロモーションする人気演出家の舞台が始まろうとしていた。
    「離婚したばかりのシングルマザー」
    「再会した同級生」
    「舞台に抜擢された新人俳優」
    「認知症の兆候が表れた大女優」
    舞台の周辺では、4つの事件が同時多発的に起き、勘違いとトラブルが次々発生。
    バラバラだったパズルのピース、それが松尾と康子のおかしな行動によって繋がっていき……。
    (アマゾンより引用)

    最後そうなるかぁって感じで面白かった
    結局、パワハラ上司ってどうなったんだっけ?

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バック・ステージの作品紹介

新入社員の松尾はある晩会社で、先輩の康子がパワハラ上司の不正の証拠を探している場面に遭遇するが、なぜかそのまま片棒を担がされることになる。翌日、中野の劇場では松尾たちの会社がプロモーションする人気演出家の舞台が始まろうとしていた。「離婚したばかりのシングルマザー」「再会した同級生」「舞台に抜擢された新人俳優」「認知症の兆候が表れた大女優」舞台の周辺では、4つの事件が同時多発的に起き、勘違いとトラブルが次々発生。バラバラだったパズルのピース、それが松尾と康子のおかしな行動によって繋がっていき……。すべてのピースがピタリとはまったラストに、思わず「ビンゴ!」。毎日ストレスフルに働くあなたを、スッキリさせる「気分爽快」ミステリー! 本を買った人だけが「すぐに」「必ず」読めるお楽しみ掌編、特別収録!(詳しくは本作品カバー裏をご覧ください)

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