鹿の王 3 (角川文庫)

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著者 : 上橋菜穂子
  • KADOKAWA (2017年7月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041055090

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鹿の王 3 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • そうか、そうだったんだ。
    ようやく見えて来た陰謀の全容は、単なる個人の犯行ではなく、思っていた以上に深く広いものだったんだね。
    支配した国とされた国。
    その民たちの想い。
    そしてキンマの犬という、ある意味特別な力。
    それらが重なり合った末の出来事だったんだ。
    こういう重層的な物語は、うん、さすがは上橋さんだなあ。

    ユナを追うヴァンは次々と重要人物と出会っていく。
    自分を追っていたサエを助け、共に道行き、
    陰謀の主導者たちの元を去り、逆に追いかけ、
    そしてついに、ホッサルと出会った。
    二人の出会いは、この先どんな新しい展開を産んでくれるのだろう?
    物語の終盤に何があるのか。
    もう一度国を揺るがすような展開が待っているのか?
    すごく気になる。
    皆にとって幸せな大団円があることを祈りたい。

    そういえば谺主とか、投げっぱなしの伏線があるんだけど、ちゃんと回収されるのかな?

  • 段々と、謎が溶けていくようで、さらに深みへと引き込まれます。
    体の変化?みたいのは、なかなか他の小説にはないけど、すんなり受け入れられる。
    ちょっとした恋愛的な要素も入ってみたり、四巻が楽しみ!

  • キンマの犬、黒狼熱、飛鹿、罹患する者、しない者、繋がりそうで繋がらなかった事が、だんだん絡まってくる。スリリング
    そうくるか!期待を裏切らない、期待以上のおもしろさ

  • サエとヴァンの今後も気になるが、またこの終わり方ー!
    一体どう展開するのー?!
    4巻に続く

  • 面白すぎた。同じ言葉がなくても、概念がなくても、必要であれば、知恵を絞れば生み出せる。アニミズム医学ファンタジー、なのだろうか。
    飛鹿に乗ったときの風を感じられた気がした。あのイキイキとした描写が大好きだ。(4冊同感想)

  •  綿密に造り込まれた世界設定と展開に、ともすれば置いて行かれそうになりつつ(汗)、ユナに癒されつつ、最終巻に突入します! ヴァンもホッサルもそれぞれに格好いいけど、それ以上にサエとミラルが素敵格好いい(笑)

  • 主人公たちが集結。。
    次巻に続く。

  • 読書の時間がなかなか取れず、読むのにかなり時間がかかってしまった。おかげで、たまに開く度に設定を思い出すのに時間がかかった(笑)
    それでも魅力を失わない世界観。いよいよクライマックス。黒幕は誰なのか?とドキドキが段々高まる。

  • 故郷を追われた火馬の民。キンマの犬によってアカファを取り戻そうとする犬の王 ケノイ。しかし、第9章 トゥーリムの思考で読者は、もはやアカファが東乎瑠がいなくては成り立たぬ国だということに気付かされる。東乎瑠は寄生虫ではなく、庭師。東乎瑠が去ればアカファは枯れる・・・。
    解説で西 加奈子さんが書いているように、この物語にははっきりとした悪役やヒーローはいない。それぞれがそれぞれの思惑を持ち、それぞれの理を持ち、それぞれの生き方を信じている。
    それ故に、上橋さんがこの物語をどこへ導くのか、ようやく出会った主人公2人がどう動くのか…気になります。完結巻へ続く。

  • おかしいとは思っていたんだ。後追い狩人の中でも素晴らしい腕を持つというサエが、怪我をしていたとはいえ、なぜ2年の間ヴァンの前に現れず、ヨミダの森で偶然のように遭ったのか。しかし、その時から怒涛の展開が始まっていたのである。

    「鹿の王」は書き下ろしだ。この書だけで、一つの世界を造ってしまったのだから、一つの書に「書かれていない」様々な思惑を入れ込むのは、当然かもしれない。以前の作品よりもかなり大人向きの書物になっている。ホッサルとミラルの大人の恋も描いているし。

    敵対する大国の狭間に存在していた小国の、生き残り戦略、小さな部族の、しかし忘れらない恨み、その真髄を知ってもなお、「戦は、自らの手を汚してやるものだ。おのれの身の丈で、おのれの手が届くところで」と言い切るヴァンの強さ。複雑な国のパワーゲームのなかで、人の生きる道をさりげなく示す。これも、確かに大人の物語ではある。

    2人の主人公がいるということでも、かなり異色の物語である。物語の終盤に入った3巻の最終章で、ついに出逢う2人。おそらく、これ以降、ラストに向けて突っ走るのだろう。

    2017年8月22日読了

  • ヴァンとホッサルがやっと出会います。
    他にも色々な再会のある巻です。サエや暁とのシーンは感動しました。

  • 感想は「4」で。

  • 全く無駄な箇所がない.練りに練られたプロットと,流麗な文章で次巻に誘われていく.

  • 登場人物が近づいて、


    裏事情もだんだん明るみに出てきて


    物語の佳境に入った感。


    主要キャラが一同に会し


    この後どうなるのか


    ヴァンとサエの意味深な距離感は?


    ユナはどうなるの?


    と期待を膨らませつつ次巻へ

  • 相変わらず、生真面目で追い立てられるような状況にいる登場人物ばかり。ストレスフル。
    でも面白い。医療的な事も概ねちゃんとしている。
    上橋女史の書くラブシーンは全くときめかないのだが、なぜだろう・・・

  • 病の力で故郷を取り戻すという妄執に取り憑かれた民族の企みと、国を維持していこうとする王たち、病を治そうとする者たちが、結びついていく。

  • ついにヴァンとホッサルが出会う。
    それぞれの民の事情や犬を操っていたのがだれか、病の原因は何かというのが明らかになってくる本作。
    クライマックスに向けてキャラが集結し次巻の内容が非常に気になる。

  •  幼いユナを追うヴァンは、ついにホッサルと出会い、謎の病の秘密が少しずつ明らかになっていく。

     1,2巻続けて読み終わり、この3巻が出てくるのがとても待ち遠しかったです。

     前巻まで追われる者ヴァンと追うものホッサルの物語がそれぞれ進んでいましたが、この巻でやっとこの二人が出会うことで、物語のスケールがさらに大きくなった感じがしました。

     独特の世界なのに、今のこの社会の矛盾を映し出しているかのようで、自分を取り巻く世界と比べながら考えさせられました。

     次巻の結末がとても気になってしょうがありません。

  • ただのファンタジーではない。自然の摂理、生命の根源、生命の連鎖を今更に納得できる。そしてミラルやサヤなど勇敢な女性達の賢さに羨望と敬意を。やっとユナに再会できたヴァン。それよりも、ヴァンの飛鹿"暁"との再会。ヴァンに(は)従順な暁の可愛らしさといったら(涙目)。と、ここで表題を思い出す。黒狼より鹿。西加奈子氏の解説も良い。

  • ここ2週間ほどさして読みたい本もなく、通勤電車の中でもボーッと過ごしていたが、予約していた本が届いたので、仕事のことを思い出したくない暇な日曜日に、高校野球は大阪の決勝戦を斜めに見ながら、一気に読み下す。
    攫われたユナを追って<火馬の民>の集落に辿り着いたヴァン。前巻終盤に捕らえられたホッサルは<沼地の民>の郷で黒狼熱の謎に少しずつ近づく。
    火馬の民、山地の民、沼地の民、アカファ、モルファ、オタワル…、それぞれの思惑が明らかになっていき、朧だった物語の輪郭がはっきりしだす。漸く面白くなってきたよ。
    さてさて、どう収束するのか、ヴァンとホッサルが相見えたところで最終巻に to be continued.

  • 話が繋がり出して、ページをめくる手が止まらない。 ラスト一巻…もったいなくて読めない…

  • ついに色んな流れが合流。ユナかわいい。サエも素敵。
    国の移民、政治、民族信仰の話がリアルで、どれが正義と言うことでもない、と言うのは納得。即次巻!

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鹿の王 3 (角川文庫)の作品紹介

攫われたユナを追い、火馬の民の族長・オーファンのもとに辿り着いたヴァン。オーファンは移住民に奪われた故郷を取り返すという妄執に囚われていた。一方、岩塩鉱で生き残った男を追うホッサルは……!?

鹿の王 3 (角川文庫)のKindle版

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