うちの執事に願ったならば (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 407
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041052716

作品紹介・あらすじ

執事・衣更月と衝突しながらも、当主として奮闘する烏丸花穎。夏休み唯一の友人との予定に心躍る花穎だが、道中でトラブルに巻き込まれてしまう。一方、主人に同行を許されない執事の夏休みの過ごし方とは……!?

感想・レビュー・書評

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  • 新シリーズになっても相変わらずな主従。と思いきや確実に距離は縮まっていて、なにやらむずかゆい心地です。

  • 裏で暗躍している衣更月が素敵。
    自分のなした事を認めてもらおうとか評価を欲しがるとかが無くて、ただ主人のためにという献身が凄い。
    龍宮の使用人では、花穎が無邪気と素直通り越してしまったように見えるけど、執事と主人との関係性は興味深い。

  • 新シリーズ突入!ってことで、何か変わるのかなと思ったらそうでもなかった(苦笑)
    今回はほっこりする話と泣ける話だった。

    棗の家にお泊まりに行く話はほっこりした。
    そうだよね、違うところがある。それは変えられない。
    それを棗はとても冷静に分かっていた。
    花穎はお坊ちゃまで、棗は一般人。その違いをきちんと分かっていた。
    いくら花穎が棗に合わせようとしたところでその違いは埋められない。
    棗はそれをずっと感じていたんだろうな。
    花穎が気遣って合わせていたことに。
    それをやめてほしくて、対等でいてほしくて、今回のお泊まりでのお祭りに誘ったんだなぁ。
    花穎はいい友達を持ったよな。
    花穎の大学生活は本当に良いものになりそうだな。

    その裏側の話が読めて楽しかった(笑)
    花穎と棗が友情を確かなものにしていく裏側で、衣更月が奔走していた。
    お休みを貰ったけれど、執事としてやはり主が初めての友人宅でのお泊まりという一大イベントを前に休めないよね(苦笑)
    花穎と棗がのほほんと祭りを楽しんでいる間の奔走している様子が分かって楽しかった。
    それに、あのお祭りの火事騒動にも裏で暗躍している者達がいた。
    ただの火事って訳じゃなかったんだなと驚いた。
    それにしても、衣更月がどんどん執事らしくなっていっててちょっと感動。

    最後の話は泣いたわ~!
    あれはずるい…。
    『助けて執事(バトラー)』か。
    魔法の言葉は効いた。
    健忘症になった老執事だけれど、魔法の言葉、執事には刷り込まれているその言葉にちゃんと反応した。
    そして、自分が使えているお嬢様の髪を結ってあげた。
    ほんと涙腺に来る話だった。
    それにしても花穎の勘違いは流石に無いだろうとちょっと引いてしまった。
    もうちょっとどうにかならんかったのかあれ。
    年齢的にも年を取ったとは思わないだろ……。

  • 花穎の天然ぶりに「おおーい、それはないぞ」と思った(苦笑)。
    赤目さんがいて(いや、彼も相当とんでもない人だが)良かった。

  • このシリーズで一番面白かった。
    第2話では、初めて大学の友人の家にお泊まりする花穎をはらはらしながら見守る衣更月姿が微笑ましかった。
    第3話では、執事とお嬢様のつながりの深さや執事の生き様が、切なくも美しかった。

  • シリーズ最新作。
    タイトルが変わったので何か大きくストーリーが動くのかと思ったら、そうでもなかったw
    ちょっとホラーっぽいメインストーリーは面白かった。

  • これはミステリ?
    とても高里椎名でなるほどとなった。

  • 花穎が普通に友達と過ごそうとしているだけで微笑ましい。
    石漱くんと仲良くなっていく様にニヤける(笑)

    そして相変わらず衣更月は有能すぎて…
    おそらく何かしらかしてると思ったけど、やっぱり。
    ツイッターの書き換え?のあたりとか
    犯人のやったこととかは私の頭が追いつかないせいでよくわからなかったけど
    華麗に何事もなかったかのように秘密裏にコトを収める衣更月、惚れ惚れする!

    後半、おとぎ話のような世界は夢オチもありうるかと思ったけど、さすがにそれはなかった(笑)
    執事は何を忘れても根っこまで見に染み付いた主人に対する思いとかがあるんだなぁ、と。

    新シリーズ?タイトル?になってますが
    変わらず面白く読み進んでいます(*´∀`*)

  • 第2シリーズ開始!
    面白かった〜!
    如月の執事としての徹底ぶりにも笑った笑った!
    最後の話も面白かったなぁ。
    感動!

  • 新たなシーズンになった
    衣更月はかえーが一人の時はストーカーのようにかえーの近くにいるなぁ

    前作までのトゲトゲしさが柔らかくなったと思う
    そしてかえー可愛い
    かえーとお泊まり会したいな
    かえーが可愛くてたまんなかった

    早くアニメ化してほしい

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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