オリンピックがやってきた 1964年北国の家族の物語

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041055724

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  • 1964年、オリンピック開催直前の青森で暮らす人々の話。

    青森版3丁目の夕日的なストーリー。
    西洋の奥さまと女中のおトキ、前田家の面々、みんな田舎町でのんびり暮らしている。
    奥さまはタロットカードで近所の人の悩みを解決したり、前田家の孫娘民子は、学校でたんぽぽ会なる仲良しグループに所属したり、カラーテレビを月賦で買った前田家の三男昭次はささやかな恋に胸をときめかせたり。
    老人達の集まる長谷川医院の話、嘆き節が良かった。

    私自身はまだ生まれる前、でも、なんとも懐かしい気持ちになる暖かな優しいお話でした。

著者プロフィール

1964年青森県生まれ。2006年『闇鏡』で第18回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。『幻想郵便局』がベストセラーとなり、以降、「幻想」シリーズで人気を博す。他の著書に『ある晴れた日に、墓じまい』『うさぎ通り丸亀不動産 あの部屋、ワケアリ物件でした!』『オリンピックがやってきた 猫とカラーテレビと卵焼き』「おもてなし時空」シリーズ、「仕掛け絵本の少女」シリーズなどがある。

「2023年 『キッチン・テルちゃん なまけもの繁盛記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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