ある日うっかりPTA

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著者 : 杉江松恋
  • KADOKAWA (2017年4月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041052570

ある日うっかりPTAの感想・レビュー・書評

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  • あの杉江松恋氏がPTA会長に!その体験談が面白くないはずがない。いろんなことにぶつかりながら奮闘した日々の記録を興味深く読んだ。

    PTA、しかもその会長をするなんて、煩わしくうっとうしいことだらけであることは間違いない。あれ?と思ったことをそのままにせず、正面から向き合っていることに敬服。ほんと、PTAにまつわることって、なんかヘンだなーって思うことが多かった。自分は深入りせずテキトーに受け流してきて、まあそれで仕方がないやと思ってきたけれど、今になって考えれば、あれはやっぱり良くなかったなあ。

    だって、PTAもやっぱり「民主主義の現場」だもの。忙しいからとか、すごくめんどくさそうだからとか、いろいろ言い訳はあったけれど、自分の日常できちんと「生きた民主主義」の石を積めなかったのは痛恨。じゃあもう一回やって見ろと言われたら…、むむむ、これが難しいんだよねえ。杉江さんは立派だ。

  • ある日うっかり子供の通う小学校のPTA会長に推薦され、3期を勤め上げた経験を語った軽いテイストのルポルタージュだ。
    たくさんの「PTAの常識」ネタが出てくるのだけれど、これがまたことごとく「えっ、そうなの」と思うものばかりで興味深かった。
    そもそもPTAというのは個々に活動していて、地区によって方針ややっていることが全然違う、というのも初耳だったし、行政組織に組み入れられているというのも知らなかった。

    かなりソフトに書いてあるけれど、役員たちの間での軋轢があったことや、役員だった人たちのやんごとない家庭の事情も出てきて、日常は小説よりも奇なりだなぁとしみじみ思った。

    それにしてもPTA役員って本当に大変だ。

  • これはやたらと面白かった。おすすめ。なんとなく波風立てず回してる日本的組織の典型でも人のめぐりに恵まれるとここまでできるんだなあ、という組織変革本にも読めるし、ゆるゆると物珍しい世界を眺めることもできる。

  •  PTAには全く興味がなかったけど、もしかしたら自分も携わる機会が訪れるかもしれないと思って興味深く読んだ。

     いつか分からない未来の事を気にしたり、その場にいない人に対して大いに配慮したり、そんなことが行動の基準になる場合があり、そういったことに対して「違うだろ」とビシっと言っているところがよかった。

     著者の杉江さんが反骨心旺盛なところも読んでいて楽しかった。遠足で無駄な挨拶が長い事に対する意見の手紙がとくによかった。政治的な場面での駆け引きの参考になった。

  • 面白くPTAの実態について理解させてもらいました。私は妻に任せきりで、PTAの活動には一切携わらなかったので、愚痴を聞きつつ少しは理解していたつもりだが、間違っていた部分もあった。
    PTAの活動は多忙のようで、共働き世帯が圧倒的に多くなっているこのご時世に、このままのやり方が維持できるとはとても思えない。
    何もしていない私が言うのもなんだが、前例主義、ことなかれ主義で、何とか任期を無事やり過ごすことしか考えない人が多いようなので、改善がされていくとも思えない。
    高齢化が進む今、執行部はOBの仕事をリタイアした方にお願いするとか、地域社会で支えるしかないのではないかと思う。

  • PTAってほんと大変そう…
    子どもがいたらいつかはしなきゃいけないんだろうけど、会長とか無理…
    これは私というより、主人に読んでほしい一冊。かつてPTA会長をし、今は現役の自治会長である義父の長男、しかも家業を継いでるものだから、きっとお鉢は回ってくるにちがいない!でも無理無理無理〜〜
    「絶対引き受けんといてや!」と、脅迫に近い感じで勧めてみた。

    けど、お役所仕事に異を唱え、子どものことを第一に考え行動してくれる、著者のような人にこそ、会長さん、なってほしいと思った。

  • いやあ、面白かったです。

    これまでいろいろと役員をやってきた私としては、ひしひしと分かる、その気持ち。

    それにしても、著者さんは周囲の方を上手に巻き込める、お人柄も好感度高い方なのだろうと思いました。もちろん、ご本人の大変な努力がそうさせているはずですが。

    2年目がとても楽しかったでしょうね。

    ライターさんと言うだけあって表現が上手。提言も上手にされてあれこれと交渉事をこなしてこられたのだろうと思います。

    最後、「自分のためにやっている」と気づかれた点、本当にそうだと思います。共感しました。

  • PTA関連の本は、半分以上が今のPTAを批判していて、それに対してこんな改革をした、こんないいことがあってみんなに喜ばれた、とこれまた半分以上が自慢話みたいな本が多いのだけど、この本はとっても読後感が良かった。おかしいことは徹底的におかしいとしながらも、楽しめるところは楽しみ、会長としていたらなかったところは素直に認め、嫌なことはやらない。確かにほんとに不思議で不気味で浮世離れしてる組織だけど、ドラマはある。気づきもある。こんなに無理せずに気の持ちようでどうにかなる組織も珍しいのかもしんない。

  • 松恋さん、ごめんなさい。
    勝手にPTAで大暴れするぶっ飛んだ内容を想像しておりました。
    真面目にPTAの実情と経験を書かれた素晴らしい本です。
    現役の方、これからPTA世代になられる方、読んで損はありません。

  • 不思議な国PTA。

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ある日うっかりPTAの作品紹介

金髪、ヒゲ、サングラスのフリーライターがひょんなことから、息子が通う公立小学校のPTA会長に就任!自分には無関係な存在として大した関わりも持ってこなかったPTA。三年の任期を経て今、感じることとは――。

PTA会長になるのは簡単だ。(中略)なぜならば公立小学校の場合、自分からPTA会長をやりますなんて言い出す人間はほぼ皆無だからである。PTA会長に大事な資質。それは、おっちょこちょいであることだ。はい、おっちょこちょいです。私、自分でも自分がおっちょこちょいだと思います。そうじゃなかったら、PTA会長なんてなるわけがないじゃないですか――。(本文より)

【目次】
(一)PTAなんて別世界の出来事と思ってた
(二)俺の金髪に触るなよ
(三)教育者なんてガラじゃない
(四)みんなでチームになりましょう
(五)がんばらない、をがんばろう
(六)うちのPTAだけ変じゃないですか?
(七)みなさんの力を借りたいんです
(八)未来の行事より今が大事さ
(九)PTA、辞めちゃだめなんですか?
(十)PTAはちゃんと卒業すべきものだ


「PTAの常識」は日本の常識じゃなかった!――白河桃子氏(ジャーナリスト)

おかしなことは、変えられる。いらないものは、やめられる。
変人PTA会長が、小さな革命を起こした!――荻上チキ氏(評論家)

ある日うっかりPTAのKindle版

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